古い金貨と古い鎧〜エリック・サティの歴史的名演と希少音源集（4CD）

『古い金貨と古い鎧〜エリック・サティの歴史的名演と希少音源集』

「ジムノペディ」「グノシエンヌ」で知られるミニマル・ミュージック、アンビエント・ミュージックの祖エリック・サティの、レコードが普及した1920年代から大衆音楽の時代になった60年初頭までに発表された歴史的名演から貴重な音源まで網羅した、エリック・サティの4枚組ボックス・セット。古くはジャン・ヴィエネル「ジュ・トゥ・ヴー（お前が欲しい）」（1926）、ピエール・シャニョン楽団『組み立てられた三つの小品』（1926）、ドビュッシー編曲、セルゲイ・クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団による「ジムノペディ第1番」（1930）から、名演の誉れ高いアルド・チッコリーニ『エリック・サティ 1866-1925』（1956）、フランシス・プーランクとジャック・フェヴリエの『四手のためのピアノ作品集』（1961）、同じくフランシス・プーランク『ピアノ作品集』（1950-55）、アーサー・ゴールド＆ロバート・フィズデイルの『馬の装具で』（1952）などの古典的名盤に、長らく廃盤となっていたアンリ・ソーゲ指揮、アン・ラロエ（ソプラノ）の『ソクラテス』（1961）、ジャン・コクトーが台本、パブロ・ピカソが衣装と美術を担当し、サティが初めて世に知られるきっかけとなったバレエ組曲『パラード』をフランシス・プーランク＆ジョルジュ・オーリック版（1937）、イーゴリ・マルケヴィチ指揮フィルハーモニア管弦楽団版（1954）、マニュエル・ロザンタール指揮フランス国立放送管弦楽団版（1959）などに加え、ストラヴィンスキーがサティに捧げた『ワルツ』(演奏はアーサー・ゴールド＆ロバート・フィズデイル、1961）、ラヴェルがサティに捧げた「臀部より出でて、（と跳びで」（演奏はエルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団、1954）を収録。日本語解説付。

※本作にはアルバム・タイトルになっている「古い金貨と古い鎧」は収録されておりません。予めご了承ください。

「サティは系統だった手法を使う作曲家だった。数字の計算でコード進行を作り出していたんだ。あの時代は誰もが途方もない半音階の実験を繰り広げて奇怪な音楽をやっていたのに、彼はただ、こういう素敵な曲を作っていた」 ブライアン・イーノ（販売元情報）