無人島～俺の10枚～【ザ・なつやすみバンド連載編～第一回：高木潤～】

2015年2月17日 (火)

「毎日が夏休みであれ！」1stアルバムがじわじわとロングセールスを記録！インディー界隈で話題のザ・なつやすみバンドがまさかのメジャー進出！2ndアルバム『パラード』をスピードスターレコーズからリリース！
アルバムの完成を記念し、HMVの人気企画「無人島10枚」メンバー全員リレー連載が決定！3月4日リリースまで続々とUPされるこの企画！彼らが選ぶ作品とは？

無人島～俺の10枚～【ザ・なつやすみバンド連載編】一覧

『パラード』ザ・なつやすみバンド　[2015年3月4日発売]

温かくも透き通った伸びやかな歌声、叙情的かつセンチメンタルな歌詞とメロディにはどこか懐かしさがあり、ピアノ・ベース・ドラム、そしてスティールパン・トランペットなども加わったアンサンブルは、トロピカリズモにも通ずる、ストレンジで癖になる唯一無二のサウンドを生み出している。完全自主制作でロングヒットを続けるファーストアルバム「TNB!」から約3年ぶりとなる待望の新作。

『パラード』収録楽曲

01． SEASONS
02．パラード
03． (春)はどこへいった？
04．めくらまし！
05．ユリイカ
06． S.S.W (スーパーサマーウィークエンダー) ～Sweet Suburbia Mix～
07．かぜまちライン
08．ラプソディー
09．鳥は舞いおりた
10．波
11．ファンファーレ

ザ・なつやすみバンドプロフィール

ピアノと唄　中川理沙 / ベース　高木潤 / ドラム　村野瑞希 / スティールパン,トランペット,その他　MC.sirafu
2008年4月に「毎日が夏休みであれ！」という信念の元、結成。
温かくも透き通った伸びやかな歌声、叙情的かつセンチメンタルな歌詞とメロディにはどこか懐かしさがあり、ピアノ・ベース・ドラム、そしてスティールパン・トランペットなども加わったアンサンブルは、トロピカリズモにも通ずる、ストレンジで癖になる唯一無二のサウンドを生み出している。
結成後、メンバーチェンジを経てライブを重ねるうちに東京インディーズ界隈で話題となり、下北沢の街全体で開催されているサーキットイベント「下北沢インディーファンクラブ2011」では、リリース作品が一枚もない中での出演にも関わらず入場規制となった。2012年6月に、満を持してファーストフルアルバム『TNB!』をリリース。自主制作ながら好セールスを記録し、第5回CDショップ大賞では、錚々たるメジャーアーティストと並んでノミネートされ、現在でもロングセールスを続けている。2013年には、『サマーゾンビー』を短冊8cmシングルCDでリリース。2014年夏には新作となる4曲入りのEP『S.S.W』の無料配信が話題となった。

http://natsuyasumi.hiyamugi.com/

無人島～俺の10枚～【ザ・なつやすみバンド連載編～第一回：高木潤～】

モーニング娘。「ベスト！モーニング娘。1」

世代。中学時代に自転車で転んで鎖骨を骨折したことがあるのですが、次の日学校へ行ったらクラス中に「モー娘。のCDが棚から落下するのを阻止して骨折した」という謎の噂が広まってしまうくらい自他共に認めるファンでした。無人島に行って青春に浸りたくなったら聴きます。「恋愛レボリューション21」を踊り、母が恋しくなったら海を眺めながら「ふるさと」を聴きます、歌います。

ディズニー「カリフォルニアディズニーランド・リゾート開園50周年記念アルバム」

いつ聴いてもワクワクできるのは結局ディズニーだなと思います。その中でもアトラクションの音楽は格別にワクワク。東京ディズニーランドのミュージックアルバムより、カリフォルニアのもののほうがより実際のアトラクションに近い形で音楽が収録されていて好きです。無人島に向かうときにスプラッシュマウンテンメドレーを聴きたいし、滞在中はヨーホーを聴いて探検できたらステキです。

