2010年 いまのほうろう。 抽選でオリ特も

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2010年2月15日 (月)


小坂忠
忠さん、今日もかっこいいなぁ



『HORO2010』のHMV特製ポスターを抽選で5名様に


小坂忠さん直筆サイン入り 『HORO2010』HMVオリジナル・ポスター  HMV ONLINE/MOBILEで『ほうろう』 Blu-spec CDをご購入いただいたお客様の中から抽選で5名様に、小坂忠さん直筆サイン入り 『HORO2010』HMVオリジナル・ポスターをプレゼントいたします! 非売品どころか、ここにある5枚しか世に存在しないという稀少品を、忠さんの直筆サイン入りで!

【注意事項】
・オンライン/モバイルでお買い上げのお客様→商品出荷時にメールにて抽選応募方法をご案内致します。(商品出荷時)
※オンライン/モバイルでご注文頂いた場合、商品出荷のタイミングによっては応募対象期間を過ぎる場合がございますことをご了承下さい。
※HMV本サイト及びHMVモバイルサイト以外、HMV各店舗からのご購入、非会員でのご購入は特典対象外となります。
※特典対象購入期間:2010年4月11日(日)まで
※当選者の発表は、発送をもって代えさせて頂きます。
※ポスターのサイズはB3(縦:515mm×横:364mm)規格となります。






35年前の「自分」からの挑戦。 いまの ほうろう。


 昨年、およそ8年ぶりのアルバム『Connected』で変わらぬソウルフル・ヴォイスを届けてくれた小坂忠が、なんともスペシャルなニュー・アルバムをリリースします!

 「♪ このテンポなら 好きなリズム・アンド・ブルース〜」。 針を落とす( 【PLAY】ボタンを押す)たびにトキメキを憶える1枚。ジャパニーズR&Bの原点として知られる、1975年の小坂忠の名盤『ほうろう』。その16chマルチトラックが発見され、今回新たにヴォーカルのみを新録音したニュー・エディション『HORO2010』が完成しました。 レコーディング・メンバーには、細野晴臣、林立夫、鈴木茂松任谷正隆鈴木晶子(矢野顕子)吉田美奈子山下達郎大貫妙子矢野誠と、日本を代表するミュージシャンがずらりと名を連ねていることでも有名な『ほうろう』小坂忠は、このレコーディング・セッション・テープの色褪せないクオリティの高さに触発され、20代に録音した本作を、35年後の60代となった今改めて歌いなおすことを決意しました。 今の技術と燻し銀にも似た円熟のヴォーカルで、2010年新たな名盤が誕生します。



『HORO2010』制作にあたって



 2009年に自分の40年にわたる作品をBOXにまとめて『Chu's Garden』を出した。 BOXを「Garden」としたのは最近の自分の趣味の影響からだった。最近の自分の趣味はお茶から始まって陶芸へ、今は庭園にまで広がってしまった。日本庭園の面白さは、作庭家の意図を読み取ろうとする所に生まれる時空を超えた会話にあると思う。少なくても自分はそんな楽しみ方をしている。この作庭家は何を伝えようとしているのか、どこから見せようとしているのか、庭を散策しながら作庭家と時空を超えた会話を楽しむのが実に楽しいのだ。

 『Chu's Garden』もそんな気持ちで聴いてもらいたかったから名付けたのだった。BOXのリマスタリング作業中に朗報が舞い込んできた。『ほうろう』のマルチトラックが存在していることがわかったのだ。35年前のマルチが残っていたなんて驚きだった。早速聴いてみた。

 35年も前の録音とは思えない完成されたトラックだった。やはりすごいミュージシャン達だ。全然古さを感じさせない素晴らしいプレイだった。聞き入ってるうちに、35年前の自分が語りかけてきた。35年前のように歌えるか、そんな挑戦状を突きつけられた気がした。この挑戦は受けるしかない。でなければ男が廃ると言うもんだ。20代の歌と今の自分の歌が同じであるわけがない。

 しかし、同じトラックで歌うということはキーも35年前と同じキーで歌うということだ。一番心配だったのは「機関車」だった。今はCで歌っているが「ほうろう」ではEで歌っていたはずだ。35年前の歌を聴きながらこっそり歌ってみた。いけそうだ! 20代には20代の意気込みがある。しかし、60代には60代の意地があるってもんだ。よし、受けて立とう!

 というわけでこの突拍子もない企画が実現したのだ。

 この勝負、負けられないぜ。  


小坂忠



 並々ならぬ決意とチャレンジ精神で挑んだ『HORO2010』のレコーディング。クリスチャンの洗礼を受けゴスペルの世界へと渡ったこと、そして、還暦を過ぎてあらためてここまでの道のりを振り返る機会に遭遇したことなど、35年前とは自分自身も世界も大きく変化を遂げたところで、あえて ”変わらぬ良さ” に触れて、そこに”今”という万物普遍の絶対性を投影する小坂忠。 単なるリ・レコーディングの企画盤などと高をくくってはいけませんよ。

 CD初回盤は紙ジャケット仕様(通常プラケース仕様盤もBlu-specとなります)となります。また、ミクタムからアナログでのリリースも決定しました。 ”赤盤”とも言えるオリジナル『ほうろう』をLPでお持ちの方は、是が非でもこちら”青盤”LPをご入手され、酒の肴に2枚並べてみてはいかがでしょうか? もちろん和モノDJ諸氏は必携です!

