昭和天皇物語 12 ビッグコミックス

能條純一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098616091
ISBN 10 : 4098616092
フォーマット
出版社
発売日
2023年03月30日
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
200p;18

内容詳細

未曾有のクーデター勃発!彼の人は――!?

昭和11年2月26日…

陸軍の青年将校らが「国家改造」のため決起!
内大臣・斎藤実、蔵相・高橋是清らが殺害され、
侍従長の鈴木貫太郎も重傷を負った。

命を賭して、国のため決起した若者たち。
彼らを利用し、自らの立場を強めんとする軍幹部。
暴走は、加速していく。

震撼する日本の中心で、
君主である彼の人は、何を想い、どう動くのか――!?

【編集担当からのおすすめ情報】
唯一無二の昭和史、ついに第12集――!!

世に言う「二・二六事件」の勃発。
そして「軍部大臣現役武官制」の復活。

昭和日本に、軍靴の音が響き渡る――

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    昭和11年2月26日陸軍がニ・ニ六事件を起こした。皇居で天皇裕仁に海軍総長伏見宮が右派を中心とした新内閣の組閣を迫る。天皇は暴徒、反乱軍の速やかな鎮圧を陸軍大臣に指示した。翌27日戒厳令公布。司令部に石原莞爾が着任。秩父宮は青森から帰京し、斉藤実内大臣の殺害の実態を知る。28日奉勅命令が出され、29日反乱部隊は原隊に戻る。岡田首相は脱出に成功したが、総辞職を望む。元老西園寺公望は近衛文麿を推すが本人が固辞、廣田首相となる。5月6日反乱将校15名の死刑が執行された。軍部の暴走が止まらない。天皇の焦燥が募る。

  • yoshida さん

    2.26事件の鎮圧。その後の政治の混乱。「昭和維新」を掲げた2.26事件。起点は恐慌からの農村漁村の疲弊。現代よりも財閥が独占していた経済。天皇親政を唱えた反乱は、昭和天皇の断固とした意志で鎮圧される。事件を支持していた山下奉文。鎮圧に動く石原莞爾。当然かも知れないが、当時の陸軍首脳の様々な人物が事件に関わりがあったと知る。実際に当時を生きた証人はもうおらず、ひとつの史観として読むことも出来る。事件後、政治は混乱する。大命を拒否する近衛文麿。日米開戦は近衛文麿の謀略とする説もあり興味深く読む。国難迫る。

  • りらこ さん

    二・二六事件当日の動き。昭和天皇の孤独が浮き彫りになっていく。秩父宮の決断。こうなると安藤輝三の生き方が気の毒でもあり。陸軍内には心情を理解して、趨勢さえ転べば青年将校たちに味方する者多かったんだろうな。『朕が股肱の老臣を殺戮しかくのごとき凶暴な将校など、その精神に於いてもなんの恕すべきものありや』に全て凝縮されている。しかし結局、時代はこれをきっかけに陸軍主導の政治に波がうねる。天皇は宇垣一成を呼び、多摩川六郷橋で憲兵に止められ、裏で石原莞爾が動いている。昭和天皇は悲劇の天皇だと感じる。

  • ぐうぐう さん

    感情の昂りは、時に危うい。地方の窮状を憂い、決起した陸軍青年将校達。国を想う、自らが信じる正義が、しかし暴走してしまう時、彼らの立場は逆賊へと追いやられる。「朕が股肱の老臣を、殺戮し、かくのごとき兇暴な将校など、その精神に於いてもなんの恕すべきものありや」本庄繁にそう告げる裕仁の、その静かなる憤りもまた、ひとつの感情ではある。秩父宮の目を通し、能條純一は二度、裕仁の背中で裕仁の孤独を、覚悟を語る。そこがいい。

  • 水渕成分@小説家になろうカクヨム さん

    青年の若き力は強いものがあります。それだけに誤った方向に向かわないように年長者が導く必要があるのです。 それを忘れ、自らの権力抗争の道具に若者を使い捨てにする。 今もあるかも。

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