ブレない音男のブレない言葉！SHINGO★西成の3rdアルバムが熱い！

2012年7月13日 (金)

明快なラップ、シンプルなメッセージ、ブレない音男のブレない言葉！
SHINGO★西成、さらに“ズルむけた”3rdアルバム『ブレない』がバッチバチな名盤スギル！ラパッ！

いや、まじにSHINGO★西成のメッセージが...と言うよりも人情味溢れるSHINGO★西成というブレない音男そのものが、バッチバチに伝わってくる作品。これで気持ちが動かなかったらどうかしてまっせ。

全曲それぞれのパワーが半端なくて何から説明していいやら途方に暮れてしまうので、今回は駆け足全曲解説をしちゃいます。（～斜体文字はリリックから印象的なフレーズを引用～）

01. ブレない (pro: Pentaxx.B.F)
アルバムタイトル楽曲。「今に見とけよ！」精神、ブレてない！
～「楽しい！イェ～イ！」が幸せじゃない… 「しんどいね～」も生きてる証拠～
～今は笑われてもええねん… いつか笑ったヤツを笑ったる…こころで～

02. 直感 (pro: NAOtheLAIZA for Hi-A+ Production)
冷静な視点と直感のバランス。SHINGO★西成の真骨頂。
～アゴに手をあてる… 少し考える… それ以外は直感！直感！～
～「無理」と言われた音男がいま無理じゃなかったことを証明する～

03. 心とフトコロが寒いときこそ胸をはれ (pro: DADDY DRAGON for Dragon Farm Records)
もうこれはタイトルが全て！明日も頑張ろうや！
～生活の安定をもとめて気持ちが不安定もあるって～

04. 青いサムライ (pro: EVISBEATS & 前田和彦)
どこかほっとするEVISBEATSのビートに、シンプルな言葉。前作収録の「できたかな？」に通ずるナンバー。
～大丈夫！何てことないよ！どうにかなるさ！なるようになるさ！～

05. 大阪UP (pro: DJ FUKU)
“大阪締め”から始まる、地元ラブの大阪ダンス。風営法に物申す！
～朝まで騒ごう！ Everybody Say!～

06. まんまんちゃんあん (pro: Michael James)
まんまんちゃんは関西特有の幼児語で、仏様、南無阿弥陀仏の意。関西の祭囃子をサンプリングしたトラックも印象的なRepソング。
～せっかくの命やで生きてたらなぁ必ずエエことがおまっせ！～

07. どうすればいい？ (pro: NAOtheLAIZA for Hi-A+ Production)
先行き見えないこの世の中でどうすればいいの？大丈夫！こうすればいい！
～お手上げならこうすればいい… Hands up! 手をあげて歌えばいい！～

08. あいつは悪いヤツじゃなかった…でもいいヤツでもなかった (pro: ヤマザキテツヤ)
生音主体のロックトラックで、汚いヤツを切りまくり！
～弱い人に強いのはWack！強い人に弱いは腹ブラック！～

09. AAAAA (pro: Ghost Riders)
全曲に続けて生音で構成されたパンクチューン！ラフィンノーズじゃコブラじゃセックスピストルズじゃにハマった時期もあるSHINGO★西成流のオイパンク！拳突き上げてAAAAA（エイエイエイエイ）！
～かまへんかまへんいてまえ！ AAAAA～

10. 足痛いけど！ feat. 村越周司 (pro: ISSEI)
ダンストラックに乗せて送るSHINGO★西成ならではのギャグチューン！
～40超えても腹からチェケラ～チョ！エンジョイ！～

11. バナナ (pro: DJ FUKU)
バナナという言葉の響き1本で作られた言葉遊び全開の1曲！
～取り扱い注意してくれないと　人間もバナナも黒くなる～

12. トタン (pro: TRAMP)
今作で最も“昭和”を感じさせる、フォーキーでアコースティックな哀愁ナンバー。
～理想と現実… 夢と貧血… 暗闇と金欠… 紙とえんぴつ… 今の思いを綴る…～

13. もしもキミが今… (pro: Mi3)
アルバムを最後を飾るのは、寂しいとき、辛いとき、苦しいとき、包み込んでくれるようなSHINGO★西成の人間力が詰まった感涙の名曲。支えあって生きる人の美しさを感じます。
～もしもキミが今… 楽しいならまわりも楽しくしてあげよう　ひとりじゃない！～

