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Wagner (1813-1883)

CD Tristan Und Isolde: Karajan / Bpo Vickers Dernesch C.ludwig Berry

Tristan Und Isolde: Karajan / Bpo Vickers Dernesch C.ludwig Berry

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  04/May/2011

    楽劇「トリスタンとイゾルデ」と言えばフルトヴェングラー/PHO、R.ズートハウス及びK.フラグスタート他による1952年録音分が(必ずしも全体を通して聴いているわけではないものの)代表盤として思いつきますがこの楽劇における象徴的な機能的和声の崩壊、持続する半音階、不協和音に・・・そして四時間を超える演奏に聴く体力も含め親しむというか慣れるにはもっとストレートな分かりやすい表現演奏を期待という事で私はカラヤン指揮のものを選んで今般聴きました。カラヤン指揮のは1951〜1952年バイロイトFO他との共演録音分がワグナー各楽劇で残されており「トリスタンとイゾルデ」も然りでありますが本盤(現在販売されていない!?)は1972年録音(カラヤン64歳の頃)でオーケストラはBPO、合唱はCDOB、歌手陣はH.デルネシュ(S、当時32歳)、J.ヴィッカース(T、45歳)、C.ルードヴィッヒ(MS、43歳)、W.ベリー(B、42歳)、K.リーダーブッシュ(B、39歳)他という布陣であります。演奏時間は前奏曲12’40+第一幕72’20+前奏曲2’33+第二幕77’28+前奏曲8’08+第三幕72’18 →トータル245’27でカラヤン盤とてとにかく長いもので(なお、1952年バイロイトFO分は10分ほど短いです)旋律が前の旋律に一つの線で途切れなく続く「無限旋律」による移行技法にも少々忍耐も要します。神話とか云々で抽象概念的かつ長時間のワグナー楽劇は正直な処避けてそんなに聴き入る事がないのですが他の作品と比べて時代色や地方色が著しく希薄なものとなっている「トリスタンとイゾルデ」に今回挑戦した次第であります。とっつき易い第一幕・三幕の前奏曲でカラヤン節とBPOの機能美が各幕展開の底なしを予感させるのに充分な効果を聴かせます。物語は、ケルトに起源を持つと言われる古代トリスタン伝説をベースとする長大なシュトラスブルクの叙事詩で昼に対する夜の優越を歌い、亡くなった恋人の住む死の国と夜を同一視するというワーグナーの愛の神秘劇であります。ワグナー自身、スポンサーの妻との恋愛関係と二重写しにもなって若干二人の関係の理想も描いたとされています。劇中の二人は途中媚薬により愛欲・官能世界を極める場面から何やかんや経過して結局めでたく?恍惚の「死」に至るですが長々と歌唱されるトリスタン(J.ヴィッカース、T)は頑張ってはいるのですがこの盤布陣では比較的年齢が高いのか力強く輝かしい高音・・・そう色気の点にもう一歩と素人的に感じはしました。しかし第三幕第一場終わりの長せりふ等は聴きものですね。イゾルデ(H.デルネシュ、S)は特に媚薬を飲んだ以降はより官能陶酔状態に陥る処を流石これは逆に若いからかドラマチックに演じています。私などは逐一解説書の対訳文を苦戦して追いながら聴くわけで皆さんはこうした楽劇を聴くのにどのように対応されているのでしょうか。日本神話のイザナギ・イザナミとは勿論異なりますが中々伝説文化を本当に理解とまで行かなくても受け入れられる姿勢が重厚精緻に仕上がったカラヤン演奏ででさえ私にはまだまだという事がチェック出来そして調性と言えば第一幕第五場でいよいよトリスタンとイゾルデが対面する場での管楽器による「運命の動機」調性とか第三幕第三場の最後・・・ゆっくりした愛の死・・・でのクロージングでの調性はフッと通常世界に戻った感じがするのでした。第二幕第二場の「愛の二重唱」での死への希望の高ぶりもマァ上手いものです・・・なお、この辺りに到るまでの本楽劇そのものでは演ぜられない前提事情も知っておく必要があり大抵解説書には載っています。本盤での歌手で脇役陣が素晴らしいです。つまりブランゲーネ(C.ルードヴィッヒ、MS)、クルヴェナール(W.ベリー、B)、マルケ王(K.リーダーブッシュ、B)等で筋書き特に前二者の各主人への仕えぶりは面白いですね。初めの方に書いた様にそんなに多く聴き比べをしたわけではないし心底気に入ったという程私に感性が合った作品でもないし現在販売されていないので取りあえずOKランクで押えておきましょう。カラヤン指揮のものには今述べた二種演奏の他1959年MSOを振ったライブ物もあるそうです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★☆☆ 

    ワンコロ  |  神奈川  |  不明  |  27/July/2008

    カラヤンはヴィッカーズを重用していが、彼の粗野な声質とアクが強いわりに間の抜けた表現は、どう考えてもカラヤンの洗練された人工美の世界とは水と油。ワルキューレのヤノヴィッツとのコンビでもそうだったが、相方のデルネシュがリリカルかつ繊細というお姫様のようなだけに、余計に汚く聞こえてしまう。二幕はもう天使と悪魔が子作り中というかなんというか、かなりグロテスクな様相を呈しとります。これに加えて音楽はベルリンフィルのバカテクが満載、ある意味すんごくバロック美術的な仕上がりでごわす。

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  • ★★★★☆ 

    蟹缶  |  フォンブラウン市  |  不明  |  23/July/2008

    仰々しさを排し「トリスタン」を叙情劇に作り変えた、カラヤン流ワーグナー美学の粋とも言うべき演奏。一聴の価値あり。ただカラヤンといえど、歌手の本来の能力以上の都力を引き出す事は出来なかった。デルネシュは綺麗な声だがボリュームに欠ける。ヴィッカースは終始しゃがれ声で唸るだけで耳障り。もしこの頃にコロやペーター・ホフマンの様な美声とテクニックを併せ持つトリスタンが使えたら名盤になっていただろうと思うと残念。その他の歌手は概ね模範的な歌唱だが、このオペラの成否は主役二人の出来いかんで決まる。

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  • ★★☆☆☆ 

    KM  |  Hakata  |  不明  |  18/July/2008

    カラヤンのトリスタンは、1952年、バイロイト盤の方が、ずっといい。こっちは録音はいいけど、たしかに物足りない。

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  • ★★★★☆ 

    為朝  |  京都府  |  不明  |  09/November/2006

    後年のパルジファル録音に比べれば物足りない。だがまあ、それなりに楽しめます。

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