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ノルウェーのポップ・バンドephemeraがスピッツをカヴァー!

Sunday, March 30th 2003

ここ数年で、日本でもノルウェーのミュージシャンたちが紹介されてきている。まだまだお隣のスウェーデンの元気さにはかなわないかもしれないが、例えばアコースティック・デュオのKings Of Convenience、彼らと親交の深いRoyksoppといったエレクトロニカ勢、Sunny Day Real Estateなどにも通ずるバンドPoor Rich Ones、今春日本デビューの19歳のシンガー・ソングライター、Sondre Lercheなどが登場している。じつはいま挙げた方々はみなノルウェー第2の都市ベルゲンの出身。毎年、欧州でも大きな音楽祭が模様される港町として有名なだけあり、様々なミュージシャンが揃っている。

というわけで、そんなベルゲン出身で、先に挙げられた彼らよりいち早く日本に紹介されたのが女の子3人組、ephemera。手作りの温かさと呼ぶに相応しい、アコースティック・ギターのぽろぽろ零れる素朴さに宝石箱をひっくり返したような甘い瞬きの篭ったサウンドに、3人の清楚なハーモニーによるじんと切ない歌の数々。過去2枚のアルバムでも「ささやかだけど、素敵な時間」をフィヨルドの港から運んできた彼女たち、そして今回は春の訪れを告げるように、より鮮やかにポップに、楽しげに息を弾ませたステップが聴こえてくるアルバムである。

まず驚かされるのがいちだんと広がったメロディの世界。可憐な少女の面影を思わせる独特の翳りある旋律がチャームポイント(?)でもあったのだけど、アルバムの幕開けではラヴリー度満開のガールズ・パワーで転がりだす。それはペイル・トーンの景色から瑞々しい青い空のもとへ駆け出す、裸足の躍動感。チキチキとと刻まれるビートで繰り出されるサウンド面もまた同じく。音楽室にあるちいちゃな楽器で楽団でも作ったかのような、遊び心ふんだんの音色が、フォーキー。サウンドにとびきりの冒険旅行をプレゼントしているのだ。なんだかこっちまで、頬をなでる風邪を感じずにはいられない。 またアルバムのそんな気分を象徴するよう、あのスピッツの“ロニンソン”のカヴァーがephemera流アレンジで収録されているのも、聴きどころのひとつだ。ノルウェー発、幼馴染3人娘からのAir、ぜひともこの春色切符を手に木漏れ日散策に出掛けてみてはどうだろう。

文/吉羽さおり(the music master issue 127より)

* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.  

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Air

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Air

Ephemera

User Review :5 points (9 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥2,640

Release Date:28/March/2003

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