インタビュー・文：松井剛

【HMVインタビュー】SHINGO★西成

--- 約1年8ヶ月ぶりの新作『ブレない』完成おめでとうございます。まずは、制作を終えた率直な感想をお願いします。

さらにズルむけましたナマSHINGO★西成です。

--- 前作『I・N・G』にも増して、ストレートでシンプルゆえに強いメッセージが印象的な作品だと思いますが、その辺で意識する事はありましたか？

いいアイディアをいいセンスにして、いいタイミングで世の中に出す！「アイディア、センス、タイミング」を大切にしました。

--- お年寄りから子供まで“伝わる音楽”という意識は、さらに強くなっているように感じましたがいかがでしょう？

何を残して何を捨てるか？を実行してよりシンプルにすることで言葉の重みは増し聴きやすくしました。

--- ロック・パンク・お囃子・レゲエ…と音楽の幅も更に広がった作品になっています。もはやHIP HOPという枠にとらわれない“人間音楽”といった感じですが、その辺りはいかがですか？

店舗のコーナーにジャンル「SHINGO★西成」を作ってほしいですラガッ&ラパッ。

--- リリックは、西成という土地で暮らしながら感じているリアルな言葉だと思います。この1～2年の激動の社会情勢の中で西成はどのように変化していますか？

ホルモンも油カスも値上がりしました。でも立ち飲み屋は大繁盛です。晴れたら街中オープンカフェです。

--- 「大阪UP」では、風営法を取り上げています。関西のクラブシーンの現状はどのような感じでしょうか？

確かに試練ありましたが関西も大阪もビンビン元気です！クラブオーナーもクラブスタッフもパワー満開です！実際関西のクラブに足運んでくれたら分かります！

--- またSHINGOさんの風営法に対する意見を教えてください。

守るべきモノは守る。変えるべきモノは変える。

--- 「大阪UP」で歌われる“大阪締め”、M6のタイトルにもなっている“まんまんちゃんあん”に関して説明して頂けますか？

大阪名物な商売人の心意気を曲の前後に入れて大阪の素晴らしさ、関西の素晴らしさ、日本の素晴らしさを再確認してもらいたかったです。「まんまんちゃんあん」はジィちゃんバァちゃん、親や兄弟、つまり先祖に感謝することを忘れずに…と思い、仏壇にゴハンお供えする時の最高な言葉「まんまんちゃんあん」をみんなに歌ってほしくて作りました。

--- 閉塞的な時代の中で、下を向かずポジティブな気持ちを持つ事、そして“生”を強く感じさせる作品だと思いますがいかがでしょう？

死ぬまで生きよう…とオレ、思います。できるだけ長く歌っていけたらなぁ思います。

--- SHINGOさんのリリックには、いつも“嘘がない”ので聴く者の気持ちを揺さぶると思いますがいかがでしょう？

「ウソつきはドロボウの始まりや！」とガキの頃から言われてます。喜怒哀楽を感じてくれる揺さぶりを毎回できるように自分磨き頑張ります。

--- ほぼ全ての楽曲で、トラックメイカーの名前をシャウトしているのも印象的でしたが、意識的にですか？

1人で音楽はできないということです。「大阪UP」のミュージックビデオのようにたくさんの仲間や同志に助けられて支えられて音楽してるのを実感しています。

--- 最後にアルバムタイトルを『ブレない』にした理由を教えてください。

このアルバムを録り終わって、全曲に共通すること、『I・N・G』からライヴやってきて思ったこと、そして行動してきたことを言葉にした時に、また、この二年間ブレなかった、今もブレてない、これからもブレないでいたい、という思いから、『ブレない』が相応しいなと思いました。

--- 有難う御座いました。

有り難うございました。

『ブレない』 SHINGO★西成　[2012年07月18日発売]

