人間って何ですか? 集英社新書

夢枕獏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207361
ISBN 10 : 4087207366
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
追加情報
:
193p;18

内容詳細

なぜ人間はこの宇宙に存在しているのか、もしも人間が存在しなかったら…?作家・夢枕獏が、各界の最先端に身を置く第一人者と真剣勝負!最も根源的な問いに答えるべく、脳科学や物理学、考古学など、ジャンルに捉われぬ様々な切り口からその解を探った。超豪華メンバーとの対談から導き出された、究極の人間像とは?書下ろしによる解題も収録。

目次 : 第1章 ヒトに自由意志はあるのか(池谷裕二(脳研究者))/ 第2章 宇宙は人間に「ちょうどよく」できている(佐藤勝彦(宇宙物理学者))/ 第3章 縄文の精神に持続可能性を学ぶ(岡村道雄(考古学者))/ 第4章 人類という種の来し方、向かう先(長沼毅(生物学者))/ 第5章 人間の命だけが尊いのか(島薗進(宗教学者))/ 第6章 ダイオウイカの追跡から見えた、人間の可能性(窪寺恒己(海洋生物学者))/ 第7章 生命の境界を揺るがiPS細胞研究(八代嘉美(幹細胞生物学者))/ 第8章 人の死に方を考える(ビートたけし(芸人・映画監督・俳優))

【著者紹介】
夢枕獏 : 1951年生まれ。小説家

池谷裕二 : 1970年生まれ。脳研究者

佐藤勝彦 : 1945年生まれ。宇宙物理学者

岡村道雄 : 1948年生まれ。考古学者

長沼毅 : 1961年生まれ。生物学者

島薗進 : 1948年生まれ。宗教学者

窪寺恒己 : 1951年生まれ。海洋生物学者

八代嘉美 : 1976年生まれ。幹細胞生物学者

ビートたけし : 1947年生まれ。芸人、映画監督、俳優(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tetsu さん

    ★4 夢枕獏の対談集。 夢枕獏の小説はあまり興味がないが、対談相手はどなたもなかなか魅力的。 宇宙物理学者佐藤勝彦との対談のエントロピー増大に関する話はとても面白く、このような発想で生命を捕らえることができるのかと驚く。 エントロピーが増大する過程は、一見矛盾するようだが、非常に効率よく秩序を持った方法で行われる。なるほど。

  • ぐうぐう さん

    夢枕獏がホストとなって、脳科学者、物理学者、考古学者、宗教学者、芸人などなど、各界の識者に専門分野について語ってもらう新書。このインタビューにはひとつのルールがある。それは、タイトルにもなっている「人間って何ですか?」という問いを、必ず最後に投げかけることだ。その答えから、それぞれの専門分野が浮き彫りとなり、理解が深まるという仕掛けだ。そしてその答えの多様性こそが、人間に対する理解をも深める。夢枕獏の、未知なるものを知りたいという好奇心もまた、人間そのものを感じさせる。

  • 怜 さん

    夢枕獏が、脳科学、宇宙学、生物学、海洋学、宗教家、芸人の第一人者とそれぞれ対談する「人間ってなに?」面白かった!脳科学の「人の心の動きは脳の働きによるもので、行動は後付」っていうのにはなんとなくしっくりこないけど。生物学の長沼さんの話はとてもわかりやすかった、でも最後のビートたけしが一番面白かった。

  • 豆ぽち さん

    一時的にエントロピーの低い秩序のある状態になった方が、かえって効率よくエントロピーを増大させる。宇宙はビッグバン以降、全体のエントロピーがどんどん増大しているのだけれども、もっと速く無秩序にするには、局所的に生命のような秩序を作っておいた方が、宇宙は速く老化するのです。『私たち生命は宇宙を効果的に老化させるために存在している』!!!

  • 不羈 さん

    ホント、人間て何なんだろう?本書を読んだからといって答えがあるわけでなく、それぞれの立場というか価値観をベースに考えを述べてくれている。作家夢枕獏氏と8人の著名人との本のタイトルを題材にした対談集。それでも特に、幹細胞生物学者の八代さんが述べていた「『生命とは何か』という問いを立てること自体が境界を作る行為にほかならない」が哲学的な気付きを与えてくれた。

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人物・団体紹介

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夢枕獏

1951年生まれ。77年、「カエルの死」で作家デビュー。『上弦の月を喰べる獅子』で、89年に第10回日本SF大賞を受賞。『神々の山嶺』で、98年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞を受賞。18年に紫綬褒章を受章

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