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CD ハンス・スワロフスキー・ボックス(11CD)

ハンス・スワロフスキー・ボックス(11CD)

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    murakeny  |  京都府  |  不明  |  2021年12月09日

    スワロフスキーはConsert Hall Societyで購入した昔のLPと、その後に出されたCDでも幾つか持っている。 クラシックを聴くようになったのは高校生だったので既に半世紀を過ぎている。中古レコード屋では今でも懐かしいジャケットを見るとつい買ってしまうのです。 この10年位は各社から上記音源のミュンシュやシューリヒトなどのBox-CDが数多く出るようになってうれしい限りです。 そして今回のスワロフスキー、マーラー3番が目に入ったので購入したが、期待以上の音質と、1963年(!)のスケールの大きいきっちりした演奏に感激した。 またボーナスCDもLPでのそれと重なるものの、チェコフィルとウイーン響 が最初の6曲では交代々々に入っており、大変興味深く楽しんで聴いた。 Profilレーベルはいい企画だが やや割高に思えたものの、同様の企画ものが発売されればと思う。

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  2021年03月07日

    数々の名指揮者を送り出した事で有名なハンス・スワロフスキー。 教育者としての功績が高いですが生前は自身も指揮者として活躍し、意外とかなりの録音を残しています。 ですが、CD時代になってからはタキシードや日本コロムビアでまとまって復刻された以外は殆ど復刻されず、協奏曲の伴奏等のみCD化されているぐらいの他、駅売CD盤などに名前を勝手に使われているせいで、スワロフスキーの本当の演奏を聴くのは難しい状況でしたが、このBOXの登場のおかげで、スワロフスキーの音楽を簡単に耳にする事が出来ます。 このレーベルらしく、CDは薄いペラ紙に入っているのですが、これはなんとも安ぽい他、CDが取り出しにくいので、あまり良くありません。 実際、何枚かは製造時に付いたであろう、キズやスレがありました。 ただ、その分コンパクトではありますが・・・ その一方で入手困難な音源がここまで揃っているのは本盤の最大の売りです。 CDの内容を簡単に書くと以下の通り CD1→ハイドンの交響曲集。 演奏はウィーン・アカデミー室内管弦楽団、ウィーン交響楽団、ケルン放送交響楽団。 この中では交響曲第70番が良い演奏だと思いました。 CD2→モーツァルト作品集でグルダとの協奏曲に、アイネクライネというもの。 グルダのピアノ協奏曲は日本コロムビアからも発売された個性的な名演、アイネクライネは速めのテンポで引っ張る好演。 CD3→ベートーヴェンの作品集です。 この中ではウィーン国立歌劇場管弦楽団を振った英雄がウィーン情緒たっぷりで良い。 楷書体な部分もあるけど、なんとも言えない味があります。 CD4→シューベルトの交響曲第8、第9番をウィーン国立歌劇場管弦楽団を振った録音。 ウィーンらしい柔らかな音と、スケールの大きな演奏は隠れた名演と言える。 CD5→メンデルスゾーンの協奏曲を集めた内容。 まず最初はギトリスによるヴァイオリン協奏曲。 出だしから中々早いテンポで最後まで引っ張ります。 ゆっくりしたテンポで品良く演奏される事が多いこの曲の中では異色ですが個性的と言えます。 2台のためのピアノ協奏曲は珍しい作品ですが、フルゴーニ、ムラゼクのピアノによる安心して聴ける演奏。 オケはウィーン交響楽団で、スワロフスキーの指揮は立派な物。 CD6→マーラーの交響曲第3番をベルリン放送交響楽団に客演したライブ。 前半1〜3楽章を収録。 ホルンの勇壮な旋律や骨太な音楽を聴くと、日本ではスワロフスキーの事を模範的でつまらないと評価されがちだが、それが的外れなのがよく分かる。 CD7→マーラーの続きと、シェーンベルクの作品集になっている。 マーラーは引き続き骨太な演奏で、集結部の充実した鳴りは見事。 このマーラーはCDの中でも聴きどころの一つ。 シェーンベルクは意外なレパートリーだが、しっかりと丁寧に捌いてるのは流石だろう。 CD8→ブラームスの作品集。 ピアノ協奏曲も悪くないのだが、面白いのはハンガリー舞曲。 テンポの設定が自由で、表情豊かな演奏だ。 ここでのウィーン国立歌劇場管はあまり上手くないが雰囲気は良い。 CD9→リヒャルト・シュトラウスの作品集となっている。 ケルン放送交響楽団の演奏で少々楷書体のような部分もあるが、スケールの大きな演奏である。 オケも上手い。 CD10→チェコ・フィルハーモニー管弦楽団とウィーン交響楽団によるワーグナー作品集。 この中ではウィーン勢による演奏が良く、スケールの大きいニュルンベルクは聴きどころ。 CD11→このCDはボーナスで、J.シュトラウスの作品集。 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団が3曲、残りがウィーン国立歌劇場管弦楽団。 チェコ・フィルとの演奏も良いが、ウィーン国立歌劇場管との演奏はウィーン情緒たっぷりのウィンナ・ワルツで素晴らしい。 惜しくもボーナスだからか、録音が良くないのが残念だが。 録音は全てアナログで、ADDです。 大体は1950年代の録音で、年代の割には良い音質が多いと言えるのではないでしょうか。 数少ないスワロフスキーの音源が聴ける盤としてお勧めです。

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