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Stravinsky (1882-1971)

CD Firebird : Ansermet / New Philharmonia

Firebird : Ansermet / New Philharmonia

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Showing 1 - 9 of 9 items

  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  15/June/2012

    80歳代後半、アンセルメのほぼ最後の録音。ともすると、理知的なだけで味気ない演奏も、たまにはあるこの巨匠だが、ここでは、ニューフィルハーモニア管弦楽団という順応性の高いオケを擁して、堂々としたスケール感や温かな鷹揚さを湛えた名盤を残している。勿論、ブーレーズ以降の現代音楽を得意にする指揮者たちに比べれば、緻密さや響きの純度は比べ物にはならないのだが、端正でモダンな造形の中に、今では聴けない懐かしい温もりのようなものが感じられる。録音も60年代後半のものとは思えない明晰なもので、ステレオLP時代のDeccaの技術力の高さを示している。オリジナルジャケットをあしらったデザインも好ましい。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  01/April/2012

    2009/2に本盤について書き込んだ者ですが一部訂正も含めデータ的なものを追加レビューさせていただきます。アンセルメはスイス・ロマンドO(SRO)から退いた最晩年85歳の時いやもう86歳になった1968年にこの「火の鳥」を彼としては「二度目」(訂正前は三度目としていました)の全曲版収録(トータルタイム47’34)を行なっておりそれもオーケストラはNPHOと実に上手いと思います。先ず音が比較的よく録れていることとストラビンスキーの三大バレー曲でリムスキー・コルサコフの影響を受けたためかロシア民謡のバリエーションを聴きやすく作曲されている為私はボーッと聴いている分三曲(「春の祭典」、「ペトルーシュカ」そしてこの「火の鳥」)の中では一番好きな曲です。アンセルメは慣れたもので従前収録のものに何かがプラスされたものと思われますが私は他収録盤(1955年収録、オーケストラはSRO、タイム43’56)を聴いていませんのでこの盤を唯一最高ランクのものとさせていただいております。彼はバレエ音楽の神様とも言われただけあってこの演奏は単純に音楽を進めるだけではなく舞踏団の踊りを前提にしたのか不思議な柔らかさがあって、この曲の魅力を増している様です。無理なテンポをとっていない処が特徴で逆現象と言うか「王女たちのロンド」での淡白感も印象的ですね。彼は演奏について「理想的な演奏とは曲の本質をつかんだものであり、曲の心に触れたものである。そういう演奏は心の響きが聴衆に伝わって来る。私はいつもそういう演奏をしているわけではないがいつも、そういう演奏をしたいと努力している」と述べている事が何となく分りますね。そしてこの演奏、フィナーレは当然それなりに盛り上がりますが安定感があります。本演奏はオーケストラがニュー・フィルハーモニアO(NPHO)であった事もプラス作用したと思います。アンセルメはSROとの来日時でも「火の鳥」を演奏しており又同曲組曲版については1964年NHKSOを振った盤や同版では他に1946年LPO、1950年SRO、1962年BRSOの盤がかつてあった様ですよ。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  11/December/2011

    お気に入りは,ブーレーズ(新盤),ドラティの2つ。明晰・クリアな解釈・録音のお手本。ずっとこの2つで,『火の鳥』に親しんできました。で,このアンセルメ…温かい…!弦・管,全てが温かく柔らかく響く…。アンセルメのこの作品への愛情が音になっているような温かさ。その温かさが,私のこの作品への愛着を更に増してくれた。よくよく聴き比べてみると,ブーレーズのは完全な管弦楽作品,楽譜に書かれているこの作品の素晴らしさをストレートに耳に届けてくれている。それに対し,アンセルメは,まるでレコーディング・セッションのバックで舞踊団も一緒に踊っているかのよう…。アンセルメは踊り手たちにとって決して無理なテンポをとらない。踊り手たちから主役の座を奪うような派手な音は鳴らさない。そえが,私の耳に届いたアンセルメの温かさのような気がする。彼の『白鳥の歌』が『火の鳥』…かっこいい!

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  • ★★★★★ 

    いなまる  |  埼玉県  |  不明  |  03/July/2011

    全曲盤は、LP時代はデイビス=コンセルトヘボウ管、ブーレーズ=クリーブランド管をすり減るほど聴きましたが、CDで買ったのはこの盤が初めてです。舞台の進行が見えるような演奏で、聴いていてとても楽しいですし、抑制を利かせた表現がよりドラマティックな感覚を生みます。前2者は記憶でしかありませんが、もっと純音楽的だったような気がします。

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  • ★★★★★ 

    テリーヌ  |  大阪府  |  不明  |  24/April/2011

    火の鳥全曲版としては最高の名盤と思います。LPレコードとして発売された40年ほど前に味わった静かな感動を思い出します。言葉で表現しにくいのですが、不思議な柔らかさがあって、この曲の魅力を倍加させているようです。

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  • ★★★★★ 

    うさ二郎  |  愛知県  |  不明  |  17/July/2010

    録音がとにかく良い。 今日にありがちな現代的なストラヴィンスキーでなく、ちょっと古めかしいアプローチであるが、それがいい味となっている。 この録音を残してくれたデッカ、アンセルメに感謝。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  08/February/2009

    アンセルメは最晩年この「火の鳥」を彼としては三度目の収録を行なっておりそれもオーケストラはNPHOと実に上手いと思います。先ず音が比較的よく録れていることとストラビンスキーの三大バレー曲でリムスキー・コルサコフの影響を受けたためかロシア民謡のバリエーションを聴きやすく作曲されている為私はボーッと聴いている分三曲の中では一番好きな曲です。アンセルメは慣れたもので従前収録のものに何かがプラスされたものと思われますが私は他収録盤(SRO他)を聴いていませんのでこの盤を唯一最高のものとコメントさせていただきます。

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  • ★★★★★ 

    アルネスト・エンセルメ  |  ジュネーヴ  |  不明  |  12/October/2005

    もしこれがスイス・ロマンド管弦楽団だったなら、ここまで凄い演奏は実現できなかっただろう。この頃のニュー・フィルハーモニアは「上手い」のである。 うん、絶対千円は安い。

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  • ★★★★☆ 

    きょうとのフランス人  |  京都市  |  不明  |  12/May/2005

    アンセルメ最後にして最高の演奏。名手ぞろいと言われたスイス・ロマンド・オーケストラも当時はストラヴィンスキーまでは十全に表現し切れなかった。このディスクだけは、オケはニュー・フィルハーモニア。だから、アンセルメのやりたいことが全てできましたとさ。めでたしめでたし。演奏は文句なし、マスタリングも、オリジナル・テープから改めてやり直したので、音質もアップ。絶対千円は安い!

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