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Review List of micarosu 

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     2012/02/06

    「第62回NHK紅白歌合戦」。
    宮城県石巻市門脇小学校のグラウンドで歌う姿を見て、心を打たれた。

    漆黒の闇に灯る108つの光。
    その中で歌われた「ひとつ」。

    目に見える光景もさることながら、そこに綴られた言葉と、長淵さんの気持ちを搾り出すような歌声に、大切なことを教わった。

    ひとつになって、生きること。

    忘れてはいけない出来事がある。
    そしてそれを想った、忘れられない”ひとつ”の曲が、ここにある。

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     2012/01/29

    辛い現実に直面している人に向けて、手を差し伸べたい気持ち。
    そして、今を生き抜いていくことで、明るい未来がきっと”今日になるから”、信じて欲しいという想い。

    「今日になるから」と名付けられたこの曲は、そんな思いがこもった願いの詩だ。

    辛くてどうしもないとき。
    そんな人を見て、何か出来ないかと思ったとき。

    人と人の心を繋げてくれるような温かさが、ここにはあります。

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     2012/01/22

    昨年の「高橋優2011秋の全国ツアー〜誰がために唄う優」で初めて聴いたとき、胸が熱くなった曲。

    「卒業」
    ここで歌われる”卒業”というのは、”悲しみからの卒業”のこと。

    昨日あった辛いことや悲しいこと。
    それから目をそらさず受け止めて、新しく始まった”今”を生きる。
    そして、いつかきっとまた笑いあいたい。

    そんな願いが、高橋優さんの優しく熱い歌声に乗り、どこまでも響き渡る。

    昨日は決して変わらない。
    でも、それを受け止めれることで、”今”そして”未来”は変えれるかもしれない。

    そんな”今”を生きていく全ての人たちに、勇気を与えてくれる一曲です。

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     2012/01/15

    魔法が解けたシンデレラ。
    キラキラしたサウンドの中に見せる切ない歌詞が、たまらなく愛しくなる。

    ずっと好きだった”あなた”を、時に疑ってしまった。
    気持ちを確かめるため、「別れたくない」の言葉が聞きたくて、「別れよう」と言ったら、返ってきたのは「今までありがとう」の言葉。

    そのときはとても思い出にはできなかったけど、少しずつ時を過ごしながら思い出に変えていく。
    そんなシンデレラが魔法が解けてからの物語。

    今までの奥さんのシングルはバラード調の失恋ソングが多かったけど、今作では失恋ソングではあるが、それを受け止めて前へ進んで行こうという姿が、キラキラしたアレンジとも重なり、ただ切ないだけじゃなく、聴いていると心が温かくなってくるような曲に仕上がっている。

    また、ジャケットやPVを見ると、トレードマークの赤メガネが黒メガネになっているだけでなく、スカートを履いていることからも、この「シンデレラ」が今までにない曲になっていることがわかる。

    切ないけど、ほんのり温かい。
    そんな奥さんのまた新たな一面が見れる一曲です。

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     2012/01/08

    SURFACE解散後、ミニアルバム、フルアルバムとリリースを続け、始めてのシングルとなるのがこの「I Love You のうた」。

    椎名さんらしいちょっと情けないんだけどなんだか愛しくなるような詩を、キャッチーで口ずさみたくなるメロディに乗せて、耳に心地よい余韻を残すような曲。
    飾らず直球な想いが伝わってきて、聴いているだけで不思議と元気をもらえる。

