三国志と日本人 講談社現代新書

雑喉潤

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061496378
ISBN 10 : 4061496379
フォーマット
出版社
発行年月
2002年12月
日本
追加情報
:
227p;18

内容詳細

どうして日本人は「三国志」が好きなのか。本家の中国では極めつきの悪人とされている曹操が、なぜ日本では人気なのか。「日本書紀」からゲームソフトに至るまで、日本人の心をとらえ続けるその魅力に迫る。

【著者紹介】
雑喉潤 : 1929年神戸市生まれ。名古屋芸術大学短期大学部名誉教授。京都大学文学部卒業後、朝日新聞社に入社。学芸部長、音楽担当編集委員などを歴任する一方で、中国取材班キャップとしても活躍。退職後、中国文学研究家、音楽ジャーナリストとして執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜勤中の寺 さん

    妙な言い方だが「三国志の日本史」といった感じの本である。日本人は何故三国志が好きなのか?。三国志が日本に来たのは古代。日本書紀は三国志の影響がある。下って太平記には三国志の逸話が引用。元禄期に絵入り三国志が出版された。ここで読者が増える訳だが、何と言っても吉川英治である。現在の三国志人気は間違いなく吉川ありき。横山光輝の漫画も吉川そのままらしい。私自身は三国志にちょっとした少年性があるのが人気の秘密だろうと思う。永遠の友情を誓った劉備達と、それを見つめる秀才曹操。中国人との溝は三国志で埋めたい。

  • nori_y さん

    日本の古典にもチラチラと三国志が見え隠れしているのですね。万葉歌人までもが!初めて知ることが沢山あり、非常に勉強になりました。

  • 四不人 さん

    店頭で何気なく手に取ったが、思わぬ拾いもの。知りたいな、と思っていたことが大方カヴァーされていて、とても面白かった。ワシの興味は、同じような政治状況下の中世人が「演義」をどう読んだのかなんだけど、「平家物語」と「太平記」の「三国志」に対する扱いの違いは面白かった。意外に面白かったのが、明治以降の「三国志」をめぐるあれこれ。吉川版も柴練版も読んでないが、ちょっと読みたくなっちゃうなあ。色々参考になる良くまとまった新書らしい新書。

  • やまぐてぃ さん

    日本に比較的早い時期に流入したにも関わらず、三国志を下敷きにした文章が長らく見られなかったこと、室町初期の尊氏派・直義派・後醍醐派という三勢力の対立を反映して『太平記』に引用が豊富に見られるようになったことが興味深かった。他にも日本人の三国志の捉え方に関する面白い考察がいっぱい。

  • にゃも さん

    日本における三国志史が非常にわかりやすくまとめられているため、興味深くかつ楽しくスムーズに読める本でした。かと思えば明治以降の三国志研究の流れにも触れておられるので大変勉強になります。「三国志とはなにか」という課題が凝縮されており、これから三国志の世界に踏み込もうとしている方に是非おすすめしたいです

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雑喉潤

1929年神戸市生まれ。名古屋芸術大学短期大学部名誉教授。京都大学文学部卒業後、朝日新聞社に入社。学芸部長、音楽担当編集委員などを歴任する一方で、中国取材班キャップとしても活躍。退職後、中国文学研究家、音楽ジャーナリストとして執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

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