リチャード・ストルツマン
ゴールドベルグ・ヴァリエーションズ〜プレイズ・バッハ
日本企画盤
バッハの傑作『ゴルトベルク変奏曲』にインスパイアされた洗練のアレンジとインプロヴィゼーション! 世界のトップ・クラリネッティスト、ストルツマンが挑むバッハの新たな世界!
クラシック〜クロスオーバーの先駆的存在、ストルツマン。その彼の来日を記念して待望の日本企画作品が登場。このアルバムは、『ワールド・ビート・バッハ』以来、実に8年ぶりとなるクロスオーヴァー系アルバムで、長年ストルツマンのクロスオーヴァー作品をプロデュースしてきたジェレミー・ウォールに替わり、『アリア』(1997年)等をてがけた、フィリップ・トラウゴットをプロデューサーに迎え制作されています。
アルバム全体は、クラシックに軸足を置きつつも、ジャズ・ベースの巨匠エディ・ゴメスや、ジャズ・ピアニストとして注目を浴びるピーター・ストルツマンをアレンジャーに、パーカッション・アンサンブルのトップ・グループ『ネクサス』のメンバーであるビル・カーン、そして、日本とNYとで活躍するマリンバ奏者吉田ミカ、タッシの創立メンバーであるフレッド・シェリーらを配してジャズとクラシックの新たな融合=真正なクラシカル・クロスオーヴァーを創り上げています。2008年5月には昨年に続いての、“天草国際アート&ミュージックフェスタ2008”の出演が決定しており、エディ・ゴメス、スティーヴ・ガットらとの共演で話題となること必至。(BMG)
・ゴールドベルグ・ヴァリエーションズ&ドリームズ(ピーター・ストルツマン編)
〜クラリネット、ピアノ、ベース、マリンバ&パーカッション
・G線上のアリア(ピーター・ストルツマン編)
〜クラリネット、ベース&ピアノ
・トリオ(クーラント/エコー/ジーグ/カプリッチョ/アルマンド)
〜クラリネット、ヴィオラ&チェロ
・クロマティック・ファンタジー(半音階的幻想曲)&フーガ
〜ソロ・クラリネット(ファンタジー)
〜クラリネット&バス・クラリネット(フーガ)
リチャード・ストルツマン(クラリネット)
エディ・ゴメス(ベース)
ピーター・ストルツマン(ピアノ)
吉田ミカ(マリンバ)
ビル・カーン(パーカッション)
ポール・ノイバウアー(ヴィオラ)
フレッド・シェリー(チェロ)
アレックス・ベデンコ(クラリネット)*
ダニエル・ケリー(バス・クラリネット)*
*カルメン・オッパーマン・クラリネット・クワイアのメンバー
録音時期:2007年6月23,24,26日、9月27,28日
録音場所:ニューヨーク、アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ
独奏部が長い「半音階的幻想曲とフーガ」は、ストルツマンの歌とブレス・コントロールをより直接に味わえる。またジャズ風味満載の「ゴールドベルグ」「アリア」では自在なスウィングの妙も。「5つのトリオ」は、アンサンブル・ピースとしてこの編曲自体にも人気が集まりそう。(ま)(CDジャーナル データベースより)