    また、カップリングの「擬似パラドックス」、「Pussy Cat」、「ハッピーロンリーライフ」では、それぞれが全く違う顔を見せるのも嬉しい。

    シングルというより、ミニアルバムのような完成度の「I Love You のうた」。
    椎名慶治さんの第二章スタートです。

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     2011/12/25

    曇りのない澄み切った疾走感。
    流れるように展開されるメロディがとにかく心地よいナンバー。

    夢を追いかける人の背中をポンと押してあげるような歌詞も印象的で、聴いていると不思議なほど元気をもらえる。

    夢への不安や葛藤は誰しもが持っている。
    でもそんなとき、応援をしてもらうのではなく、自分を信じて何度でも立ち上がろうとする。

    そんな詩の内容が、誰かへの応援ではなく、自分自身の”夢への決意”を語っているからこそ、元気をもらえる…いや、胸の奥を熱くさせてくれる。

    もし、”夢”の途中で立ち止まってしまったとき、側にこんな曲があってほしい。
    そう思えるような一曲です。

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     2011/12/18

    ゆず×スポーツ。
    アテネオリンピックを彩った「栄光の架橋」もそうだけど、ゆずの歌はスポーツとすごくあう。

    そして、今作「翔」が『世界体操 東京 2011』になっていると聞いた時、これはきっといい作品になると思っていたら、まさにその通りだった。

    ”絆”をテーマに作ったというこの曲は、悲しみを抱えてひとりぼっちになっても、生きることにもう一度意味を見出してくれるよう。

    余計な言葉はなく、アコギのシンプルな音色を軸にしていることで、歌にこめた想いが自然に感じられる。
    間奏で入るハーモニカやテンポも絶妙で、懐かしさの中に円熟味を増した表現が加わっている新鮮さが、この曲の魅力を増している。

    シンプルな言葉とメロディ。
    懐かしさの中に見せる新しさ。

    これらが融合したとき、こんな素敵な曲になる。
    ゆずとして、また新たなステージへの「飛翔」の一曲となりそうです。

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     2011/12/12

    椿屋四重奏の解散から約1年。
    ボーカリスト中田裕二さんのソロファーストアルバムがついに完成。

    全体を通して落ち着いた雰囲気というか、大人びた雰囲気が漂う。
    「sunday monday」のようなジャズテイストの曲から始められるのも、ソロならではといった感じ。

    中には「迷宮」のように人の心の奥の迷いを映すような曲から、「記憶の部屋」、「ベール」のようにバンド時代を彷彿とさせる歌謡曲テイストな曲、「虹の階段」のように今までにはないほど光を感じるようなポジティブな曲に、「endless」のように強いメッセージを感じる曲まで。

    バンド時代とはまた違う、ソロアーティスト中田裕二として今表現したいこと、今伝えたいことを詰め込んだということが聴き進めるほどに伝わってくる。

    ファーストアルバムにしてこれだけのものを届けてくれたとなると、次は一体どうなるのか?
    そんなこれからの活躍も楽しみになってくるような一枚です。

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     2011/12/03

    2001年の「イージーリスニング」、2007年の「30minutes night flight」。
    ある程度の周期で発売されてきたこれらのコンセプトアルバム。

    それに続く3枚目のコンセプトアルバムとしてリリースされたのがこの「Driving in the silence」。

    冬をテーマにした今作は、タイトルからもわかるように、静かな雰囲気が漂う曲が多く収められている。

    でも、その静かさは寒々しいものではなく、家の中から外を眺めているような、ゆったりとした時間の流れを示すような感じ。
    なので、アルバムを聴いていると、冬の寒さはすごく伝わってくるのに、それ以上に温かさが感じられる。

    「Driving in the silence」というタイトルの元に集まった冬をテーマにした楽曲たち。
    その一曲一曲の世界がとても愛おしく、いつまでも聴いていたくなる。

    この冬の大切な一枚になりそうです。

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     2011/11/28

    シンプルに言葉が響いてくる。
    初めて聴いたとき、そう思った。

    映画「ハラがコレなんで」のために書き下ろされたというこの曲。

    ♪「クソみたいな毎日…」
    と嘆いているけれど、どこかで明日を信じて歩いている。

    その言葉が、聴く人の心の奥底で「そうなんだよな…」と思わせてくれ、また明日も生きていこうという前向きな気持ちを与えてくれるよう。

    沈んだり、負けそうになった心だけじゃない。
    今という日々を生きる人たちの心に、温もりを与えてくれるような、シンプルで優しい一曲です。

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     2011/11/20

    「SMASH THIS WORLD!」。
    直訳すれば”世界を砕け!”というタイトルからもわかるように、また新たなステージへ向かおうとするカミナリグモの今が詰まっている。

    タイトル曲でもある「Smash this world!」は攻撃的な感じもありながら、その疾走感がたまらない一曲。
    ミニアルバムにも収められていた「SCRAP SHORT SUMMER」は夏の1ページをそのまま切り取ったような世界観に惹かれ、同じく「カスタードクリーム」は電子音などの様々な音の重なりが秀逸で、虜になる。

    「ブラインド フォトグラファー」は、名曲「ローカル線」に通じるドラマチックな世界観に惹きこまれ、絵本を読み進めるようなドキドキ感を「Witchy Girl」で詰め込み、シンプルな音色の「美しい世界」では切なさを、「Foolish Music」では音の楽しさを感じさせてくれる。

