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　2010/03/02

待ち詫びた新譜。聴きやすい。今作でSadeを初めて聴く人にとっては、どうだろうか。入門編になり得ない事は無いと思うが。全編随所に、Sade臭が漂っていてどこか懐かしく、同時に特有の新鮮な心地よさも残った。個人的には｢Stronger than Pride｣のテイストを彷彿した。‘Skin‘は時を忘れさせる。商業主義に堕ちた現代の(とりわけ日本の)シーンにおいての今作は、次元の違いがより際だって映るが、彼らの色褪せない孤高の芸術に、希望と安堵を感じざるを得ない。