Sleepcatcher / First Under The Wire
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ねずみ | 山口県 | 不明 | 16/May/2013
Player の「今こそ愛のとき」や Al Stewart の「ラジオを聴いて」同様、聴くほどに味が増してくるスルメ曲「Lady」。 しかし、アルバムの目玉は、彼ら最大のヒット曲で、アダルト・コンテンポラリーのスタンダードでもある「追憶の甘い日々」、これに尽きます。 季節は初夏。仕事を終えた金曜日の夕暮れ時、黄昏がゆっくりと降りてくる街の片隅で、ひとり家路を辿りながら、ふと、若かった頃の楽しかった出来事を想い出してしまうひととき…。宵闇迫る雑踏の中で蘇るのは、古いモノクロームの無声映画のように、温かくて、甘酸っぱくて、少しだけほろ苦い、自分にとっては大切な想い出たち…。そんな気だるくも心地よい旋律は、迷宮のワインディング・ロードを辿って、最後には至福のカタルシスへと辿りつく、ハートカクテルっぽいショート・ストーリーのような佳曲なのです。 アメリカとは別の大陸の音楽文化と、青空に抜けていくような洗練されたサウンドと爽やかなコーラス・ハーモニーを持つ、澄んだ空気を供給してくれるダウン・アンダーな楽曲群で充たされています。1 people agree with this review
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