アート・オブ・ピアノ −20世紀の偉大なピアニストたち−
THE ART OF PIANO GREAT PIANISTS OF THE 20TH CENTURY
ホロヴィッツ、グールド、ミケランジェリ、リヒテル、コルトー、バックハウス、他
ベストセラーとなった「アート・オブ・コンダクティング」、「アート・オブ・コンダクティング2」、「アート・オブ・シンギング」に続く「アート・オブ〜」シリーズの第4弾。20世紀を代表する今は亡きピアニストたちの演奏やインタビューを見られる、ピアノ・ファン、クラシック・ファン垂涎の映像集。
本作に収録されているドイツ人ピアニスト、バックハウスと、日本で最も人気が高い指揮者の一人であるクナッパーツブッシュ指揮 ウィーン・フィルとの共演による“ベートヴェン:ピアノ協奏曲第4番”の映像は、秘蔵中の秘蔵です。
他にもパデレフスキやラフマニノフ、ホフマンなど、伝説的なピアニストの映像や、ホロヴィッツがコンサート活動を12年間中断した後に行った、1968年の“瞬く間にチケットが売り切れた”カーネギーホールでのコンサートで、自身の編曲による“ビゼー/ホロヴィッツ編:《カルメン》の主題による変奏曲”を演奏する映像も含まれます。
また、第2次世界大戦中のロシアで、戦闘機の前で兵隊に向けて演奏するギレリスの映像も衝撃的です。マイラ・ヘスの英ナショナル・ギャラリーでのコンサートには、エリザベス女王の姿も見えます。これらは、映像作品ならではの醍醐味と言えるでしょう。
アーティスト自身のインタビューとしては、ルービンシュタイン、コルトー、グールド、アラウなどが有り、バレンボイム、キーシン、サー・コリン・デイヴィスら現役の大物アーティストによる、偉大なピアニストたちの想い出のインタビューも興味深いものです。
本作と同タイトルの3枚組CDが、フィリップス・レーベルよりリリースされます。映像の中でピアニストたちが演奏している曲の完全演奏を、様々なディスコグラフィーから可能な限り収録しています。
−収録データ−
1 オープンニング・シーン
リスト:超絶技巧練習曲〜前奏曲 演奏/ジュリアン・ヤコブソン 1998年
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」ソロモン 1956年、アラウ 1983年、ヘス 1945年、リヒテル 1992年、ルービンシュタイン 1975年
2 イグナツ・ヤン・パデレフスキ
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
3 ヨーゼフ・ホフマン
ラフマニノフ:前奏曲第2番 1945年
4 セルゲイ・ラフマニノフ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 オーマンディ指揮フィラデルフィア管 1940年
5 ベンノ・モイセイヴィチ
ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番 ランバート指揮 ロンドン・フィル
ラフマニノフ:前奏曲 作品32−10 1963年
6 ウラジーミル・ホロヴィッツ
ショパン:練習曲第10番 サイレント・フィルム 1928年
スクリャービン:練習曲第12番 1968年
ビゼー/ホロヴィッツ編:カルメン変奏曲 1968年
7 ジョルジュ・シフラ〜本人のコメント
リスト:半音階的大ギャロプ 1963年
8 マイラ・ヘス
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ロイヤル・エアフォース管 1942年
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 1947年
9 アルトゥール・ルービンシュタイン
ショパン:ボロネーズ 変イ長調「英雄」
ショパン:練習曲第5番 サイレント・フィルム 1928年
ベートヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ドラティ指揮 ロンドン・フィル 1968年
10 フランシス・プランテ
ショパン:練習曲第7番 1928年
11 アルフレッド・コルトー
ショパン:2つのワルツ第1番「告別」 1944年
ショパン:練習曲第1番 サイレント・フィルム 1928年
シューマン:子供の情景 13. 詩人のお話 1953年
12 ヴィルヘルム・バックハウス
ショパン:練習曲第9番 サイレント・フィルム 1928年
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル 1962年
13 エトヴィン・フィッシャー
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番 1953年
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番 1953年
バッハ:クラヴィーア協奏曲 ニ長調 1953年
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 オーケストラなし 1953年
14 エミール・ギレリス
ラフマニノフ:前奏曲第5番 1943年ソ連
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 クリュイタンス指揮フランス国立放送管 1959年
15 スヴャトスラフ・リヒテル
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 ロジェストヴェンスキー指揮 1958年
ショパン:練習曲第12番 1960
16. アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
コメント:キーシン、アンデルスゼウスキー
スカルラッティ:ソナタ ロ短調 1949年
17. グレン・グールド
バッハ:パルティータ第2番 1959年
ラヴェル/グールド編:ラ・ヴァルス 1974年
バッハ:クラヴィア協奏曲第1番 バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル 1960年
18. クラウディオ・アラウ
コメント:ロジェストヴェンスキー、バレンボイム、本人。
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 ロジェストヴェンスキー指揮 1958年
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 1970年
19. アニー・フィッシャー
エンド・クレジット〜ショパン:小犬のワルツ 1976年
収録時間(VHS):108分
VHS仕様:HiFi/モノラル&ステレオ/B&W/カラー・NTSC/4:3画面/字幕スーパー/1999年作品/コピーガード:/無許諾レンタル禁止