[連載] DJ PMX 003

2011年8月22日 (月)

DJ PMX

[連載] DJ PMX 「LocoHAMA CRUISING」を科学する 003

90年代初頭、DEATH ROWのBEST BEAT!selected by DJ PMX

DR DRE 『CHRONIC』 / DR DRE
NWA脱退後にDEATH ROW RECORDSを設立した、DR DREのファーストアルバム。P-FUNKをベースにした『**** Wit Dre Day』、メローな『Nuthin But A G Thang』、ローライダー讃歌の『Let Me Ride』等が大ヒットし、G FUNKのムーブメントはここから始まった。
Snoop Doggy Dogg 『Doggystyle』 / Snoop Doggy Dogg
93年にリリースされた、DR DREのプロデュースによるSnoop Doggy Doggのファーストアルバム。こちらもP-Funkをベースにした『What's My Name』が大ヒットしSnoop Doggy Doggの人気を決定付ける一枚となった。
Warren G 『Regulate… G Funk Era』 / Warren G
翌年の94年にDR DREの弟、Warren GがDef Jamよりアルバムをリリース。マイケル マクドナルドの楽曲をサンプリングし、フィーチャリングにNate Doggを迎えた『Regulate』が大ヒットした。
Tha Dogg Pound 『DOGG FOOD』 / Tha Dogg Pound
ダズ ディリンジャーとクラプトのユニット。SnoopやDr Dre等のフィーチャリングにより認知度をまし、95年にDeath Rowより『Doog Food』をリリース。『Let's Play House』がヒットした。
Above the Rim 『Above the Rim』(soundtrack)
94年に公開された2pac主演の映画『Above the Rim』のサントラ。Death Rowよりリリース。当時人気だったSWVやAl B.Sure!に加えてTha Dogg Pound、Warren G、2nd U None等が参加。R&BとG-FUNKのコンピレーションが自然とマッチした一枚だった。

90年代初頭、DEATH ROWを考察

全米ナンバー・ワンを獲得する大ヒットとなったN.W.A.『Efil4zaggin』(91年)のブレイクにより、一般層にまで浸透することとなったギャングスタ・ラップ。しかしながら、そのムーブメントの火付け役となったN.W.A.から、屋台骨的な存在だったDR. DREがICE CUBEに続き脱退。N.W.A.の歴史は唐突に終焉を迎えることとなった。
グループ離脱後、DREはすぐにソロ活動を開始し、義弟WARREN Gとともにラップ・グループ、213を組んでいたロングビーチ出身のラッパー、SNOOP DOGGY DOGG(現SNOOP DOGG)をフックアップしてソロ・デビュー曲“Deep Cover”を92年にリリース。それと並行してSUGE KNIGHTとともに新たなレーベル、<DEATH ROW>を設立すると、同年にはSNOOPを大きくフィーチャーしたソロ・デビュー・アルバム『The Chronic』を発表。かつての仲間であるEAZY-Eらへのディスも大きな話題となった“Dre Day”や“Nuthin’ But A “G” Thang”等のヒット曲を含む同作での進化したファンク濃度高めなDREサウンドは、G・ファンクとも称されて大きなムーブメントとなり、また、SNOOPという新たなタレントを輩出してウエストコースト・ヒップホップ躍進の口火を切ることとなった。そして翌年にはDREの完全バックアップにより、SNOOPのソロ・デビュー・アルバム『Doggystyle』もリリース。“Who Am I(What’s My Name?)”や“Gin And Juice”等のヒット曲や名曲"Ain't No Fun (If the Homies Can't Have None)"も生んだ同作もビルボード・アルバム・チャート1位を獲得するメガ・ヒットを記録。本格的なDEATH ROW時代の幕が開けることとなった。
DRE、SNOOPが相次いで成功を収めたことで周辺アーティストにも大きな注目が集まることとなり、両者のアルバムへ参加していた前述のWARREN Gも同じ213の一員だったNATE DOGGとともに“Regulate”で94年にデビューし、同年にはデビュー・アルバム『Regulate…G Funk Era』をDEF JAMからリリース。DREやSNOOPらのサポートを殆ど受けなかったものの、G・ファンク・ムーブメントを象徴するようなレイドバックした作風で人気を博し、こちらも大ヒットを記録した。
一方、DEATH ROWからは、その“Regulate”も収録したサントラ『Above The Rim』や、DREとICE CUBEのまさかのリユニオンが実現した“Natural Born Killaz”を含むSNOOP主演短編映画のサントラ『Murder Was The Case』が94年にリリース。アップカマー・アーティストであるレディ・オブ・レイジやサム・スニード、新戦力の2パック/サグ・ライフやDJクイックらをお披露目して勢力をさらに拡大し、そこへも参加していたダット・ニガ・ダズ(現ダズ・ディリンジャー)とクラプトのコンビ、ドッグ・パウンド・ギャングスタズ改めドッグ・パウンドは翌95年にデビュー・アルバム『Dogg Food』を発表。ウエストコースト・ヒップホップ・シーンは興隆を極め、そしてかの2PACが正式にDEATH ROW入りするのであった…。 (升本徹)