さらに、   

 2009年の「Connected Tour」の東京公演最終日を収録したDVDと、細野晴臣をゲストに迎えた大阪公演のオーディオCDの2枚組『Soul Party 2009』も同時リリース。 DVDには、東京公演に参加したゲスト・アーティスト(細野晴臣大橋卓弥松たか子)をフィーチャーしたボーナス映像が収録されます。 さらにさらに、『ほうろう』から『People』まで、”空白の25年間”の集大成、『Chu's Gospel』と銘打った32曲入り2枚組のゴスペル・コンピレーション・アルバムも同じく3/24にリリースされます。ご予約された方に限り特典DVD(野外ゴスペル・イベント「ジェリコ・ジャパン」出演時の秘蔵映像を収録)が付いてくる予約特典盤を是非。併せてお見逃しなく。




1975年、ほうろう。


 はっぴいえんどのアレや、頭脳警察のコレや、村八分のソレやで、あっという間に埋め尽くされてしまった、日本のロックに関する、とある検索結果。 ではそこに、「日本語R&Bの」というソートを掛けてみると、どうでしょう。 いやはや、篩にかけられ残った作品はほんのわずか・・・上田正樹とサウス・トゥ・サウス『この熱い魂を伝えたいんや』に、吉田美奈子『フラッパー』、そして、小坂忠『ほうろう』。 そう! 『ほうろう』。 いやいや、何をおいても『ほうろう』ですよ。

 1975年に発表された『ほうろう』細野晴臣プロデュース・ワーク最初期の最高峰にして、ジャパニーズ・ソウル/R&Bシーンの本格的な夜明けを導いた1枚として名高いのは、日本の昔のロックを多少なりともお好きな方であれば、ご存知のはず。 はっぴいえんど、後のティン・パン・アレイのヴォーカリスト候補にも名前が挙がっていた小坂忠が、エイプリル・フール時代の同僚でもあった細野晴臣をプロデューサーに迎え、『ありがとう』を吹き込んだのが1971年。 はっぴいえんど『風街ろまん』の一卵性双生児的な作品とも言われるこのアルバムでは、ジェイムズ・テイラーに代表されるS.S.W.タイプのアコースティック・サウンドを核に、ほのぼのとしたカントリー・ロックを展開。 その後も駒沢裕城松任谷正隆、林立夫、後藤次利らフォー・ジョー・ハーフをバックにしたライヴ盤『もっともっと』、次作『はずかしそうに』と、続けざまに秀作を発表するも、「名ヴォーカリスト 小坂忠」を決定的なものにするには、結果的にはここから2年の歳月が必要とされました。

小坂忠
   


 はっぴいえんどが解散コンサートを行った1973年、細野晴臣鈴木茂、林立夫らが標榜した職人型ミュージシャン集団キャラメル・ママが結成されました。1975年、キャラメル・ママからティン・パン・アレイへと移行したばかりのバンドは、セクションのようなアメリカン・ロックのファンキーでレイドバックしたサウンドを習作とするだけでなく、当時隆盛を誇った、モータウン/ノーザン・ソウル、フィラデルフィア・ソウル(とりわけ、シグマ・サウンド・スタジオのミュージシャン集団 MFSBへの意識は高かったようです)に代表される黒人音楽のサウンドやフィーリングを取り入れることにも熱心になっていました。 脱スワンプなれど、AOR前夜の洗練すぎない感触。それでいてファンキー&メロウ。

 この『ほうろう』が、「ジャパニーズR&Bの...」という文脈で語り継がれる所以は、こうしたティン・パン・アレイのコンセプトと演奏力によるところはもちろん大きいでしょう。 ただ、この手のサウンドには、大瀧詠一でもなければ、桑名正博でもない、やっぱりこの時期の忠さんの歌声がしっくりくる、さらに言ってしまえば、忠さんの歌声が真ん中( 真ん中じゃなくてもいいかも。寄り添っているだけでも )にあってこその『ほうろう』。そんな気がしてなりません。  

 細野+林のどっしりとしながらも小気味良く跳ねるリズム・セクション、鈴木茂のピッカピカのギター・カッティング、矢野誠のストリング&ホーン・アレンジ、山下達郎×吉田美奈子×大貫妙子によるコーラス。 めくるめくグルーヴのすき間を縫うように歌われるしなやかな主役のヴォーカルは、アクもクセも、妙味なコブシもないけれど、圧倒的な存在感。 「ついつい、ティン・パンの饒舌な演奏だけに耳を奪われちゃうよぉ」なんておっしゃる方も発売当時いらっしゃったそうですが、逆に僕は、忠さんの声や吐息、その色ツヤを前にすると、バックのネーム・バリュー(演奏自体は最高に素晴らしいです!)や、R&Bがどうのこうのなんて話は霞んでしまうほど、圧倒的な ”うたぢから”というものに感情を支配されてしまいます。 細野さん楽曲と忠さんの歌声との相性もきっとあるのでしょうけど、これを単に ”ティン・パン・アレイ・マジック”と片付けてしまうには、あまりにももったいないですよね。

 1975年、この時期の忠さんのヴォーカル。ナイーヴでロマンティックで、ちょっぴりキザでギラギラしていて、でも、ほのぼのとしたあたたかさに満ちていて。 まるでその直後のクリスチャンとしての洗礼を予感させるかのような、どこか俗世間とはかけ離れたムードと、いつまでもダンディなご容姿とシンクロするおおらかな包容力も垣間見せながら、「♪ 藍色した嘘の煙をはきながら、僕は君を愛しているんだ」と。 もう、R&Bだとか、ソウルだとか、日本語ロックだとかの区分けは関係ありません。ほんとうに大好きなヴォーカリストのひとりです。

 「ほうろう」、「機関車」、「ボン・ボヤージ波止場」、「氷雨月のスケッチ」、「ゆうがたラブ」、「しらけちまうぜ」、「流星都市」、「つるべ糸」、「ふうらい坊」。 全9曲。 オリジナル盤『ほうろう』。 今も、いつも首ったけです。



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