人間標本

湊かなえ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041142233
ISBN 10 : 4041142237
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
追加情報
:
280p;20

内容詳細

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。果たしてそれは誰の標本か。――幼い時からその成長を目に焼き付けてきた息子の姿もまた、蝶として私の目に映ったのだった。イヤミスの女王、さらなる覚醒。15周年記念書下ろし作品。

【著者紹介】
湊かなえ : 1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビュー。同書は、2009年本屋大賞を受賞。12年「望郷、海の星」(『望郷』収録)で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。16年『ユートピア』で山本周五郎賞を受賞。18年『贖罪』がエドガー賞ベスト・ペーパーバック・オリジナル部門にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    湊 かなえは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、著者作家生活15周年記念作品、従来のイヤミスかと思いきや、初期の江戸川乱歩を思わせる猟奇&耽美的幻想標本殺人譚でした。男性作家だったらコレクションのターゲットは、美少女だったんでしょうね。私はブラジルで美しい蝶の標本を買ってきて、今でもリビングに飾ってあります🦋🦋🦋 https://kadobun.jp/special/minato-kanae/ningen-hyouhon/

  • bunmei さん

    『人間標本』のタイトルからして、サイコパスなミステリーの香りがプンプン匂ってくる、湊かなえらしい新刊。若き画力のある少年達を芸術の為と称して惨殺し、その遺体を蝶に擬えた美しい『人間標本』として展示しようとする、悍ましき連続殺人事件。その『人間標本』を描いた高松和樹の口絵が、一見、美しさの中にそこはかとない不気味さを湛え、恐怖を煽っている。物語は、事件の経緯を犯人の手記を基に明かしていくのだが、読み進める度に犯人像が二転三転し、後半までミスリードに引っ張られ、ラストはイヤミスの極みに突き落とされる。  

  • hirokun さん

    星3 湊さんの作品は久しぶり。相変わらず彼女らしい作品で、読書メーターでの評価も高いようですが、私の理解力と柔軟性が衰えたせいなのか最後まで読んでもよく理解できない作品でした。読む過程で何度も視点の展開があり、その度に犯人像が変わっていくのですが、最後のどんでん返しがあって結局結論はどうなるのか私には理解出来ないまま。年は取りたくないものです。

  • うっちー さん

    芸術に名を借りた悪人がいっぱいという感じでした

  • 美紀ちゃん さん

    恐ろしい。 えっと、ラストは二転三転してさらにまた四転して五転みたいなすごいことになっていてすごかった。(語彙力 泣) 斧で人間を切断って、恐ろしい。 そして芸術として飾りつける。 サイコパスだよね。 神様からのギフト。 人とは違う色が見えていること。 違う方法で芸術家として、活躍して欲しかった。 人の命を奪うのは犯罪だから。 あかん。 至くんは巻き込まれたのか? 事情を知っていたから? なぜ?ってすごく思う。 寂しい結末だった。

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人物・団体紹介

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湊かなえ

1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。08年同作品を収録したデビュー作『告白』は「週刊文春2008年ミステリーベスト10」で第1位、第6回本屋大賞を受賞。また14年には、アメリカ「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙のミステリーベスト10に、15年には全米図書館

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