DJ PMXの最新リリースはこちら!

DJ PMX 『LocoHAMA CRUISING 001 –Japanese Westcoast Style Mix -』 / DJ PMX
[2011年08月24日 発売]
2007年にリリースされ、日本のヒップホップ界を変えたとも言われるレジェンダリー・ディスク、DJPMXの「LocoHAMA CRUISING」。長らくマーケットから姿を消していたこの究極の洋邦2枚組ミックスCDの邦楽セレクションがシーンからの数多くの要望で遂に復活を果たす!しかも、紙ジャケ+衝撃のロー・プライスで、伝説の盤が更なる伝説を雄弁に語る時がいよいよやって来た!現在、配信リリースで話題となっている「4 My City II」のオリジナル楽曲、「4 My City feat. AK-69, RICHEE, HOKT, HIRO of LGYankees, BIGIz’ MAFIA」収録!

収録曲

01. INTRO
02. DJ PMX/4 My City feat. AK-69, RICHEE, HOKT, HIRO of LGYankees, BIGIz' MAFIA
03. Kayzabro FREESTYLE
04. GHETTO INC. / Down With Us feat.SAY
05. DS 455 / Ride Wit tha D.S.C.~Just Like Me~
06. DAZZLE 4 LIFE / Pray 4 All G'z
07. GANXTA CUE / Tattoo Featuring G-Niws
08. ONE-G / Life Is Do Or Die
09. DS455 / Summer Sweetz ~CIGAR & LIQUOR
10. OZROSAURUS / HEY GIRL feat. CORN HEAD
11. DS455 + BIG RON / White Nite
12. DESTINO / LOCO POR VIDA
13. OZROSAURUS / The Phoenix (will rise)
14. Mr.OZ / O Five TWO
15. HOKT / VACATION LUV
16. BIG RON / Stay With Me feat. JAMOSA
17. MACCHO FREESTYLE)
18. DJ PMX / No Pain Nn Gain feat. MACCHO & ZEEBRA
19. Kalassy Nikoff / Never Gonna Stop
20. S.S.G / Relativez feat. BIG RON
21. PHOBIA OF THUG / CRUISIN' WITH MY HOMIES feat.來々
22. TWO-J / Much Love (DJ PMX Remix) feat. BIG RON
23. BIG RON / BAYSIDE CRUISIN’ feat. Kayzabro, RICHEE
24. NORTH COAST BAD BOYZ / 狩り込む夜 ~Bigg Buddz Boyz~
25. GHETTO INC. / Yoko Yoko Cruisin' feat.Kayzabro,MACCHO
26. G-PRIDE / We Got Doe
27. ZANG HAOZI / SCRAP
28. El LATINO featuring Ms. Ooja, プリメラ / This is for the hood
29. BIGIz’ MAFIA / Pimp Luv
30. II-J / II-J GROOVIN'
31. LGY / Honesty Feeling feat. 詩音
32. DJ☆GO, PSYCHO-LOW, MIC PRESIDENT, CALIO, JO-G & TEE TEE / Pimp Ride
33. GIPPER / Shall We Bounce?
34. HYENA / ツレの唄 feat. VEGA-T