交響曲第1番、序曲集、『ガレンベルク伯爵』変奏曲 クリストフ・ケーニヒ&ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
商品ユーザレビュー
-
(1 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
Tan2 | 神奈川県 | 不明 | 2021年07月06日
このHMVの曲名表記に記されている作曲者の正没年は間違いで 1804〜1875 が正しい。その程度にマイナーな作曲家かな。 ルイーズ・ファランは、ベルリオーズの1歳下、シューマンやメンデルスゾーン(1810年生まれ)、リスト(1811年生まれ)、ワーグナー(1813年生まれ)とほぼ同時代の女流作曲家です。その意味でファニー・メンデルスゾーン(フェリックスの姉、1805年生まれ)と同世代、クララ・シューマン(1819年生まれ)の先輩にあたります。 作風はドイツ・ロマン派に近く、「メンデルゾーン」といっても通用しそうです。オーケストレーションはシューマンよりも上手いような。 パリ音楽院初の女性教授とのことで、管弦楽曲がシューマンに絶賛されるなど、存命中は国内外で活躍し評価されたようですが、女流作曲家ということもあり、没後は忘却・無視されたようです。 そんなファランの交響曲を「実際の演奏」として聴くことができるようになったのは意義深いことだと思います。 交響曲第1番は、作曲者37歳のときの作品で、なかなか楽想や機転に富んだ、充実した内容の音楽だと思います。 序曲も、まるでモーツァルトの交響曲の序奏のような荘厳な開始、メンデルスゾーンを思わせる軽快さと色彩感の曲です。 演奏は、曲の真価を味わうには十分な水準で、きびきびと小気味よいです。録音も良好です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示