CD 輸入盤

Metastasis, Pithoprakta, Eonta: Le Roux / French National.o, Etc

クセナキス(1922-2001)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LDC278368
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
France
フォーマット
:
CD

商品説明

待望の名盤復活!クセナキス:初期傑作作品集
廃盤となって久しい、クセナキスの代表作を収録した、フランス・ディスク大賞受賞の名盤が復活!いずれも物理学と数学の原理を応用し、グリッサンドが空間を縦横に支配する「確率音楽」と呼ばれるスタイルを決定付けた重要作品群です。このスタイルはリゲティやペンデレツキのトーンクラスターの手法に多大な影響を与えていきます。
 「メタスタシス」(弁証法的変換:1953-54)はクセナキスの事実上のデビュー作で、1955年ドナウエッシンゲン音楽祭でセンセーションを巻き起こしたもので、61人の演奏者による61の異なった声部の演奏と、組織的にグリッサンドが使用される衝撃的作品。
 「ピソプラクタ」(確率による行為:1955-56)はヘルマン・シェルヘンへの献呈作。50の楽器(弦46、トロンボーン2、シロフォン1、ウッド・ブロック1)から成り、確率計算に基づくグリッサンドや楽器の胴体部分を叩くといった演奏法を駆使した作品。以上2曲はモーリス・ル・ルー指揮、フランス国立放送管弦楽団
「エオンタ」(存在するものども:1963-64)はピアノ、トランペット2本、トロンボーン3本から成り、ピアノ・パートはパリのパレ・ヴァンドームにあるIBM7090コンピュータで確率計算されたという、演奏困難な作品。演奏に当たっている高橋悠治にして初めて可能になったとさえ言われています。なお録音はいずれも1965年のステレオ。

ユーザーレビュー

総合評価

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なんといっても一番の聴き物は高橋悠治がソ...

投稿日:2010/12/26 (日)

なんといっても一番の聴き物は高橋悠治がソロをとるエオンタだろう。音声ディスクなので作曲者が最も望んだ空間性、方向性を出す演奏形態には十全でない。それでも演奏の見事さがそれを補っていると思う。クセナキスは建築家でもあるので音楽を幾何学的に捉えるだけでなく、幾何学そのものとして構築するのだろう。ここには伝統的概念の更新と同時に洗い直しが徹底的に行われているようだ。彼の作品が真の意味で十全に評価される日はもうちょっと先かもしれない。

鉄血桃太郎 さん | 山梨県 | 不明

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「エオンタ」は圧巻。高橋悠治氏の超絶技巧...

投稿日:2005/04/14 (木)

「エオンタ」は圧巻。高橋悠治氏の超絶技巧的なピアノ演奏と5本の金管楽器との掛け合いが壮絶だ。「メタスタシス」は弦楽器のグリッサンドが不思議な雰囲気を出している、全体的にダークな感じの曲だ。「ピソプラクタ」はタイトル通り、確率的なアクションを狙ったもので、カオスティックな弦楽合奏の上に時折、ウッドブロックが打ち込まれる感じの曲である。またこの曲では弦楽器に色々な奏法が使われていて面白い。

悠治 さん | 岡山県 | 不明

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