もうひとつのマイルス、ラウンドミッドナイト

2005年7月9日 (土)

Original LP6曲「CD Bonus Track」3曲のDisc 1に加えて、今回初めて正式に発表されるのが、1956年2月18日の西海岸「Pasadena Civic Auditorium」での「Gene Norman Presents」コンサート・サ−キットおけるMilse Davis Quintet [Miles Davis(tp) John Coltrane(ts) Red Garlan(p) Paul Chambers(b) Philly Joe Jones(ds)の演奏。

さらにマイルスの８曲に加えて、かつてのクリスマス・セッション『Bags Groove』で味噌（俺のバックで弾くな！とマイルスが先輩モンクに文句！をつけた。）をつけたThelonious Monk本人が参加した“'Round Midnight”が収録された！！

メンバーは、Miles Davis(tp) Zoot Sims(ts) Gerry Muligan(bs) Thelonious Monk(p) Percy Heath(b) Connie Key(ds)のセクステット。因縁のマイルス〜モンクの共演にはマイルス・ファンならずとも興味が沸く。

今回の発売は「Celebrating The 50th Annniversary Of Miles Davis On Columbia」とタイトルされたキャンペーンの中で次々と発掘されるマイルスの貴重な音源のひとつ。

なお、このあとさらに注目の発売が控えている。『Live Evil』に収録された演奏を含むＣＤ６枚ボックスで発売予定の『The Cellar Door Sesions 1970』がそれ。

３夜にわたって録音されたテープには延べ５時間に及ぶ未発表演奏が残っておりこれが全て発売される。

メンバーはマイルスのほか、Gary Bartz, Keith Jarrett, John McLaughlin, Michael Henderson, Jack DeJohnette 、Airto Moreiraが参加している。

マイルスが変りゆく瞬間を捉えた貴重な記録として発売時には話題を巻き起こすこと必至だ！ キース・ジャレットの参加も注目。