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CD Grigory Sokolov : Live from Warsaw & Salzburg -Schubert, Beethoven, etc (2CD)

Grigory Sokolov : Live from Warsaw & Salzburg -Schubert, Beethoven, etc (2CD)

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    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  21/June/2016

    私、ピアノは弾けないし、詳しくないのですが、とにかく説得力のある演奏です。強弱、伝え方、叙情、そして、パワフル。Naive でもそうでしたが、心がとろける様な豊かなシューベルト、これは、他の人には出来ないだろうなと、思わせる位、上手くて、見事。録音嫌い(エージェントの所為?)も納得。もちろん、この東洋の島国でも、聴く事が出来て、有り難い。

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  04/February/2016

     イエローレーベルから2作目のディスクが登場。シューベルトの即興曲に小品集、ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」とくれば聴かずばなるまい。  先に結論から述べておくと『ぜひ聴いてほしい傑作』となってしまう。   私の大好きなシューベルトは渋くてほろ苦い。決して大仰な仕草は見せない。あまり感情移入を施さない演奏に聴こえた。それでも、いやそれだからこそシューベルトの気持ちが伝わってくる気がする。のめり込まずに少し引き気味で演るから本質に近づけるのだろうか。   そして「ハンマークラヴィーア」。これがこのCDの目玉なのは間違いない。こういう表現が適切かは判らないが、ロシア・グランド・ピアニズムとはこんな感じなのだろうかと唸ってしまった。とにかく音の迫力がすごい。そして弾き急いだり、せわしいところはない。堂々と音を鳴らし切り、しかもそれぞれの音に色がつくような印象だ。颯爽と超絶技巧で弾いてしまう演奏(ポリーニに代表されるような。ポリーニの演奏も神業的な迫力で好き。)でも聴きごたえがあるこの曲をさらに巨大なスケールで描いている。   圧巻は後半の2つの楽章。第3楽章の思索と瞑想、そしてそこから至る法悦。このソナタの聴きどころと私は思っているがテンポも音の質量(?)もずっしり。ピアノ一つでオーケストラもかくやな音を散りばめているがいかにもという感はない。そして第3楽章からほとんどそのままの流れで最終楽章へ入り込んでいくのだが、冒頭から前楽章の延長のような凝縮したテンションで繋いでいき、フーガの伽藍の手前から急に輝きが増し天空に目線が拡がっていくような錯覚に陥ってしまう。こういった曲のクライマックスを築いていく技量と迫力に恐れ入ってしまった。まるで第3楽章もこのフーガの伽藍の基礎建築であるかのようだ。ここでもテンポをいたずらに早めたり揺らすことをせず、堂々たる威容で進んでいく。どの声部も音が充実しており、作曲者の企図したであろう輝きが見えてくる。なかなかこういった充実極まるディスクにはお目にかかれないと思う。そんなわけでもう一度結論を述べておくと『ぜひ聴いてほしい傑作』となってしまうのだ。

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