「「関西の至宝」SHINGO★西成、前作から約1年半振り、待望のサードアルバムが完成!!! 今こそ、この男の言葉を！」
"昭和の香り"色濃く残る大阪のイルなゲットー＝ドヤ街「西成」・釜ヶ崎は三角公園近くの長屋で生まれ育つ。「今に見とけよ！」精神と冷静な視点、自らの体験を元に「間」を活かした独自のソウルフルな「べしゃり芸」で表現する超オリジナルな世界観は、層が厚くキャラの濃い関西シーンの中でも突出している。KREVA, サイプレス上野＆ロベルト吉野, NG HEAD, Home Grown, INFINITY16, 香西かおり, 大西ユカリ, 赤井英和などの競演陣が示すとおり、そのクロスオーバーな資質、ユニークであったかい人間性ゆえに"ジャンルを超えた存在"（にしてRep西成、Hip Hop）として注目され続け、今や名実共に完全なる"大阪名物"となった。2010年11月にセカンドアルバム「I・N・G」を昭和レコードよりリリース、その人間味溢れるトピックとリリックが幅広く共感を得る。そしてそのアルバムを引っさげて、2011年3月4日、地元・通天閣の真下にて行われた初のワンマンライブは、まさに独演会と言える内容で、ほぼ全編を1本マイクで2時間半以上を満員御礼の観客を惹き付け切った。その模様を凝縮した初のライブDVD「独演会～通天閣からこんにちは～」を7月20日に発売。引き続きリリースにライブに2012年を八面六臂で動き続けるSHINGOに「油断すな！」

収録曲

01. ブレない (pro: Pentaxx.B.F)
02. 直感 (pro: NAOtheLAIZA for Hi-A+ Production)
03. 心とフトコロが寒いときこそ胸をはれ (pro: DADDY DRAGON for Dragon Farm Records)
04. 青いサムライ (pro: EVISBEATS & 前田和彦)
05. 大阪UP (pro: DJ FUKU)
06. まんまんちゃんあん (pro: Michael James)
07. どうすればいい？ (pro: NAOtheLAIZA for Hi-A+ Production)
08. あいつは悪いヤツじゃなかった…でもいいヤツでもなかった (pro: ヤマザキテツヤ)
09. AAAAA (pro: Ghost Riders)
10. 足痛いけど！ feat. 村越周司 (pro: ISSEI)
11. バナナ (pro: DJ FUKU)
12. トタン (pro: TRAMP)
13. もしもキミが今… (pro: Mi3)

SHINGO★西成 profile

“昭和の香り”色濃く残る大阪のイルなゲットー=ドヤ街「西成」・釜ヶ崎は三角公園近くの長屋で生まれ育つ。「今に見とけよ！」精神と冷静な視点、自らの体験を元に「間」を活かした独自のソウルフルな「べしゃり芸」で表現する超オリジナルな世界観は、層が厚くキャラの濃い関西シーンの中でも突出している。KREVA、サイプレス上野&ロベルト吉野、NG HEAD、Home Grown、INFINITY16、香西かおり、大西ユカリ、赤井英和などの競演陣が示す通り、そのクロスオーバーな資質、ユニークであったかい人間性ゆえに“ジャンルを超えた存在”(にしてRep西成、HIP HOP)として注目され続け、今や名実共に完全なる“大阪名物”となった。
2010年11月にセカンドアルバム『I・N・G』を昭和レコードよりリリース、その人間味溢れるトピックとリリックが幅広く共感を得る。そのアルバムを引っさげ、2011年3月4日、地元・通天閣の真下にて行われた初のワンマンライブはまさに独演会と言える内容で、ほぼ全編を1本のマイクで満員御礼の観客を2時間半にわたり惹き付け切った。7月にリリースされた初のライブDVD『独演会～通天閣からこんにちわ～』にその模様が凝縮されている。
明けて2012年3月、人権啓発キャンペーンの一環として、地元である西成区役所から依頼を受けて区役所に隣接するフィルハーモニー会館でライブを行う。行政とのコラボはHIP HOPアーティストでは初の試みであり、地元を愛するSHINGOならではのこと。
3rdアルバム『ブレない』を7月にリリース。『I・N・G』で得た事を更に飛躍発展させた内容を練り込み、またオーディエンスを「あっ」と言わせるに違いない。八面六臂で動き続けるSHINGOに「油断すな！」

SHINGO西成 Official Web Site : http://shingonishinari.jp/

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