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【連載】未来派野郎Aチーム 第8話

Thursday, March 25th 2010

未来派野郎Aチーム






おひさしぶりです。未来派野郎Aチームです。
今回から毎月25日頃の更新になりました。ご注意を!
ちなみにHMV ONLINEのアカウントをお持ちの方は、ページ上部の“【連載】未来派野郎Aチーム 第○話”横の 「B」マークをクリックすると、Myページ内の“連載ニュースブックマーク”に登録されますんで、 更新が早判りです。是非!


といったところで今月もまいりましょう。
今回注目すべきアイテムはこちら!

日本が誇る若き才能、高木正勝やAkira Kosemuraの作品でヴォーカルを務め、今作でますます注目を浴びるであろう女性シンガー、
当真伊都子をご紹介。
自身では初となるフルアルバム『Dreamtime』は、美しく温かい歌声とピアノが繰り出す、純真無垢でシンプルな作品になっています。

ということで今回、Aチームがセレクトするアイテムのテーマは「女性ヴォーカル」に決定。
誰もが一度は女声に魅力を感じた事があるでしょう。
はたして、未来派野郎達はどんな女声で癒されているのか?
それでは御堪能あれ!



(隊長代行 / 三好 浩平)
未来派野郎Aチーム 「今月のイチオシ」

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  当真伊都子 / Dreamtime
    [ 2010年04月07日 発売 / 通常価格 ¥2,800(tax in) ]


儚くも美しい天衣無縫、エンジェリック・ピアノの登場です! 日本が世界に誇る若き才能、音楽家であり映像作家でもある高木正勝。多くの作品でメインヴォーカルを務め、ライヴへも出演。彼の作品にとってかかせない大切な声をもった女性シンガー当真伊都子。そんな彼女から、限りなくプライベートな録音環境のもと、ひっそりと届けられた私信のような自身初の音源は美しくもあたたかな歌声とピアノによる弾き語りアルバム。装飾というものを払拭した純真無垢でシンプルなアプローチ。静寂をかすかに破る美しい旋律が印象的で、浮遊感を湛えたエンジェリック・ヴォイスに軽やかで天衣無縫の歌に満ちたピアノは美しい風景が立ち現れてくるような素晴しさです。ある種、ニューエイジともクラシックとも通じる、清冽さに心奪われるセンチメンタルで内省的な音の響きは現代社会で有効なヒーリング的ピアニズムと言えるでしょう。




A TEAM selection 「 女性ヴォーカル 」

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初めて聴いた時の衝撃を今でも覚えています。音資料を頂いて、早速聴いて数分も経たないうちに惹かれてしまいました。(この時点でBenny Singsプロデュースとは知らず、やっぱりこの人は間違いないなと思いました。)元ファッションモデルという肩書を持つGiovancaによるファーストアルバム。とてつもなく甘く、可愛らしく、柔らかい歌声。2008年にBillboard Live TOKYOで行われたLiveに行ったのですが、歌う姿もとても可愛らしい。童謡「かえるのうた」なども歌ってくれて、とても気さくな女性。少し話はそれましたが、アンビエントという観点からはTo The MoonとYou Againがおすすめでしょう。
(HMVイオン土浦店 / 三好 浩平)
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「お伽の国の歌姫」降臨!私、個人が選ぶ2009年度のベスト・アルバムです。いやぁ、「未来派野郎」でやっと紹介できる事が嬉しくてしょうがないです。。「冨田ラボ主催トラックバック・オーディション、最優秀賞受賞の新世代歌姫の登場です!」って肩書きはもう必要ないでしょう。とにかく聴いたら分かります。「不思議の国のアリス」のサントラをMichel Legrandが担当したらを想像してみてください。どんなに素敵な事でしょう。HMVでは過去に特集ページもございますので、是非チェックしてみてください!一部流通のみの、2ndアルバムの取り扱い希望!

(HMV銀座INZ店 / 古屋 雄裕)
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93年に「Medicine Compilation」を発表した細野晴臣がその流れのまま3人の女性ヴォーカリスト(遊佐未森、甲田益也子、小川美潮)をフィーチャーして制作したアルバム。遊佐美森曰く「4人で旅したみたいだった」そうで、沖縄や中東っぽい雰囲気の曲が多く精神的な世界を描いた「Medicine〜」とは反対の意味で大きな世界観を持っていて3人の声のイメージに合わせて作られた楽曲と3人の歌声はとても伸びやかで開放的で美しい。また本作ではほとんど歌ったりしていないという点であまり前面には出ていない細野晴臣ですがその存在感をビシビシ感じるのはさすがです。
(HMV銀座INZ店 / 鈴木 俊介)
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1978年フランス、パリ生まれで、イスラエル郊外で幼少期を過ごし、引っ越先の自分の部屋にピアノがあったことが音楽と出会い、父親の影響でビートルズに出会い、以降ポップスに関心を持ち、映画の影響で作曲を始め、アレサ・フランクリンなどの影響も受け、自らのヴォーカルの才能にも気が付く。18才の時にはジョニ・ミッチェルに傾倒し、歌詞の世界にも目覚めた。それから色々な試練を乗り越えて、彼女の魅力を全て引き出したDavid Donatienと一緒にクラシックからフォーク、ジャズまで取り入れたアコースティック・サウンドでappleのCMに起用され全世界に認知された。
(HMV立川店 / 小原 優男)
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スウェーデンの女性ジャズヴォーカリスト、Kissey Asplundのデビューアルバム。Erikah Baduよりもアクが控えめで、スキャットとウイスパーヴォイスが印象的。彼女の歌と絶妙にマッチするサウンドを手掛けているのは、 Daru, Blackmonk, Suff Daddy, Isfaq, そして、パリを拠点として活動するPAPAJAZZと、J Dilla以降の新世代トラックメイカー達。そのスペイシーなトラック群は、ハマり度の高い中毒性を持つ。個人的に彼女の今後の多方面での活躍に期待大です。


