フライド・プライド・インタビュー
Wednesday, January 20th 2016
フライド・プライド (shiho, 横田明紀男) インタビュー
アルバムごとにテーマを自在に変え、常に驚きを与えてくれるスーパージャズユニット、フライド・プライド。通算8枚目となる新作『For Your Smile』は、フライド・プライドからのメッセージがひたひたと感覚的に伝わってくる、人生の果実のようにテイスティーで心豊かな作品です。シンプルなタイトルに込められた想いや、ファン待望の全国ツアーについて、お二人に話を伺いました。
Profile
- フライド・プライド
●Shiho(Vo)
幼い頃よりピアノに慣れ親しみ高校の頃よりジャズピアノ、歌を始める。その後、ピアノの弾き語りをはじめ、横田と出会いJAZZライブハウスを中心にFried prideの活動を開始。JAZZスタンダードからソウル、ロックスのナンバーまでソウルフルに唄いこなす。一度聞いたら忘れられないパワーに溢れるシルキーボイス。体中から発信するJAZZスピリッツ・BLUESセンスは彼女の最大の武器であると同時に“世界”を予感させるに充分な可能性を秘めており、エキゾチックな表情を魅せる独特な雰囲気も、Fried Prideの重要なスパイスの一つになっている。ここ数年ではソロ活動多方面に行っており、ライブやCDのゲスト出演の他に、TV番組ナビゲーター、ミュージカル「RENT」2008、2010に出演するなど多彩にその才能を発揮している。
●横田明紀男(Gt)
15歳の頃から潮先郁男氏に師事、高校卒業と同時にプロとしての活動を始める。21歳の時、アルバム「DAY BY DAY」でレコードデビュー。
1986年には自身の初リーダーアルバム「MY ROMANCE」「MYSTY2」をリリース。その後、数々のギタリスト仕事を経てShihoと出会いFried Prideを結成し活動を開始し現在に至る。
他に類を見ない圧倒的なテクニックとセンスという枠を越えた感性から溢れ出る・・・ONLY ONEの音・・・は常にJAZZ GUITARシーンのトップを走り続けている。ソロ活動も宇崎竜童はじめとする様々なアーティストとのライブ共演やCDの参加。そして、「洋服の青山」などCM曲やドラマ劇伴など作家活動も積極的にこなし他のアーティストへの楽曲提供なども行っている。
パーカッションで参加してくれた斉藤恵(MEG)さんと中沢剛君、ピアニストの小島良喜さんなど、あ・うんの呼吸で演れる素晴らしいミュージシャンが参加してくれて独特のグルーヴが生まれたと思う。それから最高に嬉しかったのは、僕の師匠である潮先郁男先生がD「ONLY YOU」で参加して下さったこと。生涯現役の名プレイヤーである潮先先生との共演を、作品に収録できたことは感慨深いですね。
今回のアプローチは“ザクザク”って感じが実感として近いかな。「YOU’D BE SO NICE TO COME HOME」や「A NIGHT IN TUNISIA」での、ザクっとした自由なアレンジは、誰のものにも似てないフラプラサウンドになってると思う。