    これらの楽曲がそれぞれこれだけ独特な世界観を持っていて、一曲聴くごとに次の曲ではどんな世界が待っているんだろう?と聴き進めてしまう。
    そんな力をこのアルバムは持っている。

    リリースごとに素晴らしい作品を届けてくれるカミナリグモ。
    まだまだ躍進を続けるであろう彼らの”今”をぜひ聴いて欲しい。

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     2011/11/07

    「東北笑顔プロジェクトインフォマーシャル」のCMソングとして流れているのを聴き、一瞬で惹きこまれてしまった楽曲がこの「Headlight」。

    彼らだからこそ書けるリアルで熱いメッセージが詰まった歌詞。

    MONKEY MAJIKらしい優しさと美しさを持ったメロディ。

    心の底から想いを届けようという歌声。

    それらが一つになり、珠玉の一曲となっている。

    とにかく一度聴いてみてほしい。
    そして、その言葉に刻まれた想いを感じてみてほしい。

    そう心から言える一曲です。

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     2011/10/30

    とにかく”待望”という言葉を使いたいアルバム。
    それがnano.RIPEのファーストアルバム「星の夜の脈の音の」だ。

    「ハナノイロ」、「面影ワープ」といったアニメ『花咲くいろは』の物語を彩った楽曲をはじめ、インディーズ時代に数多くのライブで培われた正統派ギターロックの音楽が存分に楽しめる一枚。

    一曲目の「セラトナ」をイントロを聴いた瞬間、このアルバムというより、ライブの幕が開くような独特な緊張感と臨場感が走る。

    続く「ハナノイロ」が彩りと疾走感を加え、「雨を待つ」、「15秒」と一気に世界観に惹きこまれていく。

    「面影ワープ」といったセンチメンタルな感情が顔を覗かせたと思ったら、「星の夜の脈の音の」がインタールード的に入ることで、一度心を落ち着かせる。

    「フラッシュキーパー」が二度目の幕開けという感じに圧倒的な疾走感で聴き手を誘い、「ノクチルカ」でギターの音色に酔いしれ、盛り上がりは最高潮に。

    ここから「パトリシア」、「細胞キオク」と続くスローナンバーが流れの余韻に浸らせてくれ、「世界点」、「てのひらマリー」でnano.RIPEの世界観を改めて感じることができる。

    すると、一曲目からまた聴きたくなってしまうから不思議だ。

    それは不器用ながらに今を生きていこうとする、詩の世界観がそこにあるからなのだろう。
    それがnano.RIPEの良さであり魅力であり魔力でもある。

    まずは一度聴いて欲しい。
    そして、二度三度とまた聴いて欲しい。

    そこには、聴き手の心をに寄り添うような世界がきっと広がっているから。

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     2011/10/23

    聴くほどに吸い込まれていくような世界観。

    「ノルニル」は、くるくる回る迷路のような世界を、壮大な中に影を残すようなオーケストラの音色が広げ、そこに響くやくしまるさんの儚い歌声が、世界をさ迷いながらも突破口を開こうともがいている心情を感じさせてくれる一曲。

    今までのやくしまるさんの楽曲にはないようなダークな一面が垣間見え、いい意味で裏切られた曲といえる。

    「少年よ我に帰れ」は、「ノルニル」とは対照的に、何かに導かれるように前へ前へと引っ張られるような一曲。
    オーケストラが加わることにより、曲の展開がよりドラマチックに仕上がっているのも魅力の一つだ。

    やくしまるえつことオーケストラ。
    この融合が一つの可能性を示してくれた一枚。

    とにかくこの世界観に一度浸ってみてほしい。

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     2011/10/22

    「みんなの心に虹がかかりますように。」

    そんな想いを詰め込んだのがこの「虹空」。

    イントロのアコギの音色、優しいメロディ、本多さんの力強い歌声、安岡さんの絶妙なコーラス。
    そのどれもが唄人羽らしく、そして懐かしい。

    悲しい現実に直面している”あなた”へ一筋の希望の虹がかかるような、そっと寄り添ってくれる温かさを持った歌詞も、今の彼らが歌うことで、何倍も強い想いを感じさせてくれる。

    シングルとしては約5年ぶりとなる今作。

    待ちに待ったという”おかえり”の気持ちと、ここからまた新たな唄人羽が見れることが”楽しみ”になる一枚です。

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