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Mahler (1860-1911)

SACD Symphony No.6 : Karajan / Berlin Philharmonic (Single Layer)

Symphony No.6 : Karajan / Berlin Philharmonic (Single Layer)

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Showing 1 - 7 of 7 items

  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  08/October/2012

     冒頭のなめらかさに先ずビックリ。柔らかで優しく聴こえさえする。激しく,少し荒々しいぐらいの冒頭が好み(バルビローリ&ベルリン・フィルが最も好みです)なのですが,「今回のSACD化は,音をなめらかにしすぎているのかなぁ…」と一抹の不安もよぎる。が,美しさ,なめらかさはそのままに,徐々にヒートアップ。不安は吹き飛び,聴ける喜び,そして感動へ。そのヒートアップしていく様は圧巻で,改めてカラヤンの手腕とベルリンフィルの底力に圧倒された次第。何せ,極限の最弱音から暴力的な最強音まで,美しさ,なめらかさが変わらないのだから,ほんと恐れ入る…。感動を与えてくれる『悲劇的』は多々あれど,これは間違いなく『悲劇的』の最美の演奏だ。自信を持っていえる。  第3楽章を経て(2,3楽章の配列は,こちらの方が私は好みです),最終楽章…もはや陶酔境…。そして,このハンマーの音…何てクッキリ,ハッキリしているんだろう! ユニバーサルの4,500円SACD化,満足しているものの方が多い。中でも,このアルバムは最右翼。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  06/October/2012

    広範なレパートリーを誇るとともに、余人を寄せ付けないような膨大な録音を遺したカラヤンであったが、マーラーの交響曲については、必ずしも主要なレパートリーとしては位置づけていなかったようだ。カラヤンが録音したマーラーの交響曲は、第4番、第5番、第6番、第9番、そして「大地の歌」の5曲のみであり、これに本盤におさめられた少数の歌曲が加わるのみである。同時代の大作曲家であるブルックナーの交響曲全集を録音した指揮者にしてはあまりにも少ないし、むしろ、クラシック音楽ファンの中には、カラヤンの指揮するマーラーの交響曲全集を聴きたかったと思っている者も多いのではないだろうか。そうした比較的数少ないカラヤンの録音したマーラーの交響曲の中で、今般、第6番のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化が行われる運びとなった。私としては、第9番の1982年のライヴ録音のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を期待したいところであるが、いずれにしても、カラヤンの芸風が色濃く表れた稀少なマーラーの交響曲演奏の一つがSACD化されたことについて、大いに喜びたいと考える。マーラーの交響曲第6番の名演としては、バーンスタイン&ウィーン・フィルによるライヴ録音(1988年)やテンシュテット&ロンドン・フィルによるライヴ録音(1991年)などが、ドラマティックな超名演として第一に掲げるべきであろうが、本盤のカラヤンによる演奏は、それらの演奏とは一線を画する性格を有していると言える。何よりも、当時蜜月の関係にあったカラヤン&ベルリン・フィルが、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な名演奏を展開しているのが素晴らしい。うなりをあげるような低弦の迫力、雷鳴のようにとどろきわたるティンパニ、ブリリアントに響き渡るブラスセクションなど、凄まじいまでの迫力を誇っていると言える。一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブルは、もはや人間業とは思えないような凄さであり、加えて、カラヤンならではの流麗なレガートが演奏全体に艶やかとも言うべき独特の美しさを付加させているのを忘れてはならない。もちろん、そうした美しさが、前述のバーンスタインやテンシュテットなどの名演にあった強靭な迫力をいささか弱めてしまっているというきらいもないわけではないが、他方、第3楽章における徹底して磨き抜かれた耽美的とも言うべき極上の美しさには抗し難い魅力が満ち溢れていると言える。我々聴き手の肺腑を打つ演奏と言えば、前述のバーンスタインやテンシュテットなどの名演を掲げるべきであろうが、聴き終えた後の充足感においては、本演奏もいささかも引けを取っていないと言える。私としては、全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルならではの磨き抜かれた美しさの極みとも言うべき素晴らしい名演と高く評価したいと考える。このような極上の美酒とも言うべき名演が、今般シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化されたのは何と言う素晴らしいことであろうか。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても超一級品の仕上がりであると言える。いずれにしても、全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルによる圧倒的な名演を、現在望みうる最高の高音質SACDで味わうことができるのを大いに喜びたい。

