ルシーネ・グリゴリアンがアルメニアの音楽家コミタスの作品でECMデビュー
このルシーネ・グリゴリアンのソロ・ピアノ・アルバムは、グルジェフ・アンサンブルとルヴォン・エスケニアンがアルメニアの音楽家コミタスの作品を録音して好評を得たアルバムの続編とみなされるかもしれません。同じく2015年ルガーノで録音され、マンフレート・アイヒャーによるプロデュース、いくつかの曲目も重複しています。グルジェフ・アンサンブルのヴァージョンで作曲家が民族楽器から受けた音のインスピレーションを模索し、ルシーネ・グリゴリアンはピアノのアーティキュレーションの音域の幅広さと音質の可能性を追求することで同じ音色を伝えています。つまりコミタスが意図したように民族楽器のドゥドゥク、タール、ズルナ、セテラの趣が感じられる演奏となっています。ルヴォン・エスケニアンはルシーネ・グリゴリアンが「典型的な田舎の儀式の音楽の神秘的な存在を伝えている」と述べています。ルシーネ・グリゴリアンのECMデビューとなるこの録音では、コミタスの『7つの歌』『7つの踊り』『子どもたちのための曲』、そして『Msho Shoror』を聴くことができます。(輸入元情報)
【収録情報】
コミタス:
● 7つの歌
● Msho Shoror
● 7つの踊り
● 子どもたちのための曲
● Msho Shoror
ルシーネ・グリゴリアン(ピアノ)
録音時期:2015年2月21-23日
録音場所:スイス、ルガーノ、オーディトリアム・ステリオ・モロ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)