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西加奈子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309031019
ISBN 10 : 4309031013
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
256p;20

内容詳細

カナダで、がんになった。あなたに、これを読んでほしいと思ったーー祈りと決意に満ちた、著者初のノンフィクション。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    西 加奈子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者初のノンフィクションは、異国(カナダ バンクーバー)の地、コロナ禍の乳癌闘病記でした。私もガンサバイバーなので、思いっ切り共感出来ました。著者には、これからも何とか新作を発表いただきたいと思います。しかし「くも」が蜘蛛🕷だとは・・・ 今年のBEST20候補です。 https://www.kawade.co.jp/kumosaga/

  • Sato19601027 さん

    力強いエッセイである。異国のカナダで乳癌と宣告され、手術を経て治癒するまでの心の動きが丁寧に描かれている。「異国での癌治療」という重いテーマであるにも拘わらず、軽快なテンポで読めるのは、引用された文章の数々に唸らされ、関西弁の話し言葉に笑わせてもらったからだろう。「日本人には情があり、カナダ人には愛がある」という観察眼や、LGBTQIA+の人々への配慮に感動。癌を発見できた切欠となった蜘蛛は、本当におばあちゃんだったのかもしれない。(書店員が選ぶノンフィクション大賞オールタイムベスト2023大賞受賞作品)

  • bunmei さん

    直木賞作家・西加奈子が、カナダ移住後に発症した乳癌との闘病生活を綴った一冊。言葉もままならなく、医療体制も日本とは違うカナダでの癌治療は、不安と苦しみの連続であっただろう。しかし、文面からは、人は決して一人では生きていけない事、人を頼る事で繋がり合う素晴らしさが、溢れている。異国の地で死を間近に感じたことで、改めて自分の弱さを認識し、それを露呈する事で、生きる力への執着とポジディブさへと変換した事が覗える。また、カナダの看護婦や医師の言葉を、能天気な大阪弁で表現しているのは、西さんらしい描写である。

  • うっちー さん

    経験者でしかわからない境地かもしれません。還暦すぎると、いつ来てもおかしくないと思いました

  • 原です。 さん

    ★★★★★カナダに居住していることも知らず、乳がんになっていたことも知らず、コロナ禍の中で闘病生活をしていたことも知らず、そこから復活していることも知らず。闘病中から日記や文章を書きながら、カナダでの闘病生活をここまで興味深くかつユーモア溢れて表現したエッセイは他にあるのだろうか。死ぬために生きるとはいえ、本当に西加奈子さんが生きていて良かったです。感謝です。

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人物・団体紹介

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西加奈子

1977年イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪府で育つ。2004年に『あおい』でデビュー。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年に『サラバ!』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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