Wings At The Speed Of Sound -Deluxe Edition
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yossy-k | 兵庫県 | 不明 | 23/January/2015
本編のリマスターアルバムについて・・・世間ではあまり高く評価されているとは言い難い。ウイングスのメンバーにヴォーカルを取らせたことが却ってまずかったのだろうか。僕はそうは思わないが。ジョー・イングリッシュのヴォーカルなんて、味がありますよ。いかにもアメリカ人ぽい味というか、好きですよ。 よく聴いてみてください、どの曲も即ライヴで使えそうな仕上がりでしょ?装飾を排したバンドの音です。聴いているうちに、ウイングスのライヴに行きたくなるような、そんな出来です。シングルとなったLet’em In やSilly Love Songsは今でも通用するような名曲だし、デニーも頑張っていて、Time To Hideはデニーの最高傑作と言っても過言ではないでしょう。 ボーナスCDについて・・・買ってよかった!Must Do Something About Itのポール・ヴァージョンとBeware My Loveのボンゾのドラムヴァージョンが聴きものでしょう。嬉しくて涙出ました。ポールマニア必携です!その他Silly Love SongsやLet’em Inのデモが収録されていますが、昔、海賊盤で聴いていたら嬉しかったかも… ボーナスDVDについて・・・ホントにオマケの域を出ない出来。未発表のライヴパフォーマンスが収録されていたらよかったのに!マニアをバカにしないでほしい。単なるコンサートツアーの旅日記ドキュメントならば、もう要りませんよ! ポールを愛するが故の批評です。お許しください。1 people agree with this review
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ねずみ | 山口県 | 不明 | 01/August/2014
遂に出た! お約束のアーカイヴス盤の登場です。 巷では不人気な本作は、単独での販売実績が不安視されたのか、宝石箱のように煌めく楽曲がいっぱい詰まった前作『Venus And Mars』との同時発売という形でリリースされることになりました。それはそれで財布に厳しい仕打ちではあるのですが…。 アルバムの内容に関して言いたいことは一つだけ。Paul が Wings という自ら立ち上げたユニットに気を使い過ぎたあまり、グループ色の強いアルバムとして過小に評価されているということです。ひとつひとつの楽曲の良さは前作を凌ぐほどだと思いますし、ラフなスケッチのようなシンプルで淡い色調でまとめられた作品集は、自分にとっては何度聴いても飽きの来ない、身体にしっくりと馴染む着心地の良い綿のシャツのようなアルバムなのです。 「幸せのノック」のやさしいチャイムの音色に癒され、「君のいないノート」でイギリス北部の群青の海風を感じ、「僕のベイビー」のキュートでコケティッシュなリズムに心躍らせる…。どこまでもピュアな「心のラヴ・ソング」の弾むような骨太のベース・ラインと3つの甘いメロディーが重なり合うコーラス・アンサンブルに魅了され、多彩な表情を持ついくつかの小品の最後に用意された Paulお得意のバラードの絶品「やさしい気持ち」で締めるという、完ぺきなラインナップとなっています。 ブックレットを見ないうちから言うべきことではないのですが、デラックス版は1万円超えという高額な設定となっているので、ビニール盤を付けるといった贅沢は言いませんが、例えば、当時の7インチ盤のジャケットのレプリカや、アルバム・ジャケットのネオン・ボード(コンセントにつなぐと赤く光るような仕掛け付き)を付けるとか、そんな、コレクターを唸らせる特典が欲しかったです。ちなみに、同時発売の前作だったら、黄色と赤のボール(ビリヤード球を小さくしたサイズで可)が入っていると嬉しいです。もちろん、黒のベルベット地の敷布付きで。 CDの話に戻りましょう。 個人的には、これまでのシリーズで最も期待していた、待ち望んでいたアルバムで、Wings の最高傑作だと思っています。当然ですが、別途、聴き込み用に2枚組(輸入盤)も購入します。4 people agree with this review
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