【HMVインタビュー】 般若

2011年7月19日 (火)

interview
--- まずはじめに今回のアルバムタイトルの話からスタートしましょう。『BLACK RAIN』という事ですが。

『BLACK RAIN』は“染まらない”っていうのが大きいんですよね、自分の中では。時代も時代だし、“染まらない”っていうのが俺の中では大事かなと。そこを一貫したかった。移り変わりも速いし、流されやすい時代。だけど、もっと自分を持って、それを保っていきたい。そういう気持ちでアルバム制作に臨んだ感じですね。

--- 『陽が昇れば』のリリックで「俺のアドレナリンは異常気象」っていうフレーズがある通り、過去最高に状態が良いのではと思ったのですがいかがですか?

そうですね(笑) ちょっと馬っぽい表現ですけど“状態いい”ですね(笑)

--- 例えばULTIMATE MC BATTLE 2008で優勝した時も、何かが降りてきているような感じを受けたのですが、それに近いような“状態”なのかなと。

そうですね。そういう方向に自分を持っていったというか。
まぁ、そこに至るまでは大変ですよね。時間かかるんで、僕は。その精神的な準備に凄い時間がかかるんですよ。やり始めてからは早い方だと思うんですけどね。時間のかかった曲、相当苦労した曲も今回は多かったかな。細かい所はどうしても時間がかかるんで。

--- 実際このアルバムはどれくらいの期間で制作されたものですか?

録りはじめたのは秋過ぎたくらいからですね。震災があって、あれをまたいで6曲が震災前、震災後に6曲という感じですね。

--- 差し支えなければ、どの曲が震災後のものか、教えてもらえますか?

それに関して公表はしてないすけど、別に言っちゃっていいと思うんで。
「INTRO〜足音〜」「世界はお前が大ッ嫌い」「陽が昇れば」「ポイ」「何も出来ねえけど」「RIOT」の6曲が震災後に作った曲ですね。

--- 震災後に作られた作品という意味では、何より『何も出来ねえけど』に象徴されると思いますが。

そうですね。アルバムに入れないと思ってたんすけど、色々と考えて入れる事になって。入れて欲しいという声も大きいように感じたし。あそこまで反響もでかくなっちゃったんで、ちゃんと歌詞カードつけてやった方がいいかなと。そこまでちゃんと責任を持つべきなんじゃないかなと思って。

--- 震災を受けて色々な事を感じたと思いますが、その中で最も大きかった事はどのような事でしょうか?

僕も東北には仕事上でお世話になっている人とか友達とか親戚とかもいて・・・
あの時、東京でも凄かったじゃないですか。物は無くなるし暗くなるし。でも「大変」って俺らは言えねぇなと思って。自分に何が出来るんだろう、とか考えたんですよね。俺らも電気を使うわけじゃないですか、CDを出す、CDを聴くっていう事は。じゃあ、CD出すのをやめた方がいいのか?でもそれも違ぇなと思って。とりあえずやれる事を最優先でやるべきなんじゃないかと思ったんです。そっから制作のピッチは凄いあがったんですよね。

--- この「何も出来ねえけど」っていう楽曲自体は、震災後割と早い段階でUPされましたよね?

そうですね。居ても立ってもいられなくなって。最初作るのもどうしようか悩んだんだけど、聴いてもらえればと思って。状況もめまぐるしく変化していくじゃないですか。丁度震災から2週間後くらいに作り始めて、UPしたの3週間後くらいですもんね。

