CD 輸入盤

イヴリー・ギトリス/ポートレイト(5CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
5346246
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

IVRY GITLIS / PORTRAIT
イヴリー・ギトリス/ポートレイト(5CD)
フランス国立放送管とのベルク、ブラームスのライヴ音源も!


濃厚強烈な芸風で知られる名ヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリスの5枚組がフランスから登場。このセットには、ユニバーサル系に録音した有名音源のほか、フランス国立放送管弦楽団とのベルクのヴァイオリン協奏曲、ブラームスの二重協奏曲ライヴ音源に加え、日本で録音された小品集なども収録するという盛りだくさんな内容となっています。
 なお、カプリースのピッチについては、フランス・ユニバーサルの見解は、ピッチに関する問題は無いということで、今回の発売でも同じピッチを維持してのリリースになるものと思われます。ご了承の上、お求めくださるようお願いいたします。

【演奏】
ピッチに問題があるとはいえ この『カプリース』は、ギトリスの個性的芸風とパワフルなテクニックが最高潮に達していた時期のものということで、演奏内容には素晴らしいものがあります。
 ギトリスの代表盤として昔から有名で、今回のセットではDisc1に収められているPHILIPS制作のパガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番も、そうしたギトリスの芸風を如実に反映した強烈なものでした。
 なお、ギトリスのパガニーニ録音としては、ほかに、シューマン編曲によるピアノ伴奏ヴァージョンの『カプリース』第13番、第20番、第24番の3曲や、胸騒ぎ変奏曲など、タッソ・ヤノプーロのピアノ伴奏でPHILIPSに録音した小品集も知られており、当セットでは同じくDisc1に収められています。
 また、ギトリスの代表的録音として人気のあったPHILIPS制作のヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲集とサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲集は、Disc3に収められています。
 Disc4はフランス国立放送管弦楽団と共演した際のライヴ音源集で、ベルクのヴァイオリン協奏曲と、ブラームスの二重協奏曲が収録されています。
 Sisc5は、日本で録音された小品集がメインで、余白にルモーテルとのサン=サーンスのカプリスを収録しています。

【ギトリス・プロフィール】
イヴリー・ギトリスは1922年8月22日、ロシア人の両親のもと、パレスチナのハイファに生まれます。5歳でヴァイオリンを始めたギトリスは、10歳のときにはリサイタルを開くまでに上達、その演奏を聴いたブロニスラフ・フーベルマンから、ヨーロッパで音楽教育を受けるよう進言され、パリ音楽院に学び13歳で首席で卒業。その後、ジョルジュ・エネスコジャック・ティボー、カール・フレッシュといった錚々たる人物に師事。1939年、戦火を逃れてロンドンに避難、戦後、同地のアルバート・ホールでデビューを果たします。
 やがてパリに戻ったギトリスは、1951年にロン=ティボー国際コンクールに入賞し、ほどなく録音されたベルクのヴァイオリン協奏曲のレコードが発売されると、フランス・ディスク大賞を受賞、大きな話題となります。引き続きVOXレーベルにチャイコフスキー、ブルッフ、シベリウス、メンデルスゾーン、バルトークといったヴァイオリン協奏曲のレコーディングをおこない、さらにバルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタのレコーディングは、ヘラルド・トリビューン紙の年間最優秀レコードに選ばれるなど、その濃厚なスタイルが高い評価を獲得してゆきます。
 ギトリスは1955年にはアメリカ・デビューを飾り、セル&ニューヨーク・フィルや、オーマンディ&フィラデルフィア管と共演、以後、ウィーン、ベルリン、ロンドン、ロサンジェルス、レニングラード、東京、パリ、アムステルダム、など世界各国で旺盛な活動を展開、1968年にはジョン・レノンのプロジェクトに参加し、ローリング・ストーンズの『ロックンロール・サーカス』に出演、1971年にはブルーノ・マデルナから『イヴリーのための小品』を献呈され、1972年にはクセナキスの『ミッカ』を初演するなどロック・ミュージシャンや現代作曲家との関わりも見せていました。
 ギトリスは現在もパリを本拠地として、世界各国でヴァイオリニストや教育者として、またときには作曲家や俳優文筆家としても活躍を続けています。(HMV)

【収録情報】
Disc1
・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.6
・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.7『ラ・カンパネラ』

 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
 スタニスラフ・ヴィスロツキ(指揮)
 録音:1966年(ステレオ/セッション)

・パガニーニ:ロッシーニの「こんなに胸騒ぎが」による序奏と変奏曲 Op.13
・パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
・パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ Op.3-6
・パガニーニ:メヌエット ヘ長調

 タッソ・ヤノプーロ(P)
 録音:1966年(ステレオ/セッション)

Disc2
・パガニーニ:24のカプリース Op.1
 録音:1976年(ステレオ/セッション)

Disc3
・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.14
・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.22

 モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
 ジャン=クロード・カサドジュ(指揮)
 録音:1969年(ステレオ/セッション)

・サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.58
・サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第4番 Op.62 『未完成』

 モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
 エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル(指揮)
 録音:1968年(ステレオ/セッション)

Disc4
・ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ニ長調 Op.102

 モーリス・ジャンドロン(Vc)
 フランス国立放送管弦楽団
 ミシェル・タバシュニク(指揮)
 1971年2月3日(ライヴ)

・ベルク:ヴァイオリン協奏曲

 フランス国立放送管弦楽団
 フリッツ・リーガー(指揮)
 1967年7月6日(ライヴ)

Disc5
・ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
・クライスラー:ウィーン奇想曲
・ドヴォルザーク:ユーモレスク
・ヴィエニャフスキ:奇想円舞曲
・クライスラー:愛の悲しみ
・ディニーク:ホラ・スタッカート
・マスネ:タイスの瞑想曲
・メンデルスゾーン:歌の翼に
・クライスラー:美しきロスマリン
・アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
・ラヴェル:ハバネラ
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

 練木繁夫(P)
 録音:1985年(ステレオ/セッション)

・ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
・ファリャ:スペイン舞曲
・バルトーク:ルーマニア民俗舞曲

 岩崎淑(P)

・サン=サーンス:カプリス

 モンテ・カルロ歌劇場管弦楽団
 エドゥアール・ヴァン・ルモーテル(指揮)
 録音:1976年(ステレオ/セッション)

 イヴリー・ギトリス(Vn)

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