ウール100%
2007年3月8日 (木)
もつれた毛糸をほどいたら、小さなシアワセみつかった
各界の才能溢れる女性たちが集結。
カラフルで美しいごみ屋敷&
摩訶不思議な、"モノノケ"アニメーション、
どこか懐かしいのに、観たことない映像世界。
昨年12月、惜しくもこの世を去った、
岸田今日子→ 岸田今日子さん、死去。
さんの、本作は、最後の主演映画。
5月25日リリース!
STORY
近所からは、ごみ屋敷と嫌われる家に住む、
おばあさん姉妹、梅さん・亀さん。
壁に飾られる何十もの時計、電灯、数十台の電話機、
古ぼけたおもちゃの数々、台所にはもちろん、
使用できないほどの食器、冷蔵庫・・・家の中はもちろん、
庭、屋根にいたるまで、芸術的なまでに
積み上げられた廃品は、彼女たちが何十年もの間、
毎日のように町を歩き回り、拾ってきたもの。
ふたりはそれらを、ヒロイモノと呼び、
宝物のように、大事にしていました。
その愛情を受けてか、ヒロイモノは意思を持つ、
"モノノケ"になっていることを、ふたりは知りません。
ヒロイモノたちは、屋敷の傭兵のように、
梅さん亀さんの、ふたりっきりの世界を守ってきました。
ある日、屋敷に、赤い毛糸でセーターを編んでは
ほどく少女・アミナオシが転がり込んできて、
モノノケたちを退治していきます。
すると不思議なことに、梅さん亀さんの
幼い頃の記憶が甦ってきたのです。
廃品を集め、屋敷に閉じこもる原因
となった、思い出までも。
そして、アミナオシは、その思い出から
生まれた、モノノケだったのです。
監督は、CMやTVの短編アニメーションの
ディレクターとして活躍する、富永まい。
NHK「みんなのうた」の「ありんことひまわり」の
ミュージッククリップ、CX「ポンキッキーズ」内で
放送された、「ボーノーモ」シリーズなど、
かわいらしいけど、ちょっと毒のあるキャラクターを
作り出し、海外のアニメーション映画祭でも、高い評価を受けた。
本作での、身近なものから生まれた、
モノノケという発想、おばあさんたちの特異なキャラクター、
と、今までにない世界観を持つ、脚本が評価され、
2003年サンダンスNHK国際映像作家賞を受賞。
本作は、アニメーションを効果的に使用し、
彼女の持つ感性が存分に生かされた、
劇場用長編デヴュー作品。
偏屈で変わり者、銀のおかっぱにレトロで
奇抜なファッションのおばあさんという、
おかしなキャラクターに挑戦したのは、
ベテラン女優の、岸田今日子、 吉行和子のふたり。
そして、モノノケ・アミナオシには、
『誰も知らない』の長女役、 北浦愛。
お人形のようにかわいらしい、無垢な少女時代の、
梅さん・亀さんには、モデルとして活躍中の、
ティアラと兼田カロリナと、個性的な面々。
また、映画のもう一つの主役は、
なんといっても、美しいごみ屋敷。
その美術を手がけたのは、
『ホテルヴィーナス』 『茶の味』 『恋の門』など、
日本映画界には欠かせない、都築雄二。
廃品が積み上げられた屋敷を作り上げ、
表現不可能だった全容は、1/10のミニチュアを制作し、
富永監督の世界観を、完璧に表現した。
そして、『さくらん』で、 映画監督デヴューを果たした、
写真家の蜷川実花が、スチールを担当。
各界の才能が集い、大人のための、お伽噺が誕生。
監督インタヴュー
『ウール100%』が生まれたきっかけは?
テレビ番組で、実際にあるごみ屋敷のニュースを観て、
おもしろいと思ったんです。
こんなところに住むって、ただ事じゃないけど、
でも本人たちは、ごみに囲まれて、
安心して、暮らしているっていう。
あまりに衝撃的で、そこに物語を感じました。
行き場を失ったごみたちが、おばあさんの住む家に
集まっているというのが、話になるなと。
それとは別に、まわりの人に妖怪名を
付ける遊びが流行っていたんです。
例えば、酔っぱらって寝ている人を見ては、
"ノンベラズリベラ"とか、名前をつけて。
現代の妖怪みたいでしょう?
