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2 people agree with this review 2010/07/25
日本では、お世辞にも人気があるとは言えない作曲家の一人、マルチヌーの秘曲、歌劇「ジュリエッタ」抜粋。コジェナーとマルチヌー目当てで購入したが、図らずもサー・マッケラスの追悼盤に。指揮界最高のオールラウンダーであるマッケラスであるが、やはりチェコ(モラヴィア)物にかけてはチェコ人以上に、図抜けているといっても過言ではないだろう。1Q84でブレイクしたY氏のように、日本でももっと人気が出ればなあ。マッケラスに隙はなく、コジェナーもその歌唱力で、現役最高のメゾの一人であることを十二分に証明している。DVD化が待たれる作品である。
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0 people agree with this review 2010/07/25
英国音楽の録音を中心にまだこれからという時に、突然の訃報。HMVのニュース欄で知りました。エドワ−ド7世の死に捧げられた2番を、私はヒコックスへの追悼の意味を込め買い求めました。第2楽章。ヒコックスのCDを片っ端から棚から引っ張り出し、彼との長い付き合いに思いを馳せました。エルガーの諸曲にはバルビの超名演という越えられない高い山があります。全曲聴き終え、バルビ節はさすがに越えられないが、雄大なスケール、直球勝負のセカンドチョイスだという結論に達しました。個人的思い入れの強さもありますが。
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0 people agree with this review 2010/07/24
ブルックナーは7,8,9番と入手できるはずです(因みに私は所有しております)。ドイツの地方都市のオケの定期演奏会をFMで聴いているという感想です。圧倒的名演ではないのでしょうが、出会えて良かったと思えますよ。参考までにベートーヴェンの第9はフライハイトと歌っています。国の情勢のせい?
結核のため22才で世を去ったMielckの若書きの交響曲。将来を嘱望されていただけに、まだどことなくあどけなさが残る交響曲を聴くのは辛い。彼より10余年早く生まれほぼ一世紀生きた同国の先輩が羨ましい限りです。ハンス・ロットやバターワースの曲を聴く気分で聴いてみてはどうでしょう。
本物のドイツはベネズエラにあった!若者達の活動で脚光を浴びているこの国ですが、どうしてどうして、巨匠チバス振るベネ響のベートーヴェンにはこれまでも驚かされていましたが、このワーグナー、多少のミスに目をつぶれば、十分バイロイトでも通用する(?)のでは。さっそく、友人にブラインドテストを・・・
1 people agree with this review 2010/07/24
大阪万博来日直前に世を去ることになるバルビ、その約1年3ヶ月前の手兵ハレ管を振った感動的な演奏。演奏時間だけをみればケーゲルやレニーより数分短い終楽章であるのに、速さを感じないばかりか、胸に熱く込み上げる感動。永遠のmy favoriteです。
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2 people agree with this review 2010/07/24
昨今のアーティストは、譜面どおり没個性的に演奏するか、細部にこだわって部分だけを強調する傾向がある。サー・ジョンのようにバルビ節で全曲を料理するアーティストは少なくなりましたね。苦しい時代のハレ管を絞りに絞ってのこの名演。名器クリーブランドによるセルの名演とは対照的ですね。
奇演で名高いシェルヘンですが、さすがにマーラー3番を相手にしては5番の時とは異なり真っ向勝負といったところでしょか。ブラインドテストで終楽章を聞いたら何人が、シェルヘン!と答えられるでしょう。
4 people agree with this review 2010/07/24
小生の場合、告別式のBGMはこの曲の終楽章と決めているので、問題はやはり終楽章をいかに演奏するかということに尽きる。いかに暖かく慈愛に満ちた演奏かが問題である。もちろん、そこに到達するまでの、長大な牧神が目覚めて夏が始まる第1楽章が散漫だと興醒めだし、2楽章3楽章の牧歌的味わいも欠かせない。マーラーが作った中で最っとも短いが、最も分かり易い5楽章の天上の響き。さて、終楽章。タイムだけみると、20分前後のシューリヒト、バルビローリ、テンシュテト、ショルティ。25分のバーンスタイン、レヴァイン。多くはその中間である。当盤もタイム的にはそれに該当する。ただ、タイムだけで片付けられないのが終楽章の難しさ。演奏時間の短いバルビやテンシュテットの何という暖かさ。ケントはサロネン同様繊細さで勝負か。
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