--- 今仰ったように状況は今もめまぐるしく変化しているじゃないですか?その中で般若さん自身が、新たに感じる事や言いたい事も出てきていると思うのですが。

そうですね。色々とそこは尽きないと思いますね。自分達が直面している問題って一生レベルだと思うんですよ。自分達というよりも地球規模の話でしょ?なのに何も出来ないっていうところもあるし。ホントどうなるかわからないけど、俺たちよりも子供達が超大変だなと思うんです。そこをどうにかした方がいいんじゃないかと思うし。
福島にLIVEで行ったんすよ。放射能って見えないし臭いもしないし、ホント怖ぇなって。しかも今どうにかなるわけじゃないじゃないですか。10年くらいたってみんなが具合が悪くなっている可能性もあるし。
俺らラッパーなんで、多少汚い表現をしても構わないと思うんすよ。「結局嘘ばっかだったじゃん」って言ってもいいと思うんすよ。たとえ叩かれても。言うべきだとも思う。だから何かのタイミングで、俺もこのアルバムとは別に出す可能性もあるだろうし。

--- こうやってアルバム制作が終わった後も、リリックを書いたりはしてるんですね。

それはもちろん。

--- アルバム全体からポジティブなバイブスが溢れているように感じますが、意識はしましたか?

そうっすね。ネガティブな事は言えるけど、出来ればポジティブな事を。そうとらえてもらえるなら嬉しいっすね。

--- 「BLACK RAIN」でも「明日」というフレーズが多様されています。明日、未来に対する意識に変化は?

大きいっすね、そこは。ちょっとでも希望は持っておきたいじゃないですか。

--- 般若さんは本質はネガティブな方ですか?

超ネガティブっすよ!(笑) ひんまがってネガティブ。ネガティブなアルバムを作れって言われたらすぐ作れますよ。

--- (笑)自分の事好きか嫌いかで言うと。

嫌いに決まってるじゃないですか!嫌っすよこんな人間。コンプレックスの塊の人間が、開き直ってラップやってるだけなんすから。

--- リリックから読み取れる限り、「弱さ」だったり「自分の中にある臆病さ」を認めていますよね。

それしかないんですから。(笑)

--- それを認めるのは変なプライド等が邪魔をして、とても難しい事だと思うのですが?

簡単ですね。(きっぱり)
所謂、ラップ/ヒップホップっつったら、自信とか自慢が歌われるわけじゃないですか。でも俺には自慢なんて一つもないですからね。「俺は金持ってるぜ」じゃなくて「俺金ないぜ」。別に飾るものが何もないですから、俺は。

--- 熱いメッセージを感じる楽曲がある一方で、『FIRE』『ポイ』など、実名出して言いたい放題みたいな、般若さんならではのウィットとユーモアに満ちた楽曲もありますよね。制作時の自分の状態も随分違うのでしょうか?

同時進行で制作したりもしてて。結構移り気なんすよね。ある意味浮気性なのかもしれないですけど。1曲を完成させるっていう事を、僕は作業的にあまりしないんですよ。ほとんど全部同時進行。そうじゃないと面白くないというか、出来ない部分があって。

--- では同時進行で行っていく中で、完成しない事もあったり。

全然ありますね。

--- トラックが先にあってリリックを書いていく事が多いですか?

そうですね。やっぱトラック選びが大事なんで。題材として思っているものとトラックがばっちり合う事が重要ですよね。

--- ではどのような基準でトラックメーカーを選んでいるんでしょう?

僕、ホームページで一般に募集をかけてるんすよ。有名どころの人と仕事がしたいっていうのもあるんすけど、色んな人と勉強したいっていうのがあるんで。ホント全国各地からトラックが集まって、しかもすげーレベル高かったんすよ。だから結構一般から使ってる感じですね。Jam KaneとかPUNPEE、JASHWONとかは違うんすけど。NAOtheLAIZAとかも、あいつプロなのに一般で送ってきてるし。「FIRE」のThe Cresto、PENTAXX B.Fも応募。半分くらいはそうですよね。だから、完成したけど漏れた曲も結構あるんすよ。

--- 『ポイ』のトラックはPUNPEEですよね?この起用も面白いと感じたのですが?

