豊崎愛生 2ndアルバム『Love letters』発売記念インタビュー
2013年10月9日 (水)

――実に2年3ヶ月ぶりとなる待望の2ndアルバム『Love letters』が遂に発売となりました。率直な感想をお聞かせ下さい。
豊崎さん:朝からアフレコ現場に行ったり、コメンタリーを録ったり、ラジオの収録をしたり...いつもと変わらない平日を過ごしていたのですが、朝から事あるごとに「あ、今日アルバムの発売日なんだよね」と、ずっとふわふわしていて。何だかそわそわしっぱなしの一日でした(笑)。
――実際に店頭でCDが並んでいるところは見られましたか?
豊崎さん:(取材した9月25日発売日当日時点では)時間の余裕がなくてまだ足を運べていないのですが、「秋葉原が愛生(あき)葉原になっているよ!」など、色んな方からメールで連絡を頂いています。アルバムの発売日という今日を迎えられたこと、CDがお店に並んでいること、すでにCDを手にとって聴いてくださっている方がいること…それらすべてに「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。
――2ndアルバム制作にあたってプレッシャーみたいなものはありましたか?
豊崎さん:1stアルバムは「はじめまして」というコンセプトがあって、私はこういう声でこういう歌を歌う人です、という名刺代わりの作品でした。1枚目でそういった作品を作れて安心していた部分があるので、プレッシャーはなかったですね。飾らない現在の歌声、前作から2年以上経って成長し、変化した部分もたくさんあると思うので、それらをうまく伝えられたんじゃないかなと思っています。
――完成されたアルバムを聴いてみていかがですか?
豊崎さん:今回のアルバムの曲順は自分で考えさせて頂いたのですが、“See You Tomorrow”で始まって“letter writer”で終わるという流れをアルバムを聴いている皆さんの生活の一部にして頂けたらいいなと思っています。私自身も朝に聴く曲、夜に聴く曲みたいに再生回数が多い曲があって、誰かの生活の一部にこのアルバムの曲達が溶け込んでくれたらいいなと思っていたので、自分でも朝起きて“See You Tomorrow”を聴いて、夜に帰宅する時は“letter writer”を聴くというスタイルを実践しています(笑)。
――“See You Tomorrow”がアルバムの頭にあることで、すっと入っていけますよね。
豊崎さん:曲を頂いた時からアルバムの1曲目は“See You Tomorrow”にしようと考えていました。ただそこからが大変で、曲順には相当悩みました。どの曲も大切で思い入れがあるので、逆に置き場所に困るというか。色んなアーティストの方に曲を作って頂いているということもあって13曲が仲良く並ぶにはどうすればいいかな?というのは、締め切りギリギリまでずっと考えていました(笑)。
――アルバムには書き下ろしの楽曲が5曲収録されています。この人選はどのように行われたのでしょうか?
豊崎さん:Rie fuさんとCharaさんは前回のアルバムでもご一緒させて頂いていて、クラムボンのミトさんと原田さんに関してはまた違うところでつながりがあって、また一緒にやれたらいいねというお話が前々からあって今回も曲を書いていただきました。たむらぱんさん、UNISON SQUARE GARDENの田淵さんは一緒にやりませんか?と以前からお声かけ頂いていて、私もぜひぜひ!という感じでしたので、今回のアルバムでタイミングが巡って来たという感じですね。
――リード曲の“letter writer”はUNISON SQUARE GARDENの田淵さんによる楽曲ですね。勝手なイメージですがどちらかというとイメージ的にギターロックの方なので、カントリー・ロック調の楽曲で驚きでした。最初からこのようなスタイルだったのでしょうか?
豊崎さん:メロディのキャッチャーさや、優しくてメロウなテイストはそのままですが、仮歌の段階ではあそこまでバンジョーの音が前面にフィーチャーされていなかったですね。段階的にあのカントリー・ロックのスタイルに辿り着いた感じです。今回のアルバム・タイトルも『Love letters』ということで、アルバムを象徴する全体的なテーマとなるような素敵な楽曲を書いてくださいました。
――前回のインタビューでも安藤裕子さんにお手紙を書かれているとお話されていましたが、日常生活でも手紙を書かれたり?
豊崎さん:しますね〜。ラジオでお便りを沢山頂きますし、事務所にも沢山お手紙が届きますので本当に“書いて”“読んで”ですね。最近嬉しかったお手紙は、知り合いの娘さんから四つ葉のクローバーを見つけたよ、というお手紙をクローバーの栞と一緒に頂きました(笑)。手紙は私にとってすごく身近な存在で、誕生日に両親に貰った手紙を今でも仕事の手帳に挟んでいたり…日常的に近しくてとても大切なものですね。
――音楽好きの豊崎さんにぜひ訊いてみたかったのですが、いち音楽リスナーとして2ndアルバムはこうあるべき!みたいな考えとかありますか?
豊崎さん:あ〜、2nd好きなんだよねって人多いですよね(笑)。私はそうだな…前にもお話したかもしれませんが、トム・ウェイツさんは初期の2nd、3rdアルバムがいちばん好きですね。私も今日2ndアルバムを出したばっかりなので「こうあるべき!」とまでは言えませんが(笑)。やっぱり2ndアルバムは1stアルバムを聴いてくれた人を大事にしつつ、新たな挑戦をすべき1枚なのだろうなって思います。私も今回の作品で色んなチャレンジをしてみたので、守りには入っていないと思って頂けたらいいですね。
――今丁度挑戦という言葉がでましたが、直近のシングルで言うと“フリップフロップ”は新しいジャンルの音楽へのアプローチがあって、“CHEEKY”では心の奥底をさらけ出すような深い表現が見られました。これらの挑戦はアルバム全体にもフィードバックされているという事でしょうか?
豊崎さん:そうですね。単純に1stアルバムというものは生まれて始めての事だらけなので、誰しも探り探りの部分は絶対にあると思うんですね。1stを出したことで生まれたアイデアだったり、出来なかったことだったりを今回のアルバムでは思い切り混ぜさせてもらっていて、ビジュアルワークの水彩絵の具や蛇腹の絵本は1stの時からの流れで、ずっとやってみたいと考えていたものなんです。また今回の作品を作ったことで、新たにチャレンジをしてみたいアイデアが生まれているので、それが次に繋がる大事な鍵なんだろうなって思っています。
――なるほど。では10月20日から幕を開けるセカンドコンサートツアーについてお伺いします。どのようなコンサートにしたいですか?
豊崎さん:前回のツアーはアルバムの世界観をまるっと再現するような形でしたが、今回はちゃんと自分の言葉で「ありがとう」を伝えていくことが一番の目的です。「どや!私の世界観!」というよりは、『Love letters』に入っている曲それぞれの言葉を観てくださっている方のひとりひとりの心に何かが残るように、丁寧に届けていきたいなと思っているので、身近に感じて貰えるコンサートツアーになればいいなと思います。
――では最後にファンの皆さんにメッセージをお願い致します。
豊崎さん:私にとって“music”以降の約2年間はあっという間でしたが、同時にとても果てしない時間でもあったので、こうしてアルバムを届けられることがとても嬉しく思いますし、それはすべて私の声や歌に耳を傾けてくれる皆さんが居てくださるからだと思っています。
言葉では表しきれない「ありがとう」や「大好き」という気持ちを沢山散りばめて作ったのが今回の『Love letters』というアルバムです。皆さんの心に温かい何かを残すことが出来ればいいなと思いますので、ぜひ聴いて下さい!
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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