沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ2 角川文庫

夢枕獏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041626177
ISBN 10 : 404162617X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
追加情報
:
15cm,498p

内容詳細

妖猫に取り憑かれた劉家の妻が唄った歌。それが、およそ60年前、詩仙李白が玄宗皇帝の寵妃・楊貴妃の美しさを讃えた詩だと知った空海と逸勢は、偶然知り合った後の大詩人・白楽天と共に馬嵬駅へ行き、楊貴妃の墓を暴くことに。だが驚くべきことに、そこには妖しい呪がかけられていたうえ、石棺の中に楊貴妃の姿はなかった―。そんな空海に、謎の方士・丹翁は「このことは忘れよ」と警告するが…?中国伝奇小説の傑作、第2弾。

【著者紹介】
夢枕獏 : 1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞を受賞、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あさひ@WAKABA NO MIDORI TO... さん

    巻ノ二。猫の妖物に取り憑かれたことと、遥か以前の楊貴妃の死との間に関連があるのかないのか…。当時、唐に渡っていた阿倍仲麻呂から李白に宛てた手紙から、事の一端が明らかになりつつあるが、真相はまだまだ闇の奥深くに。空海と逸勢の息の合った掛け合いは俄然冴え、一方で歴史の闇に隠された真実は混迷を増す。巻ノ三へ!

  • nuit@積読消化中 さん

    史実を織り交ぜながらの展開で、巻ノ二も引き続き面白い!あまり歴史の勉強をしていなかったので、楊貴妃の伝説にもいくつかの説があることを知り、更にそれが倭国(日本)とも大きく絡んでいるところがとても興味深い!白楽天も合流し、これからどんな展開になっていくのか…巻ノ三に進みます。

  • あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠) さん

    表紙は映画がカコイイ!!中国伝奇小説第二弾。妖怪猫の呪い。空海が楊貴妃の墓を暴く?!( •̀ㅁ•́;)レンタル探そう〜(;´Д`)

  • mocha さん

    歴史を遡ってあんな人やこんな人が絡んできたり、西域の邪教がうごうごしてて、どんどんスケールが壮大になってきた。獏さん、歴史と宗教観、漢詩への造詣もすごいけど、幻想的なシーンの美しさにもうならされる。それにしても巻頭イラストの「俑」が恐ろしい。

  • ちょろこ さん

    全く飽きさせない一冊。とにかく壮大なストーリーなので、この辺りでペース落ちるかなぁと思っていたけれど、全く飽きさせない!さすがだわ。屋敷の猫の妖物の話と畑のあやかしの話のつながり、そして全ての元はここにあるのかと墓を暴いたはいいものの、そこで遭遇したまた新たなる妖しと謎。これは空海たちだけではなく、読み手の好奇心も膨らまざるを得ない展開だ。名前しか知らなかった人物と中国史も興味深く学べ、日本と関係する楊貴妃伝説はめちゃくちゃ面白い。更にどっぷりハマって次巻へ。

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人物・団体紹介

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夢枕獏

1951年生まれ。77年、「カエルの死」で作家デビュー。『上弦の月を喰べる獅子』で、89年に第10回日本SF大賞を受賞。『神々の山嶺』で、98年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞を受賞。18年に紫綬褒章を受章

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