彼はやっぱり仕事人だと思うんですよね。やってみたかったんすよ。何曲かもらった中で、絶対これっていうのが、あのトラックで。しかもPUNPEE歌ってますからね、あの曲で。俺のアルバムにアイツが声を入れてるっていう。そこもヤバいと思うんすけど。

--- トラックを聴いて、そこからインスピレーションを受ける事が多いですか?

そうですね。トラックと言葉が合う合わないは出てくると思うんですよ。そこをちゃんと近づけたくて。

--- そもそもどういった時にリリックを書こうと思うのでしょう?

僕、作り方としては、「さぁ書くぞ」って決めて音を聴きながら書くタイプではないんですよ。色んなトラックをただ聴いていく中で、出るものをもとに書いていく。頭の中でちゃんと絵が見えた状態で書き始めるんです。

--- その創作の源はどんなものですか?

怒りっていう気持ちは結構多かったのかもしれないですね。静かに怒っている感情だったりとか。あとは常に悔しいなっていう気持ちが大きいんで。

--- 日常的な生活の中で感じる違和感のようなものも大きいかなと思うのですが。

あぁもちろん。違和感はいっぱい感じてますね。逆に俺が一番違和感を感じられている人間だとも思うんすけど(笑)
でも感じますよね、違和感は。表現の仕方はいろいろあると思いますけど。

--- 今作を作るにあたって、2009年8月27日にShibuya O-EASTで行われたワンマンライブからの影響は大きかったですか?

そうですね。あそこで得たものはありましたね。2時間半っていう長時間に及ぶものだったし。LIVEに対する考え方も、また変わっていったりして。

--- それはどのように?

LIVEの答えって一生見つからないと思うんすけど、俺はLIVEが絶対だって思ってる人間なんで。もっとこうした方が人を惹きつけるんじゃないかとか、細かいことですけど。あの時のLIVE以上に絶対にパワーアップはしてると思いますね。

--- LIVEで得たものの中で一番大きかったものは?

それはやっぱお客さんですね。俺が本気で歌うのと同様にお客さんも本気で歌ってくれてる。そこに対して誠実でいたい。やっぱ常にLIVEを意識して楽曲制作をしてるんで、「もっとこうやったら歌ってくれるんじゃないか」とか。
RAPを全部歌うっていうのは無理だと思うんすよ。サビだけでいいから歌ってくれみたいな。結構そういう気持ちでやってますよ。もちろんRAPを歌ってくれたらすげー嬉しいし。

--- 般若さんは、LIVEでの一体感のようなものを大事にしたいんですね。

大事にしたいし、実際大事にしてるよ。

--- 『お前のせい』のリリックで「なんでこんなにうまくいかねえ」とありますが、日常的にそう感じる事は多々ありますか?

いっぱいあるっす。なんでこんなにうまくいかねぇんだろう?(笑)
あんだけ予想した競馬、なんでこんなに当たらねぇんだろう?とかホントあるっすよ。死にたくなりますよ、マジで。

--- でもリリックの中にあるように、その中でも希望をどこかに見出してると思うのですが。

マイナスの人間は希望を見出すしかないっすよ。真面目な話、希望はやっぱりもっておきたいですよね。それが例えしがみついているだけだとしても。
そうだ、関根さんちょっとジャケ見せて。
これがHMVに並ぶかと思うと・・・

般若 BLACK RAIN

--- (爆笑)これヤバいじゃないですか!

メタルな質感が。

--- このアイデアは?

俺っすね。ホントは違う写真を僕が撮ってたんすけど、こっちの方がいいだろうって話になって。もう地獄ですよ。この世の地獄を見せてやろうと思って。

--- テーマとしては?

これが『BLACK RAIN』だったんすよね、俺の中で。このジャケに希望を見出すか、絶望を見出すかは、それぞれに託したいんですよね。ジャケとアルバムの内容は全部俺の中で一貫してるんです。

--- 最終的にはお客さん自身がどう思うか。

そこに全部託す。

--- リリックにしても、一から十まで全部伝えるのではなくて、リスナーが考える余地を与えている部分はありますもんね。

そうすね。全くその通り。

--- 今回アルバムの購入特典で、「BLOG-CD」が付くのですが、これがどのようなものになるか説明して頂けますか?

