怒涛のカットアップ&コラージュ!

2007年8月17日 (金)

  インタビュー
  Ulticut Ups! & M.Hisataakaa
不特定多数集団 AYB Forceのメンバーとして名を連ねる2人、DJ Taharaと DJ Yu-Kiによって結成されたUlticut Ups!、そして「EDITOR/DJ」この二つの肩書きを持つ限られた人間のうちの1人であるMatsumoto HisataakaaによるWネーム・アルバム『CUT UP CD』。本作リリースにあたり、Ulticut Ups!のDJ Tahara氏、そしてMatsumoto Hisataakaa氏の両名を迎え、作品についてなどのお話などを伺うことが出来ました。

Ulticut Ups!
  Ulticut Ups!
―― まず、Ulticut Ups!を結成した経緯を教えて下さい。


DJ Tahara: 結成...??ん〜、ミックステープを一緒にやったというのがきっかけですかね。ホント自然な流れだとおもいます。


―― では、Matsumoto Hisataakaaとアルバムを制作した経緯を教えて下さい。


DJ Tahara: 昔、『CUT UP』ていうイベントを京都でやっていたときにアナログをリリースっていう話になって、それからどんどん話が盛り上がって2枚のアナログをリリースして他の仕事も色々とこなしての結果、アルバム作ろっか〜ていう感じで。。とにかくコノ人となら間違いないというところですよ。実際、最近は影響受けっぱなしで。


―― Ulticut Ups!としてAYB Forceという集団での立ち位置を教えて下さい。


DJ Tahara: オレらは特にクラブ担当かな??現場を盛り上げる。


―― どんなアーティストやDJに影響されてDJプレイや制作をはじめましたか?具体的に教えて下さい。


DJ Tahara: 『Run DMC、Public Enemyに影響受けて〜』とかカッコ良く言いたいんですけど、全く違って聴き始めはとにかく遅かった。Warren G、TLCのセカンドが聴き始めでしたね。なんか恥ずかしいですけど、、、それでターンテーブルを買ってとりあえず一日中さわりまくって、、DJを始めたての頃にNYのラジオ番組を録音したブートのテープを売ってるところがあってそこで買ってたテープに影響受けまくりましたね〜。NO.1はRed Alert。ヒップホップ、ダンス・クラシックス、レゲエ、とにかくボーダレスに繰り出してくるところにとにかくやられた。あとはDJ Enuff、Mister Cee、それからKenny Dope。Kenny Dopeは特に初期がよかった。ちょっと前、仕事でマッチャン(Matsumoto Hisataakaa)とラスベガスに行ってレコ屋でKenny Dopeに遭って喋りかけたら「人違いだ」とか言われちゃって、、、旅の恥は掻き捨てですよ〜。でもアレは絶対 Kenny Dopeだった!!(笑)


M.Hisataakaa: あれは絶対 Kenny Dopeやったよな(笑)。


―― それは今回のアルバムにも反映されている訳ですね。はじめてのアルバム『CUT UP CD』のタイトルの意味を教えて下さい。


DJ Tahara: 『いいとこどり』って感じですかね。


M.Hisataakaa: そのへんのガキ風に言うと「りすぺくと」とか言うんでしょ?(笑)特にタイトルに意味は無し!Delicからリリースした12インチ「CUT UP EP」の音源を集めたCDだから。それだけ。


―― アルバムを通して聴くとBPM早めのブレイクス&ビーツが多いですね。DJとしてのリスナーを踊らせたいという思いはありますか?


DJ Tahara: クラブプレイしたときは当然、踊らせたいですけどアルバムに関しては通勤、通学の滋養強壮に使っていただければと思います。


M.Hisataakaa: 俺は「踊らせたい」って意識は強い。お姉ちゃんのおっぱいとかお尻が揺れてんのを見るのが何より好きだからね(笑)。


―― (笑)やはり、DJなんですね。Ulticut Ups!として2 DJ'sのライブセットではどんなプレイを心がけていますか?