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  • ★★★★★ 

    KANA07  |  石川県  |  不明  |  05/October/2012

    初めて聞いたこの曲のCDがこの演奏。悲愴感がまったく感じられない美しい演奏で以来ベストと思っていたが、アバドのベルリン・フィルやハイティンクのシカゴとの演奏を聞いてからオーディオ的にも音楽的にも物足りなさを感じることがあった。しかしながらSACDで復活したことよりカラヤンの濃厚で美しいマーラーを味わうことができ自分の中での評価も高めることができた。

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  • ★★★★☆ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  05/October/2012

    音質については下のJhon Cleese氏のレビューに全面的に同意するものである。従来のG・ヘルマンスによる純正のミキシングとは全く異なり、オリジナルのマルチトラックマスターから新たなミキシングし直したものである。この特徴は以下の2点に集約される。**** @現代の流行に従ってメインマイクと残響を拾うアンビエンスマイクを主体とし、個々の楽器に向けられたピックアップマイクのバランスを低くすることで、できるだけ自然なサウンドステージの再現を狙っている。ASACDの広大なDレンジを最大限活用したノンリミッターミキシングで、特にティンパニやバスドラムの迫力が増大した。*** その結果従来のゴリゴリと押しまくる重戦車のようなベルリンフィルのメカニカルな迫力は薄れてしまった。果たしてこのようにカラヤンが承認したのはと明らかに異質なサウンドが、高音質SACDとして堂々と発売されることが許されるのかどうかについての議論は、リミックスには付き物だが、ここはひとつマルチマイクの悪い見本の象徴だった70年代のDG録音が、自然な姿で生まれ変わったことに対して賛同することとしたい。一方でアナログ後期のマルチトラックマスターに遡ってのリマスターでは、カラヤンの2度目の幻想交響曲のOIBPで鐘の音が別物に化けてしまったり、小沢のローマの松のSACD-SHMでナイチンゲールが欠落するといった瑕疵はつきものである。とは言ってもマニア向けの高額ディスクなのだから、ユニバーサル社はエミール・ベルリナースタジオのミキシング担当者名を明らかにすべきであるし、ミキシングのバランスを変更した理由やリミックスのコンセプトについても堂々とブックレットに明記すべきである。初出のLPから親しんできた名盤の待ちに待ったSACD化ではあったが、この辺りの情報の出し渋りを考慮し★4つとした。はたして天国のカラヤンはこのサウンドをどう評価するのだろうか?

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  • ★★★★★ 

    John Cleese  |  静岡県  |  不明  |  28/September/2012

    こりゃ別物。従来聴いてきた、初出LP(忘れもしない、大阪ワルツ堂で予約して日本上陸入荷第一号のDG輸入盤、箱入りの豪華装丁)以来、最初のCD化(ひどい音、終楽章に誰が聴いても明白なテープ編集のあとが露骨に出ている信じられない粗悪リリース)を経て、オリジナル・ビット・イメージによるリマスターCDと、すべてのリリースにずっと共通した、ややハイ上がりの刺激的な音のイメージがすっかり消え去り、今回のSACDシングルレイヤー化では、ほとんど別テイクかと勘違いするほど落ち着いた渋い音、ラストのテインパニーは絶対に別テイクにすげ替えられていると感じます。ま、そのほうがいいんですけどね。

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  • ★★★★★ 

    51さい  |  北海道  |  不明  |  27/September/2012

    ジャケットがかっこいい。 演奏もかっこいい。 まちがいなしです。

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  • ★★★★★ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  17/July/2012

    カラヤンのマーラーでは9番や5番が評価が高いかもしれないが、小生にとってはこの6番である。行進曲風の冒頭の終結部分、ベースがゴリゴリやるところ、このカラヤン盤ほどぞくぞくする快感を得られるものは他にない。高価な本シリーズだが、6番だけは出れば買おう、しかしすぐには出ることもあるまい、などと油断していたところ、いきなり6番が登場するのでちょっとびっくり。小澤の巨人、ショルティの5番、アバドの4番ともども・・・うれしい大散財である。

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