僕、約3年前から週に一回ブログをやってるんすよ。それは文章ではなく、過去のUSのトラックに乗せて日常をラップする、最低16小節。今160回を越えてるんすけど…
連載抱えた漫画家みたいなマニアックな事やってるんすよ。

--- あのブログは自分に課してますよね(笑)

あれに対しての評価って何もないっすからね。それでコメントで“しね”とか書かれたりして・・・「じゃあ聴かなきゃいいじゃん!」みたいな。気付いてるかもしれないですけど、僕はこの業界から阻害されてるわけですから。まぁ話を戻すと、そのブログを僕のHPのものではなく、新たに録音してCDとして付けますよ。内容は言わないけど。(笑)

--- ブログ最高なんで続けて下さいね。

ありがとうございます。なんかアルバム出すんじゃなくて、ブログだけやってたいね。あれでギネス載りたいもんね。ワンピース越したいっす。
ま、あれは自分でやってて楽しい方なんで。殆ど、競馬とグラビアの事しか言ってないすけどね。あとはLIVE情報と漫画の事。

--- 漫画は結構お好きなんですね。

大好きですね。漫画で育った人間ですから。

--- オススメの漫画は。

「ジョジョ」と「SとM」

--- 「SとM」ってどんな漫画なんですか?

今最も面白い漫画の週刊誌ってジャンプでもヤンマガでもないんすよ。「週刊漫画ゴラク」なんすよ。金曜日に出るんすけど、あれが一番面白い。その中で「SとM」っていう性の価値観を変える漫画があるんで是非。

--- アルバムと同時発売でSHINGOさんのDVDも昭和レコードからリリースされますよね。これに関しても少しご紹介頂けますか?

SHINGO君3月4日に大阪でワンマンやったんすよね。そのDVDなんすよ。僕もちょこっと出てるんすよね。その日、僕「MC(司会、ラップしない方)やってくれ」って言われて、どうしようって思ってね。挙句、官能小説を読んだんですよ。

--- (爆笑)

まぁ全面カットされてるんすけど、『痴女志願』っていう官能小説を読んでかえったんすよ。だからちょこっとだけですけど僕も映ってますね。

--- そこもチェックしないとまずいですね。(笑)

超疲れると思うんすよ。俺のCD聴いて、SHINGO君のDVD見てって。暑苦しくて。しかも夏で申し訳ない。でも俺たちは心に届く音楽を作ってんだぜって事だけはわかって欲しい。

--- SINGOさんは前作『I・N・G』から昭和レコードに所属していますが、SHINGOさんを迎え入れたのは、どのようなところに共感したからですか?

存在を知った時から気になってましたよね。楽曲聴いて、すげぇ人だなって思って。人間的にもあの人はでかいんで。こうやって肩をならべてやってる環境が、すごい幸せだし、彼のような人間こそ世に必要なラッパーだと思いますよ。

--- 僕は『I・N・G』のタイミングでSHINGOさんにインタビューさせて頂いたのですが、SHINGOさんも般若さんの事を聞くと、全く同じような事を仰ってましたよ。

あ、ほんとっすか?別に俺らホモじゃないっすよ。(笑)

--- せっかくの機会なので、聞いてみたいのですが、そもそも般若さんがRAPをはじめたきっかけは?

僕、最初はDJだったんすよ。17歳くらいの時。日本語でラップって事自体思い付かないって感じだったんすよ。アメリカのヒップホップにのめりこんでて。学校で一緒だったRUMIって女の子がいて、その子がいきなり日本語でラップしたんすよね。どういう事だ?ってなって。当時、日本語ラップはキングギドラとかペイジャーとかが出てきてて、そっちにだんだんのめりこむようになったんすよ。で、僕もやりはじめた。

--- そのDJをやるきっかけというか、HIP HOPとの最初の出会いは?