そんな時に女友達が、
「クリスマスまでにマフラー編む。」
って、がんばっていて、
でも、何度も何度も編み直ししていたんです。
「じゃ、あんたは、妖怪"アミナオシ"だ」って、
冗談で言ってたんですよ、7、8年前くらいですね。
その時は、新種の妖怪を考えるのが
楽しくて描いたり、粘土で作ったりしていて。
最初のアミナオシはもっと、
ヌメっとした、気持ち悪い妖怪でした。
それが、捨てられた毛糸にくっついている
妖怪になって、そこで初めて、
ごみ屋敷と妖怪が、くっついたんです。
サンダンスに応募したきっかけと、
受賞した感想を教えて下さい。
CMの会社に入って、どうしても、
オリジナルのものをやりたくて、
アニメーションを作りはじめ、それが落ち着いたんで、
また何か作りたいな、と思っていたんです。
元々は、短編の企画があり、ネタは探していました。
でも、なかなか実現しないので、しびれをきらしていて。
そんな時に、サンダンスのことを思い出したんです。
サンダンスは監督を育てる賞だから、
短編でもCMでも、監督経験があれば、応募できるんです。
それなら、長編の経験がなくても、チャンスがあるかもと。
応募を決めれば、自分に締切を作れるし、
最初はとにかく、長編の脚本を書く経験になればいいや、
落選してもともと、と思っていました。
アニメの方で、ちょこちょこ海外の映画祭に行って、
海外は、日本の映画祭と違って、良いも悪いも、
反応がダイレクトに伝わってくるし、
みんながオープンで情報交換できるから、
海外の映画祭で上映されたら良いな、という思いもありました。
サンダンスからは、段階を追って通知が来ました。
最初は、8本残りましたっていう話が来て、
その段階から面接があったので、無理して、
スケジュール調整して、面接に行って。
その時はまだ、"あわよくば"と思っていたんですが、
5本に残ったら、"何とかして取りたい"になって、
3本になったら、"絶対欲しい"と思うようになりました。
面接段階でも、脚本は直しても良いし、
私の作品は、絵を見て頂きたかったので、
スケッチやデザイン画を持っていったりしました。
「ごみ屋敷は臭いけど、匂いはどうするの?」とか、
「制作費は実際、どのくらい集まってるのか?」
「制作会社は、決まっているのか?」とか、
実制作に関する、具体的なことを聞かれました。
受賞結果を聞くまでは、本当にドキドキで、
受験以来の盛り上がりでした。
でも、受験と違うのは、次の日から、
「映画撮らなくちゃいけないんだよな」とか、
どうやって、映画撮れば良いのだろう」とか、
お金も集めなきゃ行けないし、不安でしたね。
キャスティングについて
岸田さんは、個性的な役柄の多い方なので、
もの凄い人だろうと、妄想が膨らんでいました。
実際に、たまたま岸田さんをお見かけすることがあって、
ただ者ではないエネルギーを感じて、やはり、
この人しかいない、とダメもとでお願いしてみました。
実際に一緒にお仕事してみたら、
上品であたたかい、ご婦人という感じでした。
逆に、吉行さんは、作品で受ける
かしこまった印象と違って、おちゃめな感じ。
とても、かわいらしい雰囲気の方でした。
脚本に対しての意見もふたり、全然意見が違うし、
各々のキャラクターの歴史とかを考えていらして、
その話は相当、面白かったですね。
"アミナオシ"役は、オーディションを行いました。
アミナオシ、というキャラクターの年齢設定も、
まだ探りながらだったので、7、8歳から15歳までと、
かなり幅広く、実は、男の子にも会ったりしました。
北浦さんの印象は、"女性"と"少女"の、
どっちにも属していない、それが痛々しく感じました。
多分、半年前でも半年後でも、違っていたと思うんですけどね。
オーディションでは、みんなにセーターの中から、
顔を出してもらうシーンを演じてもらったんですが、
北浦さんがセーターから顔を出した瞬間、
「あ、この人!」って、ぱっと、思ったんです。
