くちぶえカタログ

松浦弥太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784860201180
ISBN 10 : 4860201183
フォーマット
発行年月
2005年02月
日本
追加情報
:
16×23cm,1冊(ページ付なし)
16×23cm,1冊(ページ付なし)

商品説明

松浦弥太郎が、身の回りの「モノ」へ限りない愛情を注いで書き下ろした六〇篇の珠玉エッセイ集!

【衣】501/バブアーとコーヒーボトル/ブラックウォッチ/ボタンダウンほか
【食】Dean& Deluca/パンケーキ/ラッセルライト/関口ベーカリーのパンほか
【暮】AURATONE/Magic Soaps/ギター/キルト/ローズマリー/車ほか
【職】Noodler's Ink/あけびの籠/えんぴつ/カメラ/スケジュール帳ほか
【本】ON THE ROAD/オキーフの家/ロバートフランクとブローティガンほか
【旅】HOTEL/ターコイズリング/トートバッグ/旅先で見た町のはなし……

写真と文章を別々の特色で印刷。章ごとに色の組み合わせが変わります(全十二色)。

内容詳細

はじめに
 ここ一年くらい前から物を買わなくなりました。
買い物は楽しみのひとつと知っていましたが、いつの日からかそう思わなくなったのです。特に衣食住の衣については一年以上何ひとつ買っていません。そんな風に物を買わなくなり今のところ何ひとつ不便はありません。却って本当に必要な物にしか愛情が湧かなくなり、身の回りを気前よく処分して気分は清々としています。
 少し考えてみればそのわけは簡単に見えてきます。今は自然災害、テロ、事件、政治への不信感、景気の不安定といった事が渦巻く毎日です。明日は何が起こるかわかりません。そんな暮しの中、無闇に成長する経済に乗っかり、流行に目をつけ、自分だけ何かを所有したり、自分だけ豊かになることは、いかに寂しく果無いと思うのは人として当たり前と思うのです。
〈中略〉
 では自分たちを自立させ美しく健全にするものは何なのでしょう。心の内から自然と湧いてくるのは「簡素に生きたい」という精神です。繁栄、快楽、永遠の進歩を夢見る時代はもう終わっています。簡素さとは軽やかで気楽で整然とし愛情を表現できることです。それはバランス、調和、謙虚さを持って、生きとし生けるものの良き隣人になるということです。この本に書いた文章はそのはじめの一歩と考えています。
(著者まえがきより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミス レイン さん

    松浦さんの本は、この頃のものが一番好きだ。持ち物の質の良さはもちろんだが、物質的質の良さよりそれを選んだ自分自身の人生における質と重さを見いだせる感性と物ひとつひとつに物語があるのがいいなと思ったのがちょうど十年前のこと。セーターの毛玉が好きだという飾らなさも新鮮だった。自己啓発系の書籍で分かりやすくヒントを与えられるのもいいけれど、こういう文章でゆるやかに感銘や影響を受けるのが好きだ。先達の受け売りではなく、自分なりの発露の仕方に余地というか余裕が生まれるような気がするからだ。

  • CBF さん

    (★★★☆☆) ここ1年くらい前から物を買わなくなりました。本当に必要な物にしか愛情が湧かなくなり、身の回りを気前よく処分して気分は清々としています…。衣、食、暮、職、本、旅についての日々のエッセイ。

  • みーあ さん

    読んだことを忘れていたもよう(笑)初めての内容ばかりに思えたが(笑)、付箋個所はなかった。私の趣向は、年月を経ても変化なしということが分かった。成長していないから?それとも確固たる自己が確立されているから?名作は自分が成長すると読むたびに感想が変わるとも聞くが、私はまだそういう経験をしたことがない。いつ出来るかな~?

  • 犬こ さん

    松浦さんが、暮らしの中で大切にしているものを写真付きで紹介しています。テーマは、「衣」「食」「暮」「職」「本」「旅」。多くは持たず、質のイイモノを長〜く。一つの一つのモノにこだわり持って愛用しているのだなと感じました。

  • E さん

    「今年は服を買わないと決めている。」という出だしがとても心を打った。ワタシも買わないですむ気を持ちたい。でも無理だろう。軟弱。

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人物・団体紹介

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松浦弥太郎

エッセイスト。2002年、セレクトブック書店の先駆けとなる「COWBOOKS」を中目黒にオープン。2005年からの9年間『暮しの手帖』編集長を務め、その後、IT業界に転じる。ユニクロの「LifeWear Story100」責任監修。「DEAN&DELUCA MAGAZINE」編集長。他、様々な企業の

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