(HMV / 緑川 信宏)
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言わずと知れた教授のシスターMこと坂本美雨の、The Shanghai Restoration ProjectのDave Liangをプロデューサー/コンポーザーに迎え制作された2010年5月発売予定のアルバム。ど直球にペンタトニックなアンビエント路線かと思いきや、ポップな要素もふんだんに織り交ぜた、エレクトロニカ・ポップといった仕上がり。 幾重にも重なる坂本美雨のコーラスワークからは、幽玄さ・荘厳さを感じつつもどこか軽やかな、無邪気さや少女性も感じ取れる。ちなみにDave Liangは、昨年発売されたMEGのアルバム『Journey』もプロデュースしているので、聴き比べてみても面白いだろう。
(HMV / 村崎 真佑)
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KOOPやSleep Walkerなどでボーカルを務めたYukimi Naganoによるプロジェクト。良い意味で力の抜けた声がとても癖になります。セカンドアルバムが去年出てますが、アンビエント感はこちらの方が強いと思いますので、今回はファーストアルバムを紹介。楽曲も、余計な音が無く、とてもさっぱりしていて、人によっては物足りなさを感じる人も居るかも知れませんが、個人的にはそこが絶妙。また、Sleep WalkerのアルバムWorks(VIA0060)収録の「Wind feat. YUKIMI NAGANO」も、かなり良い歌声なので、興味のある方は是非チェックして頂きたいです。

(HMVイオン土浦店 / 三好 浩平)
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Omara Portuondo、Yusa、Beatriz Marquez、Diana Fuentes、Haydee Milanesと、キューバの5人の伝説的歌姫たちが大集合し、驚異の歌合戦を繰り広げた伝説的アルバム「Women Are Beautiful」。なんと、そのアルバムをRemixしてしまったのが、あのRicardo Villalobosも絶賛のベルリン・ミニマル・アーティスト、Miss FitzことMaayan Nidam。ミニマル好きにはもちろん、ヴォーカル物としてもちゃんと聴けます。「Women Are Beautiful」と一緒に揃えておきたい一枚です。アートワークも完璧なんです。ちなみにMaayan Nidam自身もモデルばりの美人なんです。
(HMV銀座INZ店 / 古屋 雄裕)
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世界遺産(?)ビル・フリーゼルとベーシストチャーリー・ヘイデンの娘でヴォーカルのペトラ・ヘイデンによるアルバム。ビル・フリーゼルはこの他にもエルヴィス・コステロとのアルバムや歌モノのバックで弾いたりヴォーカルとの絡みはありますがペトラ・ヘイデンの優しい歌声とはとりわけ相性が良く、個人的にはビル・フリーゼルのベストワークの一つ。一聴してすぐにそれとわかるフリーゼルのギターは相変わらず優しくかつちょっとひねくれたトーンで、ペトラ嬢の綺麗な歌声には女の子のようなかわいらしさもありそれぞれがとても魅力的。

(HMV銀座INZ店 / 鈴木 俊介)
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カナダのフランス語圏、モントリオールを拠点とするレーベルGrosse Boiteより弱冠19歳でデビューした。3歳からピアノを始め、学校で5年間音楽を学び、2007年から作曲をスタート。ライブを数回やっただけにも関わらず、MySpaceに楽曲をアップしたら話題となり、カナダ版グラミー賞と言われるジュノ賞の2009年フランス語部門にノミネートされた期待の新人です。繊細で軽やかなピアノとフェミニンな歌声、そして抜群のメロディーが作り上げるセンチメンタルな世界観を持つカナダの妖精。今後にも注目!

(HMV立川店 / 小原 優男)
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2000年に発表された『Lovers Rock』以来、10年ぶりの新作『Soldier of Love』は、個人的に期待していたよりも重い印象を受けましたが、やはり世間では好評なsade。もちろん、彼女のメッセージ性の強い楽曲も好きなんですけど、「Kiss of Life」に代表されるような、このベスト盤に多く収められた、至福感溢れる温かい楽曲が好きです。彼女特有の透明感と渇きを含んだしっとりとした歌声が、それらの楽曲とあいまって、唯一の世界を創り上げます。「By Your Side」も入っていれば完璧。


(HMV / 緑川 信宏)
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2004年に発売されたアルバム『逆上がりの国』(廃盤にして名盤!)がひっそりとレア盤化している湯川潮音の最新アルバムは、オアシス、ガンズ、エアロにジャクソン5と、意外としか言いようのない選曲でお届けする自身初の洋楽カヴァーアルバム。ロンドンのカントリーサイドにあるのどかなスタジオで、エンジニアやミュージシャンたちとの家族のような共同生活の中レコーディングされたこの盤には、その1ヶ月に渡る穏やかな暮らしの空気までもがパッケージングされている。


(HMV / 村崎 真佑)




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※次回更新は4/26予定です。お楽しみに!




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