朝からロック

Gotch (後藤正文)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784023322950
ISBN 10 : 4023322954
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
四六判 / 264ページ

内容詳細

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターなど音楽家として活動する一方、東日本大震災の被災地、福島における活動や、故・坂本龍一さんの遺志を継いで神宮外苑再開発の見直しを求めるデモへの参加、新しい時代やこれからの社会など私たちの未来を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集長を務めるなど、社会に横たわる問題について発信・活動をつづける後藤正文さん。
本書は、後藤さんが音楽、社会、政治、本、震災、コロナ、そして思わず笑みがこぼれそうな日常の一コマまで、立ち止まってひたすらまっすぐ向き合い、考え、そして悩み、省みる姿が、書に果敢に親しむ音楽家ならではの感性で綴った、朝日新聞人気連載コラムを書籍化。
時事的なテーマにふれつつ、一過性の時事として流さずに普遍的なこととして捉えていく思考、日々の暮らしの中で出会った人や出来ごとへのあたたかでユーモラスな眼差しの数々。そして、連載時の紙幅がもたらした短文ゆえの余韻は、読み手を「ともに考える時間」へと誘います。
各章の扉に綴られた後藤さんの語り、心のうちをそのままに、飾ることなく吐露した「まえがき」、さらに撮りおろしのポートレートも。後藤正文は、なぜ、「書き手」になったのか。なぜ、書き残すのか。

【本書の内容】
第1章 ひとりゴチる 〈日々の章〉
僕の牛丼で練習してください/スイムキャップの小学生/パイタン健康法/深夜のコンビニ/親にとっては最高の笑顔でも など

第2章 ある日、どこからともなくやってきて 〈コロナの章〉
あとはよろしく/二択の危うさ/仮定の質問/銀河鉄道に連なって/ワクチン3回目の余韻/本当のつらさ など

第3章 良い音楽家は奏でる前に、聴く 〈ロッカーの章〉
中南米ツアーの飴と鞭/ボカロとうどん/壊れにくい音楽/解散考/音楽の優劣/丸裸になったとき など

第4章 どん底から、未来を見ている 〈世の中の章〉
「男社会の一部」として/怒りと願いとカップヌードル/しなやかさのかたち/コモンという考え方/祖父が遺したメモ など

第5章 誰かの語りに、そこにあるひとことに 〈言葉と本の章〉
書き直したくなった歌詞/僕らが言葉を軽んじるとき/「愛」の曖昧さ/「利他」は未来から/坂本龍一さんが問うた、言葉の檻 など

第6章 ここに生まれて、暮らしているから 〈日本人の僕の章〉
本当に日本人?/日本語人/大相撲という信仰/日本語しか話せない少年/「訪問者」だから見えるもの など

第7章 そもそも僕たちはいつだって傲慢だ 〈震災の章〉
置き去りにしない「福興」へ/そこで歌えなかったら/生き延びた僕は、僕に問う/何度でも生き直すように/忘却と喧騒の外側で など


【著者略歴】
後藤正文(ごとう・まさふみ)
1976年静岡県生まれ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターを担当し、ほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がける。Gotch名義でソロ音源も発表。近作では『Lives Bu The Sea』。レーベル「only in dreams」主宰。また、新しい時代やこれからの社会など私たちの未来を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集長も務める。2018年からは新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムに贈られる作品賞『APPLE VINEGAR -Music Award-』を立ち上げた。著書に『何度でもオールライトと歌え』『凍った脳みそ』(ミシマ社)、『YOROZU 〜妄想の民俗史〜』(ロッキング・オン)、『INU COMMUNICATION』(ぴあ)などがある。

【著者紹介】
後藤正文 : 1976年静岡県生まれ。ASIAN KUNG‐FU GENERATIONのボーカル&ギターを担当し、ほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がける。Gotch名義でソロ音源も発表。レーベル「only in dreams」主宰。新しい時代やこれからの社会など私たちの未来を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集長も務める。2018年からは新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムに贈る作品賞『APPLE VINEGAR‐Music Award‐』を立ち上げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • Asakura Arata さん

    あとがきで書いているように、少しかしこまりすぎた文が多い。この文が掲載されている新聞の一面にあるコラムみたい。しかし、両者の決定的違いは、実行が伴うかどうか。

  • しい太 さん

    同年代だから当然といえば当然だがネット歴なんかもほぼ同じなので、20年以上前、web日記でファンとまあまあ喧嘩していた時代から知っている。種々の出来事を経ての変化を隠さず、そして恐れない姿を単純にカッコよく思う。今現在の彼が自分の考えを丁寧にまとめてSNSとは異なる場所に残し続けていることが大変ありがたい。賛同者に覆い囲われて極言吐きになる表現者ばかりではない、と知れるだけで勇気が湧く。自分の音楽を知らない親世代に褒められてちょっと困惑している風なのが面白かった。

  • うさぎや さん

    ゴッチによる朝日新聞連載コラムの書籍化。短いながらもいろいろと考えさせられる力がある。

  • 林原琢磨 さん

    10年以上前のアジカンの歌詞が朝起きて脳内に浮かんだ日の午後、書店に行ったら置いてあったので衝動買いでした。朝日新聞での連載は存じ上げませんでしたが、これを読んで、改めて後藤さんの表現の秀逸さと、そして表現に対する向き合い方について、本当に素晴らしいなと感じました。多様性が叫ばれる昨今において、では「実際にどのように多様さを受け入れ、解釈したらいいのか」ということが分からない人も多くいるのではと日頃から感じておりますが、後藤さんの綴る言葉は、それに対するひとつのヒントにもなるのではないかと思います。

  • 千分の一利休 さん

    ゴッチが朝日新聞で書いてるコラムを抜粋した単行本。めちゃくちゃ平たく言えば「優しさ」とか「思いやり」なんだろうけど、他者や社会に対する想像力があるって、こういうことなんだろうなあと改めて思った。時期的には「生者のマーチ」の辺りからのものだけど(この曲がとても好き)、アジカンの曲に対する解像度が少し上がる一冊。

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Gotch (後藤正文)

1976年生まれ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターであり、楽曲のほとんどの作詞作曲を手がける。これまでにキューンミュージック(ソニー)から8枚のオリジナル・アルバムを発表。

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