フェレンツ・フリッチャイ 理想の音楽を追い続けて

大脇利雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865981056
ISBN 10 : 4865981055
フォーマット
発行年月
2023年02月
日本
追加情報
:
368p;19

内容詳細

目次 : はじめに / ■第一章  幼少期から大学卒業まで 生誕 / 生誕 / あらゆる楽器を習得 / クラスでアンサンブルを編成、指揮 / フランツ・リスト音楽院に入学 / ラジオ放送で初めてオーケストラを指揮 / 実習生のオーケストラを育成 / イムレ・パロとの出会い / ◎コラム1 芸風〜「トスカニーニ」と「フェトヴェングラー」 / ■第二章 セゲドで指揮者として活動開始、実力を蓄える / セゲドの指揮者に応募 / 十九歳で指揮者として活動開始 / 軍楽隊でのエピソード / セゲド・フィルの指揮者に就任 / パロとの交流 / オペラ指揮者として / 第二次世界大戦の影 / ブダペストの地下に潜む / ブタペストで戦後、最初の演奏会を指揮 / ブタペスト国立歌劇場にデビュー / 《ルチア》上演 / ◎コラム2 リハーサル〜「正確」から「正しい表現」へ / ■第三章 ウィーン客演とザルツブルク音楽祭デビュー / 《カルメン》でウィーン国立歌劇場デビュー / ウィーン芸術週間への招待とザルツブルク音楽祭でのクレンペラーの補佐役受諾 / ブタペストに戻り、スコアを研究 / リハーサル / センセーションを巻き起こした《ダントンの死》初演 / ウィーン国立歌劇場で挫折 / ブタペスト国立歌劇場の二人の指揮者 / 重要な出会いをもたらした一九四八年、ザルツブルク音楽祭 / ◎コラム3 リハーサル〜曲から想起されるイメージ、色彩〜 / ■第四章 ベルリン・デビューとRIAS交響楽団首席指揮者就任(第一期ベルリン時代その一) / ベルリンへ行くには / ベルリン・デビュー / シルヴィアとの出会い / RIAS交響楽団の再編成と録音開始 / ベルリン市立歌劇場で《フィデリオ》を指揮 / ワーグナーの伝統を継承 / 一九四九年、ザルツブルク / シルヴィアと再婚、ベルリンでの生活 / ◎コラム4 最初の妻、マルタについて / ■第五章 RIAS交響楽団を一流オーケストラに / RIAS交響楽団を育成 / ベルリンでの演奏会から / RIAS交響楽団との演奏旅行 / 現代音楽、ハンガリー作曲家の曲の紹介に尽力 / ベルリン市立歌劇場の音楽総監督を辞任 / エルマティンゲンを終の棲家に / 旅する指揮者 / ハスキルとシュターダー / RIAS交響楽団の自主運営移行 / アメリカ・デビュー / ◎コラム5 より理想とする演奏を目指して / ■第六章  ヒューストン、ミュンヘンでの活動 / ヒューストン交響楽団の常任指揮者に就任 / 幻となったヒューストン交響楽団五か年計画 / フリーランスとして活動 / バイエルン州立歌劇場で《オテロ》上演 / イスラエルに二度目の客演 / バイエルン州立歌劇場の音楽総監督に就任 / ミュンヘンでの生活 / 音楽総監督としての管理 / ベルリンへの客演 / その他の都市への客演 / ドイツ・グラモフォン初のステレオ録音 / 《世界の調和》をめぐるトラブル / ユーロビジョン公開演奏会とキュヴェリエ劇場再開 / 病床 / ◎コラム6 気質〜「独裁型」から「協調型」へ / ■第七章 晩年(第二期ベルリン時代) / ベルリンで活動再開 / 一九五九年、年末の旅 / バイエルン州立歌劇場への客演 / ベルリン・ドイツ・オペラの芸術顧問に / 演奏後のしばしの静寂――感動的だったブラームス四番 / 《モルダウ》のリハーサルと本番をテレビ収録 / 一九六一年二月〜四月 / 一九六〇年九月、十月 / 一九六一年四月〜六月、ベルリン放送交響楽団と演奏旅行 / 一九六一年、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭 / ベートーヴェン、交響曲第五番 / ベルリン・ドイツ・オペラこけら落とし / ウィーン・フィル定期 / 《魔法使いの弟子》、《ハーリ・ヤーノシュ》テレビ収録 / ベルリン最後の演奏会、ハイドン《四季》 / 一九六一年、最後となった旅 / 再び病に倒れる / ◎コラム7 フリッチャイを蝕んだ病気について / ■補完 / ■付章 特に忘れ難い演奏 / あとがき / 参考文献・写真記録の出典 / 資料 ディスコグラフィ

【著者紹介】
大脇利雄 : 1958年6月、群馬県安中市生まれ。1982年、筑波大学第一学群自然学類(数学主専攻)卒業。同年日本国有鉄道入社、1987年、国鉄分割・民営化に伴い東日本旅客鉄道株式会社に入社、安全対策部門で16年勤めた後、籠原運輸区副区長、安中榛名駅長を歴任。2011年、JR東日本メカトロニクス株式会社に出向、2019年6月、定年で退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • のっち♬ さん

    ファン歴50年の著者の本職は鉄道屋。詳しい音楽論はフリッチャイの自著に譲り、本書はその生涯を証言や文献の引用と共に時系列で辿る。若くして出世したために彼は音楽家よりも才能を理解できない運営との摩擦に悩んだ。独裁型から協働型へ、新即物主義からロマン主義へ、音源と照応するに転換の兆候は発病以前から見られる。大胆な表情づけはしてきたし、晩年も"トスカニーニより速く大音量で"という若い頃のスローガンが時々顔を出す。この時代の指揮者にしては人当たりも面倒見も良い方。W不倫からの再婚、マニアックな音源紹介も興味深い。

  • コチ吉 さん

    晩年その風貌や音楽表現がフルトヴェングラーに酷似してきたと言われるフリッチャイだが、若い頃はトスカニーニを手本としていたらしい。頭角を現してから20年程のキャリアというのはいかにも短かい。マタイ受難曲の演奏を望んでいたそうだが、きっとメンゲルベルクやフルトヴェングラーのような、濃厚ロマン主義の演奏とは異なる名演になったことと想像する。

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大脇利雄

1958年6月、群馬県安中市生まれ。1982年、筑波大学第一学群自然学類(数学主専攻)卒業。同年日本国有鉄道入社、1987年、国鉄分割・民営化に伴い東日本旅客鉄道株式会社に入社、安全対策部門で16年勤めた後、籠原運輸区副区長、安中榛名駅長を歴任。2011年、JR東日本メカトロニクス株式会社に出向、2

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