大快挙〜っ！Orange Pekoeが選曲した『Idee Life３』が大ヒット！

Saturday, April 19th 2003

フランスはパリにある、ボサノヴァが流れるお洒落なレストランFavela Chicファヴェラ・シックや、Quatre Saisons キャトル・セゾンの音楽が話題となり、日本でもお洒落No.1を競うショップやカフェらが、CDを出しまくり、空間・時間をお洒落に演出すべく日々凄まじい戦いを続けているここ最近、あのIDEEショップも負けじと発表したのがIdee Lifeシリーズ。

第一弾Idee Life Soundscape Of Brazilは、IDEE Recordsのバイヤーである大島氏による選曲で、ブラジルのバランソ（ジャズの影響を受けたブラジル独持のノリの良いリズム感）系サウンドをコンパイル、好セールスを記録した。

そして第二弾Idee Life Soundscape Of Brazilian Chillは、Mr.Bongoレーベル主宰者デヴィッド・バトルによるセレクションでブラジリアンなチル・アウト・ミュージックをコンパイル、第一弾を凌ぐセールスを記録した。

そして今回、待望の第三弾が発売、クラブ寄りなボサノヴァブラジル音楽がコンパイルされているが、今回は日本のボサノヴァ・ユニットOrange Pekoeオレンジ・ペコーが選曲を手掛けている。サウンドからもお判りの通りジャズ、ブラジル音楽への愛情たっぷりのOrange Pekoeオレンジ・ペコーだが、ヴォーカルのナガシマトモコは心の師匠Nara Leaoナラ・レオン、Tania Mariaタニア・マリア、Elis Reginaエリス・レジーナ辺りか？そして、ギター、作曲、アレンジを手掛ける藤本一馬はThe Beatlesザ・ビートルズ好きらしいのでミナス出身のLo Borgesロー・ボルジェス辺りかなんかがくるのか？と、発売前の予測とは違った選曲となっている。

収録曲の殆どが1960年代にバッタバッタと産み落とされたボサノヴァ・グループの楽曲で、いずれの楽曲も既に日本盤で発売されているものばかり。『アルバム単位で買うのはちょっと...。でも定番以外のボサノヴァ・アーティストの色んな音源が聴いてみたい』なんてヒトにはお薦め。

ブアジルの至宝Ana Mazzottiアナ・マゾッティやブラジリアンAORの巨匠と名高いEmilio Santiagoエミリオ・サンティアゴ、ジャズ・サンバ・カルテットBreno Sauerブレーノ・サウレルなど『ムジカ・ロコムンド』にも掲載されたレア音源からEd Mottaエヂ・モッタ、Vox Populiヴォックス・ポプリ、Copa７なども収録。「ボサノヴァ」というより、「ボッサ」な感じですかな。