地元のゲーセンに流れてたんすよね。何だこれ?ってなってたのがサイプレス・ヒルだったんすよね。すごい低音だなみたいな。当時ED LOVERとDR. DREのMTVラップがまだ字幕だったんすよ。学校の友達がそれをビデオに撮ってて。でPV観て、ファッションとかに全部ヤられて。そっからのめりこんでいった感じですね。

--- 自身に最も影響を与えた作品は?

長渕剛の『昭和』です。

--- そうなりますよね。(笑) ではHIP HOPでは?

限定するのすごい難しいな。 でもやっぱ、ウータンの1stになるのかな?

--- その理由は?

あれはもう衝撃的だったし、かっこいいの一言に尽きますよね。自分がラップしてみて思ったんすけど、今って録音の技術とかも大分進んでるじゃないですか?今聴き返してみても、あいつらのあの時のテンションとか、そのテイクとかが完璧すぎる気がする。

あー、でもスヌープの1stもなー。僕あんまイメージないかもしれないっすけど、ウエッサイも結構聴くっすよ。

--- そうなんですね。

新譜とかもガンガン聴いてますしね。

--- 確かにそういうイメージはなかったですね。般若さんのラップって独自の道というか。

それをどう表現できるか。僕には僕の出来る事があるんでね。

--- 完成した作品をどのような人に聴いてもらいたいですか?

年齢も性別も関係なく、もちろん東北で被災された方にも機会があれば聴いてもらいたいし。頑張ってる人、ちょっと迷ってる人とか色んな人に一度でいいから聴いてもらいたいですね。で、もしよければライブに来て欲しいなって。

--- 最後に今後の予定を聞かせて下さい。

SHINGO★西成との昭和ツアーが始まったんですよね。これを秋くらいまでかけてやるって感じで。それと並行して僕の『BLACK RAIN』のツアー。僕のワンマンも年始早々1月8日にやるんで。だから今後はずーっとライブしてると思います。

--- 有り難うございました。
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     般若
    『BLACK RAIN』

    2011年07月20日発売

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    [収録曲]
    01. INTRO〜足音〜
    Produced by Jam Kane
    02. BLACK RAIN
    Produced by DJ NAOtheLAIZA
    03. 世界はお前が大ッ嫌い
    Produced by JASHWON for B.C.D.M
    04. 陽が昇れば feat. JAY'ED
    Produced by JASHWON for B.C.D.M
    05. FIRE
    Produced by The Cresto
    06. お前のせい
    Produced by Katsuyuki a.k.a. CONTROLER for SPICY CHOCOLATE & HIEDA
    07. ポイ
    Produced by PUNPEE for PSG
    08. カバディ
    Produced by PENTAXX.B.F
    09. 何も出来ねえけど
    Produced by Tomokiyo for GRAND BEATZ
    10. ビルの向こう
    Produced by PENTAXX.B.F
    11. 境界線〜ライン〜
    Produced by Roderick Teelink
    12. RIOT
    Produced by Jam Kane
profile

