昭和天皇物語 9 ビッグコミックス

能條純一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098611744
ISBN 10 : 4098611740
フォーマット
出版社
発売日
2021年10月29日
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
200p;18

内容詳細

揺らぐ日本国で…青年はいかなる存在か?

昭和になって6年目の秋。
天皇である裕仁(ひろひと)青年の承認を得ることなく、
大陸で始まった陸軍--「関東軍」の暴走。

「満洲の地に新しい"国"を作る」
にわかには信じがたい計画が、真剣に実行されようとしていた。

交錯する情報。その検証も困難な時代。
国際社会での立場もますます危うくなってゆく中で、
信用に足る人物は誰なのか…!?

それでも。決断せねばならない。
なぜなら青年は、「天皇」なのだから…!!

【編集担当からのおすすめ情報】
約80年前に「歴史」となった人々。
それぞれに功罪と呼ばれるものがある中で、
その時代を生きた人間は何を選択し、何を行い、
あるいは何に失望し、何を間違ったのか--?

石原莞爾。犬養毅。「ラストエンペラー」溥儀。リットン調査団…
歴史に名を残す者たちが次々と登場。
少しずつ歯止めが利かなくなってゆく時代を、丹念に描く最新刊です。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アキ さん

    昭和初期の関東軍の独走。天皇は苛立ちを募らせる。しかし張作霖事件の際に田中義一首相を叱責した際に自死したことで、怒りを内に込めたまま、どうすることもできない。昭和6年朝鮮軍は満州へ出動。第28代若槻礼次郎総理は国会で特別軍事費を計上し満州への進出を追認する。元老西園寺公望は犬養毅を総理へ指名した。犬養は絶対的不拡大方針を宣言し、国民党蒋介石との交渉を試みようとする。しかし関東軍は上海で中国軍に戦闘をしかけ、満州国を溥儀を傀儡として建国しようと画策する。次期総理候補井上準之助は陸軍革新派将校に狙撃され絶命→

  • りらこ さん

    天皇の親政を求める声。関東軍の暴走を止めたい今上。関東軍の勝手な振る舞いは目に余りすぎる。もともとあまり好きでなかった石原莞爾がもっと嫌いになりました五一五事件が、チャップリン来日の歓迎会に合わせて計画されていたのは知らなかったので驚きました。チャップリンも暗殺のターゲットになっていたと、ほかのところに書いてありましたし。きな臭くなってきました。

  • ぐうぐう さん

    軍の暴走を止めることのできぬ裕仁。それは、田中義一の件で天皇の言葉の影響力を思い知ったがゆえの反動からだ。だからこそ、秩父宮からの親政を熱望する声に徹底して抗う。その歯痒さを裕仁自身が一番感じている。タカとの久しぶりの再会に際し、思わず「天皇はつらい」と零しそうになるのを堪えることからも、裕仁の苦しい胸中がわかろうというもの。しかし、動乱の時代はそんな裕仁を容赦なく襲おうとしている。裕仁の優しさが仇となるのだ。

  • くさてる さん

    緊張感あふれる歴史の現場を描くのにふさわしく、能條先生の描線はますます美しく、軽やかで、なおかつ重厚なものになっていて、見惚れてしまった。これからの歴史を知っているが故にただもう息をのんで展開を見守るしかない。登場する人物たちが皆、素晴らしく能條漫画のキャラクターとして成り立っているので長年の能條ファンとして、最初「原作付きか……」と寂しく思った己の不明を恥じております。面白いです!

  • ムーミン2号 さん

    どんどんキナ臭くなってくる政治情勢。昭和の初期は陸軍の暴走とそれを止めえない総理大臣はじめ政府の要職に就く者たち、勝手な陸軍の行動を後追いで知らされたり、知らされさえしない裕仁天皇。弟は親政を説くが、明治天皇の元で発布された大日本帝国憲法にあくまで沿うと誓う裕仁天皇。そして犬養氏が総理大臣となるが、彼は民主主義の人であったため・・・(5.15事件はこの巻より後)。満州国の建国(?)前後の大陸での動きは天皇にはほとんど知らされていなかったのは本当か? 天皇が心安らかになるのは表紙のような時だけだった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

能條純一に関連するトピックス

コミック に関連する商品情報

おすすめの商品