最新録音!ボリス・チャイコフスキーの弦楽四重奏曲全集
今年4月に行われた最新録音。ボリス・チャイコフスキーの、ほぼ20年に渡って書かれた弦楽四重奏で創作の変遷をたどります。第1番ではまだ叙情的小品といった趣きだったものが、7年後に書かれた第2番ではバルトークを思わせる激しい不協和音の音楽となり、第4番で他で類を見ない独自の様式を確立、以後、ショスタコーヴィチからシュニトケにつながる多様式音楽を築きました。第6番では再びロマン的要素が復活しています。(TOBU)
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996):弦楽四重奏曲全集
・弦楽四重奏曲第1番(1954)
・弦楽四重奏曲第2番(1961)
・弦楽四重奏曲第3番(1967)
・弦楽四重奏曲第4番(1972)
・弦楽四重奏曲第5番(1974)
・弦楽四重奏曲第6番(1976)
イリヤ・イオフ(Vn)
エレナ・ラスコヴァ(Vn)
リディア・コヴァレンコ(Va)
アレクセイ・マサルスキー(Vc)
録音:2008年4月