〜般若(はんにゃ)〜
96年頃から単独で活動を開始。04年2月、1stソロ・アルバム『おはよう日本』をリリース。「ピー音」連発の内容ながら、見事スマッシュ・ヒットを記録。PV曲「ちょっとまって」の監督には真木蔵人氏を起用。その後、敬愛する長渕 剛氏のトリビュート盤「Hey!ANIKI」へ参加。その仕事が認められ、「伝説の桜島7万5千人ライブ」にも 出演。05年2月、2ndアルバム『根こそぎ』を発表。PV曲「やっちゃった」&「MY HOME」制作。11月には日本武道館で行われた長渕 剛氏の「YAMATO」ツアーの前座を務める。更に12月にavexより発売されたマキシ・シングル「オレ達の大和」は映画「男たちの大和」のサポート・ソングとなり話題となった。PVでは映画のセットで使用された戦艦「大和」での撮影を敢行。06年2月、3rdアルバム『内部告発』を発表。PV曲「理由」&「猿」制作。5月には渋谷Duoにて初の単独ライブ「LIVE告発」を敢行。その後07年は、精力的にライブ活動をしつつ4thアルバムを制作。半数以上の曲が過激な内容の為に変更を余儀なくされ、この紆余曲折を経て制作された4thアルバム『ドクタートーキョー』を08年7月にリリース(長渕 剛氏プロデュース「チャレンジャー」収録)、オリコン・チャート34位(デイリー最高14位)を記録。間髪入れずに敢行された「FEVER」(@新木場ageHa)でのリリース・パーティーも成功。この頃より公式HPにて本邦初の「音声ブログ」を開始、「ブログは般若ウェブサイ〜」の名フレーズを生む。12月大阪なんばHATCHにて開催された日本最高峰のフリースタイルMCバトル「ULTIMATE MC BATTLE 2008決勝大会」に関東予選を勝ち抜き、東京代表としてセコンドも付けずに単身乗り込み、激戦を制し見事優勝を果たした。09年、6月24日に衝撃の5thアルバム『HANNYA』をリリース。自身過去最高位となる、オリコン・チャート初登場23位を記録。HIP HOPをHIP HOPのままでポップ・チャートに叩き込んだ功績は大きい。7月26日の大阪JOULEでのワンマン・ライブを皮切りにツアー「記憶が無いゼ」をスタート、8月27日には約3年3か月振りの単独ライブを渋谷O-EASTにて開催。前座&客演無しの正真正銘のワンマンで2時間半超の魂のLIVEを敢行、満員御礼の渋谷O-EASTを感動の渦に巻き込んだのは記憶に新しい。その模様を収録した般若初のLIVE DVDとなる『渋谷 8.27〜Live at Shibuya O-EAST 2009〜』を2010年3月3日にリリース、オリコン音楽DVDチャート6位(総合20位)を記録した。


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    見逃し厳禁! 去る3月4日、「大阪名物」=SHINGO★西成が、「ナニワの中のナニワ」=通天閣の真下にて、初のワンマンライブを決行!約500人が通天閣を揺らしたあの夜を、DVDにて再現! シンゴ初のライブDVD、待望のリリース!

    先着特典:未収録DVD-R

profile

〜SHINGO★西成(しんご★にしなり)〜
"昭和の香り"色濃く残る大阪のイルなゲットー=ドヤ街「西成」・釜ヶ崎は三角公園近くの長屋で生まれ育つ。「今に見とけよ!」精神と冷静な視点、自らの体験を元に「間」を活かした独自のソウルフルな「べしゃり芸」で表現する超オリジナルな世界観は、層が厚くキャラの濃い関西シーンの中でも突出している。KREVA, サイプレス上野&ロベルト吉野, NG HEAD, Home Grown, INFINITY16, 香西かおり, 大西ユカリ, 赤井英和などの競演陣が示すとおり、そのクロスオーバーな資質、ユニークであったかい人間性ゆえに"ジャンルを超えた存在"(にしてRep西成、Hip Hop)として注目され続け、今や名実共に完全なる"大阪名物"となった。2010年11月にセカンドアルバム「I・N・G」を昭和レコードよりリリース、その人間味溢れるトピックとリリックが幅広く共感を得る。そしてそのアルバムを引っさげて、2011年3月4日、地元・通天閣の真下にて行われた初のワンマンライブは、まさに独演会と言える内容で、ほぼ全編を1本マイクで2時間半以上を満員御礼の観客を惹き付け切った。今年もリリースにライブに八面六臂で動き続けるSHINGOに「油断すな!」

文中で登場した、般若オススメの漫画

文中で登場した、般若に影響を与えた作品