対談【HARISS × THE BAWDIES】

ROCK NEXT STANDARD

2010年9月7日 (火)

interview

HARISS × THE BAWDIES

年の離れた先輩・後輩という間柄でありながら、互いに尊敬しあうHARISSとTHE BAWDIES。両者の音楽への愛と笑いに満ちた対談をご覧ください!!

--- 今回はフリートークということで…適当にどんどん振っていきますので、宜しくお願いします!まず始めに皆さんの自己紹介からお願いします!

【THE BAWDIES】 TAXMAN :THE BAWDIESギターのTAXMANです!よろしくお願いします。

【THE BAWDIES】 JIM :THE BAWDIESギターのJIMです。よろしくお願いします。

【HARISS】 AKIRA : えーっと、HARISS ヴォーカル&ギターのAKIRAです!

【HARISS】 SEIJI :HARISS ギターのSEIJIです。

--- 今日は皆さんよろしくお願いします!!

一同:よろしくお願いしまーす!!

--- BAWDIESとHARISSって一番最初の面識っていつなんですか?

SEIJI:すいぶん前ですよね。だって、俺らが1stアルバム出る前じゃないかな…

JIM:出る前だと思いますよ、たぶん。

--- しかも、1stアルバムに映像でコメント頂いてましたね。

JIM:うわぁ、そうだった。

TAXMAN:あぁ、映像撮った!!

SEIJI:そうだそうだ、ウハハ!!

JIM:それでBABIESとBAWDIESと3マンでツアー廻ったやつですよね。

AKIRA:もう4年前くらいだっけ…

TAXMAN:それで、その後何回か一緒にやらせてもらって…でも、ちゃんとお話するようになったのは「関東ミニツアー」あたり…

JIM:それを経てですよね。

SEIJI:そのミニツアーやって、一回京都で一緒にやって…

AKIRA:俺、あの時一番印象に残ってますねぇ。

JIM:だって、AKIRAさんブロークンでしたもんね(笑)

TAXMAN:あの時のAKIRAさんの顔、真っ黒でしたもんね(笑)

全員:(大爆笑)

AKIRA:そうそう!俺、●ジンになって(笑)

TAXMAN:あれは楽しかったなぁ(笑)

--- それで、それからはどんな交流になっていったんですか?

SEIJI:その京都でしょ、あと群馬の「ROCKIN’ BROADWAY」とか…それでも一緒だったしね。

JIM :俺、最前列にいたの覚えてますもん。

SEIJI :あぁ、群馬の時ね。知ってる、それ(笑)

JIM :前で一緒に歌ってました(笑)

AKIRA :だから、けっこうライブは一緒にやってるんだよね。

--- あれ?でも、「ROCKIN’ BROADWAY」って映画あるじゃないですか?HARISSのAKIRAさんが主演をやっているんですけど…BAWDIESはどういう経緯で出演することになったんですか?

TAXMAN:そのイベント(「ROCKIN’ BROADWAY」)がずっとあったんですよね。それにずっと出させてもらってて。そのライブの日に撮ってて、それをそのままライブ映像を…って感じで。

--- それを使わせてくれって感じで…なるほど。じゃあ、全然違いますね。AKIRAくんとの感じとは…

AKIRA:そうですね…あれは役作りだもんね。

SEIJI:あー、そうですね。そうなんですよ。なんか、ライブのシーンも撮影しながら劇中のストーリーも一緒に撮影してて…。そんで、ROYくん(THE BAWDIES/ヴォーカル)がなんかこう…演技みたいなもの入ってて(笑)

全員:(大爆笑)

SEIJI:意識してたよね(笑)

JIM:そうですね。演技入ってましたね(笑)憧れのAKIRAさんを見てるみたいな。





--- それでは、お互い新作を聴いていただいたかと思うんですが…どうですかね?感想の方は?

AKIRA:新作というかずっとテレビとかでBAWDIESを見ていると、すごい嬉しいというか…もっとやってくれ!みたいな感じで見てますね。

BAWDIES 二人:ありがとうございます…!

AKIRA:何が痛快かっていうと、ずっとHARISSとやってきた頃と…規模っていうか、スキルとかは上がってるんだけど根本はほとんど変わってないじゃないですか。

JIM:そうですね。

AKIRA:それがすごい良い!(声を大にして)…そのまま階段を登って行ってる様ってすごい良いなって思う。 逆にBAWDIESがやってるロックンロールって、一般の人が例えばちゃぶ台とかで…父ちゃんとかがこう(笑)、ミュージックステーションとか紅白歌合戦とかで流れるような音楽ではないじゃないですか。でも、そういうサウンドでそういうところに突っ込んでいって、誰もが夢を見ていた事をやれている様っていうのがすごく見てて気持ちいいんですよね。本当にもっと音楽シーンを掻き乱して欲しいって思う。

