優れたデザインにとってコンセプトが重要な理由 使いやすく安心なソフトウェアを作るために

中島震

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784621308134
ISBN 10 : 4621308130
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
追加情報
:
326p;21

内容詳細

ソフトウェア開発では、何(WHAT)を作るかと如何にして(HOW)作るかを分けて考える。ユーザが感じる利用時の品質は、WHATとして整理した機能・振舞いに依存する。だが、ソフトウェアに限らず人工物は、達成する目的(何故(WHY)を開発するのか)があって作られる。本書では、WHYを明確にすることが、利用時の品質の本質的な側面であるとし、WHATと同じ抽象レベルで整理した機能・振舞いをコンセプトと呼ぶ。コンセプトの目的を明らかにし、ブレなく一貫した思想の下にデザインすることで、ユーザ・開発者双方にわかりやすいソフトウェアシステムを得ることが可能になる、という考えの下、デザインの品質向上に直接適用可能な技法を紹介し、ソフトウェアに対する新しい捉え方を提供、ソフトウェアデザインにおける豊かな理論に基づく原則の存在を示す。ソフトウェア、デザイン、使いやすさに興味を持つすべての方にお薦めの書。

目次 : 第1部 動機(本書執筆の理由/ コンセプトの発見/ コンセプトの効果)/ 第2部 基礎(コンセプトの構造/ コンセプトの目的/ コンセプト合成 ほか)/ 第3部 原則(コンセプトの特異性/ コンセプトの親しみやすさ/ コンセプトの完全性 ほか)/ リソース

【著者紹介】
Daniel・Jackson : マサチューセッツ工科大学教授

中島震 : 国立情報学研究所名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yujiro takeda さん

    「コンセプト」を使ったデザイン方法について説明した本。UX5段階モデルの構造レベルあたりに使えるもの。この本における「コンセプト」はD.A. ノーマンのいう「概念モデル」を具体化したものと、解釈した。誰のためのデザイン?でも概念モデルは重要なものだが、抽象的であるため、実務で扱うと会話が空中戦になりがちだった。それをこの本では「コンセプト」として言語化し、具体的なものとして扱うことができる枠組みを提供している。ぜひUXデザイナーやPMの方々に読んで欲しい一冊。

  • Jey.P. さん

    本書におけるコンセプトは一般的な日本語の「コンセプト」ではなく、ソフトウェアを設計・コーディングする際に用いるユーザーのメンタルモデルを中心とした最小単位の機能、という感じ。コンセプトの概念の説明と、コンセプトの問題の様々な実例。パタン・ ランゲージとかにも近いかな。面白い話はあったが、想定していたものと違ったことと、訳文があまり良くなかったのもあり、あまり頭に入らず。概念は面白い。もっと文化人類学的なアプローチがコーディングにも必要なのかもしれない。

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