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Beethoven (1770-1827)

CD Symphony No.3 : Walter / Columbia Symphony Orchestra (1958)Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

Symphony No.3 : Walter / Columbia Symphony Orchestra (1958)Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

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    NKK  |  東京都  |  不明  |  18/May/2015

    断言したい。 過去〜今日現在までにおいて、 商品化されている全てのワルター/コロンビア交響楽団の「英雄」 の中で、このCDが確実に最高の音質・情報量・響きである。 少なくともこの復刻CDを聴く限り、コロンビア交響楽団が 極めて少人数なヘタっぴ集団であったとは到底思えない。 SONY純正のCDよりもずっと響きに厚みがあり、ダイナミックレンジも 広くて、トゥッティの時の迫力がまるで違うし、 逆に、ピアニッシモの時でも音にちゃんと緊張感がある。 上手なオーケストラが、ワルターの指揮に共感しつつ 真面目に緊張感を持って演奏している、という「雰囲気」 すら感じられるのだ。 SONY純正のCDは音が痩せていて、ダイナミックレンジが狭いため、 トゥッティに迫力がないし、特に、テンポがスローになったところでの ピアニッシモには緊張感がまるでない。 雰囲気が全く無い、非常につまらなく聞こえてしまう部分が 多数散見されるのだ。だから、オケが指揮者に共感しておらず、 機械的に演奏しているのでは?と感じてしまう。 オープンリールのCDと聞き比べてみて確信したのは、 SONYから発売されている純正のCDは、マスターテープを リマスターしたものを音源にしているということだったが、 私が思うに、SONYが所有しているマスターテープは、 リマスターした時点で既にかなり劣化していたのではないか? ということだ。 だから響きは量感に乏しく痩せているし、ダイナミックレンジが狭かったのだろう。 何より、純正のCDを聴くと非常に気に障るのがトランペットだ。 何か変な音色で、所々で「吹き間違えているのでは?」 と思ってしまう程のヘンな音色なのだ。 皆さんも、同じように思っておられるだろう。 それが、このオープンリールテープから復刻した「英雄」は トランペットの音も全く違う。 吹き間違えたかのように聞こえる箇所もない。 「オープンリール」という商品が作られた時点において、 オリジナルのマスターテープは当然ゼンゼン劣化して いなかっただろう。 出来たてホヤホヤの生き生きとしたマスターテープを、 いわばダビングした形のオープンリールだ。 丁寧に保管されていさえすれれば、 「擦り切れるほど使い込まれ、劣化してしまった」 オリジナルマスターテープよりも、情報が豊かに残されていて 当然であろう。 このオープンリールテープから復刻した「英雄」こそが、 かつて録音会場であったリージョンホールに鳴り響いた 生のコロンビア響の響きに最も近いと断言して良いと思う。 この最高で、極めて貴重な音源を格安でCD化し、 入手の機会を与えて下さった平林直哉氏には、 この場をお借りして厚く御礼を申し上げたい。

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