キリンジ「KIRINJI Archives SINGLES BEST」

コード感とメロディーが絶妙で大好き、そして美しい、よく聴きます。大学時代のあれこれも思い出す一枚。ポップなのに哀愁感たっぷりでたまらないです。無人島で暮らしたことがないのでわからないですが、いつも前向きでいられるとも思わないし、どんな環境にいてもシティボーイ感だけは忘れたくないです。冷静なときに聴いて自分の中のシティボーイ感、オシャレ感を保っていたいです。

FISHMANS 「Aloha Polydor」

無人島＝裸もしくはターザン服という変なイメージが先行して、今回他のアルバムのほとんどは夏付近の季節を想定して選んでしまいましたが、唯一これは秋冬を想定して選びました。何となく僕の中ではFISHMANSは秋冬に聴きたいイメージ。でも秋冬に無人島って過酷．．．。秋に虫の声と一緒に聴いたり、冬の星空を眺めながら聴きたいです。頑張って耐えます。あと、個人的に柏原譲氏のベースに憧れているので憧れ枠！

坂本冬美「坂本冬美25周年ベストアルバム」

日本人なら演歌だなとここ10年くらい割と断続的に探求し続けているんですが、坂本冬美や石川さゆりは挑戦し続けている感じがとても好きです。ド演歌ありロックありプログレありレゲエあり。「夜桜お七」「アジアの海賊」「蛍の提灯」名曲揃い．．．。ベストということでいいとこ取り、喜怒哀楽全ての感情を詰めてくれているので、無人島でいつ聴いてもハマりそうなオールマイティー枠。助かります。

Zap Mama 「7」

昨年自分の中で突然アフリカ音楽ブームが来て、インターネットで漠然と「アフリカ音楽　オススメ」で調べて最初に出会ったのがZap Mamaでした。このアルバムの中の「African Sunset」という曲と「Warmth」という曲が特に好きです。壮大な気持ちになれるので、夕暮れ時、地平線を眺めながら仁王立ちで聴けたら画的に最高だなと思います。

Zahara

Zahara　「Loliwe」

「Xa Bendingena Mama」という曲が大好きで最高にぶち上がります。インターネットに情報が少ないんですが、曲調に反して歌詞は結構ナーバスなようなので、歌詞の意味をちゃんと知りたいところです。意味さえわかっていませんが、それを目にしてから自分の中での勝手なイメージは「嫌なことはテンション上げて忘れよう！」なので、無人島での果てしない生活において役割的に大事な一枚になりそうです。

Oneness of Juju 「African Rhythms」

アルバム全体のバランスが好みです。他のアルバムもコンセプトがはっきりしていて好きですが、サックスの音がとても心地よく、ボーカルも天を突き抜けるようで魂ブルブル揺さぶられ系で上がります。アルバム名にもなっている「African Rhythms」という曲が好きです。真っ昼間に灼熱の太陽の下叫びながら聴けたら最高な気がします。

Mdung

Mdung 「Gambian Space Program」

夜に聴きたいです。アルバム名にSpaceと入っていますが、メロディーとコード感にちゃんと宇宙感があって好きです。Mdungは「Afro What!?」というアルバムも同じくらい好きですが、10枚しか持って行けないのならバランス的に夜に聴きたいこっちを選びます。岩の上で夜空を眺めながら聴きたいし、流れ星なんて流れたら最高だなと思いますが、壮大さに怖気づいてしまいそうで心配です。

KAZSIN 「水夢～Go for VICTORY～」

高校まで競泳一筋でした。そんな僕をはじめ、競泳経験者なら誰もが選ぶであろう一枚。レース入場時や表彰式などに流れていためちゃくちゃカッコイイ音楽が収録されている一枚で、血が滾ります。wikipediaで調べたらスイマーの間では「神曲」と謳われているそうです。確かに神曲。きっと無人島に行ったら食料の魚を捕まえに出なければいけないと思うので、現役時代を思い出しこれをBGMに戦闘モードで海に飛び込みます。大漁の予感！