髪型とか気にせず顔を出してくれて、
恥ずかしがっているようでもあり、大胆でもあるような、
両方を持っている子だと。
彼女の魂が、まだどちらにも行っていない、
微妙な感じが伝わってきました。
この先、北浦さんもいろんなお仕事をされると思うんですけど、
この頃の北浦さんを捉えられたのは、本当に良かったですね。
女の子が変化していく切なさが撮れたし、
それは、この作品の根っこにあることだから、
映画全体としても、彼女から得たものは、大きいですね。
初めて長編映画の監督をした感想と苦労
毎日が、精一杯でしたね。
5週間で1つのものを作るということが、初めてですから。
5週間で5本作れって言われれば、作れますけど、
5週間、毎日やっていることが全部、最終的にひとつになる。
毎日の天気から、自分のコンディションまで、
油断すると、すべてに影響して、映画がブレるなーと緊張してました。
中盤ぐらいで、「監督、このままだと全て撮り切れません。」
という状況に、なってしまいました。
冬で日も短いし、使用した屋敷の部屋の中が狭くて、
セッティングに時間がかかっていたのもあって、
毎日撮り切れないシーンが出て、積もり積もって。
スタッフもみんな、しんどかったと思います。
そんな状況だったので、急遽会議をして、
シーンをいくつか削って、そこで表現したいことを
別の形で、シーン数を減らして、撮ることができないか、
みんなでアイディアを出し合いました。
そんな時、北浦さんがふざけて、梅さんと亀さんの
かつらを被って遊んでいたんですが、それがすっごくかわいくて。
髪の毛を切るシーンは、元々なかったんですけど、
スタッフに、「髪の毛を切っちゃったらどうだろう」
と相談したら、良いんじゃないと。
そのシーンによって、すごく時間のかかるシーンを、
1シーンにまとめることができました。
妥協したというより、いろんな条件が重なって、
「できません」となった時に、アイデアが出て来て、
元よりもっと良くなった。
追いつめられると、出てくることがあるんですよ。
そういう時って本当に、楽しいです。
今回はスタッフが、CMチームと映画チームの、
ミックスだったんですけど、お互い、
カルチャーショックは、あったように思います。
短距離選手と長距離選手が、手をつないで走ってる感じ。
わたしは、撮影が進んでいく中で、欠番
(撮影をしないでカットする)を結構出してたんです。
決して妥協でなく、必ず、元より良くなる確信のある時ですけど。
でもある時、CMで昔から仕事しているメンバーから、
「大変だからって、混乱しないで、
ちゃんと撮るもの撮って下さいよ」って言われて。
私としては、毎日毎日過酷なスケジュールで、
みんなに辛い思いさせていたから、少しでも撮影シーンが減って、
みんな楽になったと感じている、と思っていたんですよ。
でも彼らは、私が諦めてるって思ってたんですね。
僕の名前がエンドロールに載るのに、
適当に撮られちゃ、たまらないって言われて。
うれしい言葉でしたが、良い映画が出来るんだ、
という想いがあるから、頑張れるという気持ちを
分かってあげられなかったと、すごく反省しました。
私の仕事は、良い映画を作るということ、
それだけなんだ、その日からそれを、肝に銘じました。
STAFF
監督:富永まい
音楽:矢口博康
美術:都築雄二
スチール:蜷川実花
CAST
岸田今日子、 吉行和子、 北浦愛
宮田亮、兼田カロリナ、ティアラほか
『ウール100%』
2005 カラー 約99分+約30分
特典映像
メイキング(10分)、予告編(劇場/Web)
初日舞台挨拶(10分)、インタビュー映像(10分)
4 岸田今日子
4 吉行和子
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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