BAWDIES 二人:ありがとうございます…!うれしいっす…

AKIRA:俺、すごいと思ったのは二人とも好きなアーティストに…TAXMANが「Buddy Holly」って挙げてて、JIMは「Chuck Berry」って言ってたよね?それってすごいと思うんだよね。そういう風に言える若い人がいるっていうのが。昔、ハイスタ(HI-STANDARD)とか通ってて、それからBuddy Hollyとか挙げてる人とか…90年代は90年代、2000年代は2000年代って現代の音楽を聴きながら、昔の音楽も良いって言ってるところが素晴らしいというか。俺らも元々はロカビリー出身のバンドだし、(Buddy Hollyとか)昔の音楽にルーツがあるから、自分らが聴いてるサウンドをちゃんと知りながら言えてるところがスゴイね。素晴らしい。

SEIJI:ライブ一緒にやる度に…京都でやった時かな?ちょっと変わってきてる…って思って。今回の新作を聴いて、なんかちょっと変わったっていうか…バンドとしてデカくなった感じがしたんですよね。幅っていうか…でも、元々のゴリっとしたところはちゃんと残ってて。ライブバンドってこういう作り方するんだなって。逆に言うと見失ってないよね、どこも。

AKIRA:うん、そうそう。

SEIJI:「ガラっと変えようぜ」っていうのもなかったんじゃないかなっていう気がして。

JIM:うん、それはないですね。

AKIRA:それが一番いい形というか、バンドの中でのマイブームというか…。それはすごいよく出てるなぁと思って。

TAXMAN:ずっと自分のルーツの音楽を聴いてやってたんで、それがだんだん自分たちの身になっていくのがわかって…それからオリジナリティを出してもちゃんとブレない、ルーツみたいなものが出るなって思ってから、今みたいな感じに。けっこういろんなことにトライできるようになったというか…意識的には変わってないですけど、良い意味で遊べるようになってきたというか。

JIM:それも変化じゃないんですよね。AKIRAさんが言ってくれていたように、やっぱり90年代のバンドシーンも聴いてたし、普通にUKシーンも聴いてたんですよね。で、それをずっと封印してきたんですよね、僕たちって。それが出ちゃうとロックンロールっていうのがブレブレになっちゃうから…それを出さないように溜めるって。「(ロックンロール)それだけ!」っていうのをずっとやってきて、そういうのも自信がついてきたことで、今まで生きてきた音楽観もちょっとずつ出せるようになったというか。

JIM:それで変わったというよりかは、素に帰ったって言う方が近くて。

AKIRA:素のものも出し始めてるって感じ?

JIM:素を出し始めても全然大丈夫だなって感じで。自信もついてきたし…もちろんライブを重ねてきたことも大きいだろうし…そういう感覚ですね。

SEIJI:多分、ツアーやったりアルバム出すことで地盤が固まったんだろうね。だから、いろいろできるようになったんだろうね。

AKIRA:これ俺の個人的な考えなんだけど…1954年くらいから1964年くらいまでのサウンドがロックンロールっていうか、自分の中での定義なんだけど、要はBEATLESが出てくる前…Elvis PresleyからBEATLESまでの間が純粋なロックンロールだと思ってて。で、BEATLESが出現してからはサブカルチャーっていうか、Elvis PresleyからBEATLESまでの間は本物のカルチャー、本物の音楽だと思ってて。BEATLESはElvis Presleyになれなかったから、自分たちの形を持つしかないと思って、そのカルチャーに対抗するためにサブカルチャーっていうのが始まって。で、カルチャーって部分の中に入っているのがBuddy Hollyであり、Chuck Berryとか俺の好きな人たちも入ってるんだけど…その辺をROYくんの歌とかすごいLittle Richardだし、本物な感じがするのね。だから、カルチャーのものを吸収した人たちが、今のサブカルチャーのシーンの中で堂々と対等にやっているというのが気持ちが良いですね。





 

 

 

 

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  •  Re: Birthday / HARISS
    2010年09月8日発売

    POPとPUNKとROCKABILLYを革命的に融合させたバンド、HARISS!2007年~2008年にかけてLOFT RECORDS/TIGER HOLEより3タイトルをリリースして疾走してきたHARISSがDIWPHALANXより新曲を含めたアコースティック・アルバムをリリース!元SIDE-ONE、元COLTS、元PEALOUTといずれも各方面でシーンを牽引してきたメンバーで構成されているが、結成~現在に至ってはHARISSとしてファンを獲得し続けている。またVocal:AKIRAは今年初の映画主演を果たし"監督は清水崇(<呪怨>の監督)の弟:TERRY LEE SMITH。BAWDIES他も出演"、6月には監督の地元前橋にて先行上映、東京では10月2日~シアターN渋谷で上映を予定している。
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  •  JUST BE COOL / THE BAWDIES
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    勢いを更に加速させるであろうバンド史上ベストシングル「JUST BE COOL」に加え、 ライブ音源9曲メドレーを収録!初回盤はDVD付のシリアルナンバー入り完全限定生産2万枚! 初回限定盤のDVDには、「JUST BE COOL」のPV+リミテッドエディションを付属!THE BAWDIES初となる「JUST BE COOL」PV映像に加えて、ご購入者しか見る事ができないリミテッドエディションが収録された限定DVDが付属されております!PVの裏の裏までを収録!!


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