天才奏者によるコントラバス作品の傑作集
2012年に亡くなった天才コントラバス奏者ステファノ・スコダニッビオは、コントラバスのために類稀な作曲もしました。アルバム『Alisei』(「貿易風」という意味)に収録されている独奏バス、2つのバス、バス・アンサンブルのための作品にはその特徴がよく表れています。中でも世界初録音となる『Ottetto』は彼が生涯をかけて創出し発展させた広範囲にわたるテクニックのすべてが並外れた手法でまとめられています。ダニエーレ・ロッカートはこの作品を「彼の非常に気高い遺産」だと表明しています。
ロッカートはスコダニッビオとともにコントラバスのアンサンブル「Ludus Gravis Ensemble」を設立しました。ロッカートはソロ奏者として、ヴィルトゥオジティを限界まで求めて「バスに本当の声で歌わせる」作品、『Due pezzi brillanti』に挑戦しています。2つのバスのための『Da una certa nebbia』も世界初録音で、この曲はアメリカの作曲家モートン・フェルドマンの作品への賛辞を表しています。(輸入元情報)
【収録情報】
スコダニッビオ:
1. Aisei
2. Ottetto
3. Due pezzi brillanti
4. Da una certa nebbia
ダニエーレ・ロッカート(コントラバス)
Giacomo Piermatti(コントラバス:4)
トニーノ・バッティスタ指揮、Ludus Gravis Ensemble(2)
録音時期:2014年2月、3月
録音場所:ペルージャ、Pitch Audio Reseach(1,3,4) ローマ、Studio Controfase(2)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)