DJ Tahara: 聴いて、見て楽しむというところ。ジャンルレスに展開させていく。BPM 90、後半から120に上がって、それからまた下がってまたまたBPMが上がるジェットコースターミックス!知らないあいだにハウスを聴いてたみたいな。


―― Ulticut Ups!のDJ Taharaさんは大阪でVINYL7 RECORDSというレコードショップを経営されている訳ですが、それがDJプレイや制作にどんな影響を与えていますか?また、今までにどんな方がお店に訪れましたか?


DJ Tahara: いいモノを純粋にプレイすること。なんかレア盤をプレイする人だとか勘違いする人もいてちょっと困ってるんですけど...それはしょうがないかなって。制作とかしててネタとかに困ったときはまず、VINYL7。『VINYL7だから自分にフィットしているモノがあるのは当然でしょ〜』というわけじゃなくて純粋に好きなものが沢山あるんですよ。なんせバイヤーの買い付けっぷり、毎回の内容は脱帽です。見たことない人はうちのwebショップhttp://www.vinyl7.netを見てください。いろんな情報、レコード愛が垣間見れます(宣伝してすみません)ちなみに来店された著名人の方はナイショで。


Matsumoto Hisataakaa
  Matsumoto Hisataakaa
―― Matsumoto Hisataakaaさんは日本で数少ない「EDITOR」という肩書きをもつクリエイターですが、何?って人も多いと思いますので、あえて簡単に説明して下さい。


M.Hisataakaa: 音を切り貼りしていろいろする人。だけど、もっとマルチな意味を持たせたいと思って奮闘中です。




―― 今回のアルバムでは、EDITORとしての技みたいなものも聴く事ができる訳ですね?


M.Hisataakaa: 少しですけどね。8曲目を聴いて下さい。




―― 今後のUlticut Ups!とMatsumoto Hisataakaaの予定を聞かせて下さい。





M.Hisataakaa: まず、Ulticut Ups!はビクターからサルソウル音源を使ったミックスCDが9月か10月頃にリリースされます。俺はLord Finnesseのリミックスですね。


―― このインタビュー記事を見ている人に一言お願いします。


DJ Tahara: 『深く聴く』というコンセプトのアルバムではないんで、アタマをニュートラルにして純粋に盛り上がっちゃってください。


M.Hisataakaa: 頭で考えながら聴くんじゃなくて、聴いたときに体に起こる変化を楽しんで下さい。リズムを取っちゃうとか、勃つとか濡れるとか…。


―― 最後に、今一番お気に入りのアルバムと、好きな食べ物と好きな色を教えて下さい。


DJ Tahara: アルバムは残念ながらありません。好きな食べ物は麺類全般、本格カリー、アイスクリーム。好きな色は黒、オレンジ、緑、ピンク色。


M.Hisataakaa: 俺もアルバムでは無し。Mark Ronsonは何曲か聴いたけど良かった。好きな食べ物はおうどん。好きな色はパステルカラー。


―― ありがとうございました!

(取材協力:Phunk Inc.)
 
 
 
  Ulticut Ups!とMatsumoto Hisataakaaがヒップホップ・マナーを凝縮!  
 
CUT UP CD

CD CUT UP CD
Ulticut Ups! & Matsumoto Hisataakaa

ファンキー・ブレイクビーツ界のチーム・ファンタジスタ、A.Y.B.Forceのbulljunと並び、クルーの中心的存在のUlticut Ups!とボス的存在のMatsumoto Hisataakaaがヒップホップ・マナーを凝縮し、ポピュラリティ溢れる極上のクロスオーヴァー・パーティー・チューンを搭載したダブル・ネームのフル・アルバムを完成!アンダーグラウンド・ヒットした「Cut Up EP 1 & 2」の楽曲群も収録!
 
 

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