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Leaving Home-orch.music In The20th Century Vol.6: Rattle / Birmingham

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
102043
Number of Discs
:
1
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description

第6集 『目覚めた後』

シリーズ第6弾は第2次世界大戦後の音楽シーンと前衛の時代を総括。中でもラトルが敬愛する師カールーと、まだデビューしたてのハーディングと共に指揮をする「グルッペン」の映像が珍しく、これら前衛の作品が好きではない方も見て楽しめるでしょう。
 「グルッペン」の指揮はジョン・カールーがオーケストラ1、サイモン・ラトルがオーケストラ2、ダニエル・ハーディングがオーケストラ3となっており、各オーケストラは、衣装・背景・照明によって、青・赤・緑に色分けされ、指揮者はそれぞれグレーの衣装を着けています。12台のカメラによって収録された非常に多彩な映像も魅力です。

曲目(抜粋演奏)
・R.シュトラウス:4つの最後の歌
・シェーンベルク:ワルシャワの生き残り
・ブリテン:セレナード
・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「アゴン」
・シュトックハウゼン:グルッペン
・ブーレーズ:主のない槌(ル・マルトー・サン・メートル)
 サー・サイモン・ラトル(指揮)
 バーミンガム市交響楽団
 バリー・ガヴィン(ディレクター)

スペシャル・フィーチャー
・作曲家たちの経歴
・収録されたコンサート演奏 ― シュトックハウゼン:グルッペン全曲(24分30秒)
 (客演指揮者ジョン・カールー&ダニエル・ハーディングと共に)

NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:PCMステレオ/50分/言語:英・独/片面一層ディスク(DVD5)


『グルッペン』について

ケルン放送からの委嘱作で、3人の指揮者、3群のオーケストラを必要とする作品。全体の人数は109名ですが、そこには12名を擁する打楽器セクション、ピアノ、エレクトリック・ギターまで含まれています。この3群のオーケストラは、同じ規模と楽器で編成されており、それぞれが独立的に扱われたり混じりあったり、異なるテンポで対立的に進行したり、巨大で破壊的なトゥッティを形成したりして、距離感や方向感といった空間的な面白さや、独奏、室内楽、フルオケといったアンサンブルの自在さによって、斬新で魅力的なサウンドを創造しているのがポイント。向かって左側が“オーケストラ1”、中央が“オーケストラ2”、右側が“オーケストラ3”となっています。なお、楽譜の最後にはラテン語で“Deo gratias”、つまり「神に感謝する」と書かれているとのことで、作品へのシュトックハウゼンの自信のほどが窺われます。
 初演は1958年3月24日に、今回と同じケルンのメッセ・ラインラントザールで、作曲者(オーケストラ1)とマデルナ(オーケストラ2)、ブーレーズ(オーケストラ3)の指揮によっておこなわれ、1965年には、作曲者(オーケストラ1)とマデルナ(オーケストラ2)、ギーレン(オーケストラ3)の指揮によって3チャンネル・ステレオ・レコーディングが実施されています。これは後に作曲者によって通常の2チャンネル・ステレオにミックスダウンされ、LPとして発売されています(CDはこちら)。
 その後、1994年12月に収録されたゴルトマン、アバド、クリード指揮するベルリン・フィルのライヴ盤(22分20秒)も登場して話題となり、その3年後に今回のレコーディングがおこなわれています。
 また、1997年にはバーミンガム市交響楽団が演奏する贅沢な映像作品(24分30秒)も制作されており、指揮はジョン・カールー(オーケストラ1)、サイモン・ラトル(オーケストラ2)、ダニエル・ハーディング(オーケストラ3)が担当しています。これは各オーケストラのステージが、青・赤・緑に色分けされたもので、12台のカメラによって非常に多彩な映像が収録されているのがなによりの魅力。
 そしてその翌年に収録されたエトヴェシュのアルバムでは、初演時と同じくケルン放送交響楽団が、ケルンのメッセ・ラインラントザールで演奏しているのが興味深いところ。指揮は、一連のクセナキス録音で人気のアルトゥーロ・タマヨがオーケストラ1を、作曲家で指揮者のペーテル・エトヴェシュがオーケストラ2を、フランス近代や北欧物を得意とするジャック・メルシエがオーケストラ3を担当しています。

Track List   

  • 01. Allons a Tepatate
  • 02. Deux Voyages
  • 03. J'ai Vu le Loup, le Renard et la Belette
  • 04. Chicot Two-Step
  • 05. La Valse a Canray
  • 06. Bee Dee la Manche
  • 07. 73 Special
  • 08. Le Canard a Bois Sec
  • 09. The Grey Hawk
  • 10. La Valse Grandpere
  • 11. Jeunes Filles de la Campagne
  • 12. Galop a Wade Fruge
  • 13. Cher Petit Monde
  • 14. Octa's Two-Step
  • 15. La Musique de Ma Jeunesse
  • 16. Uncle Will's Reel

Customer Reviews

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グルッペンの演奏風景がつぶさにわかる極め...

投稿日:2006/04/02 (日)

グルッペンの演奏風景がつぶさにわかる極めて貴重なDVDです。本来はラトルの音楽観による現代音楽史のDVDなのですが、それよりもグルッペンの演奏を知ることができるという希少価値の方がまさっております。音源としては作曲者自身によるものやアバドのものがありましたが、記録映像としては昔のNHK交響楽団の実演以来目にしていなかったので大変感激しました。グルッペンは何百回聴いたか分からないほどの好物でして、細部まで憶えていますがこのラトルの演奏はもっともしっかりした演奏だと思います。20世紀最大のアイコンをこの名演でどうぞ。

haubenstock- さん | 東京都 | 不明

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