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Saint-Saens (1835-1921)

SACD Complete Piano Concertos : Malikova, T.Sanderling / Cologne Radio Symphony Orchestra (2SACD Hyb)

Complete Piano Concertos : Malikova, T.Sanderling / Cologne Radio Symphony Orchestra (2SACD Hyb)

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  03/May/2010

    サン・サーンスのピアノ協奏曲集は、知る人ぞ知る名曲だと思う。サン・サーンスの協奏曲と言えば、ヴァイオリン協奏曲第3番やチェロ協奏曲第1番が非常に有名であり、前者についてはフランチェスカッティ、チョン・キョンファ、後者についてはロストロポーヴィチ、デュ・プレの名演によって、広く知られている。それに対して、ピアノ協奏曲の知名度は不当に低いと言わざるを得ない。録音の点数も、あまり多いとは言えない。サン・サーンスならではの美しい旋律とフランス風のエスプリに満ち溢れた魅力作揃いだけに、大変惜しい気がする。全集としては、チッコリー二、コラール、ロジェなどが名盤として知られるが、ここに本盤のマリコワによる名演が加わったのは何と言う幸せだろう。本盤の売りは3つ。一点目は、ドイツのオーケストラを使用した初めての全集ということだ。サン・サーンスは、かなり多くの識者(例えばチャイコフスキーなど)が論じているように、ドイツ音楽をフランス風にアレンジして、フランス音楽の独自性をいかに発揮させるのかといった点に腐心していた作曲家であり、作品にもそのようなドイツ音楽の影響を随所に感じさせる面がある。ピアノ協奏曲にもドイツ音楽風の重厚さが随所に含有されており、T・ザンデルリング&ケルン放送交響楽団は水を得た魚の如く、実に重厚でシンフォニックな演奏を行っているのが素晴らしい。二点目は、マリコワの女流ピアニストならではの繊細にして優美なタッチ。これぞフランス風のエスプリ漂う瀟洒な雰囲気で満たされており、重厚なドイツ風のオーケストラ演奏とのベストマッチングぶりが見事である。三点目は、SACDマルチチャンネルによる極上の高音質録音であり、これ以上は求められないような鮮明な音質が最高だ。

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    モローさん  |  大阪府  |  不明  |  03/April/2010

    マリコワのピアノは音色が美しいだけでなく力強さも感じられる。オーケストラの演奏もレベルが高く、ピアノとのバランスも良い。録音が非常に優れていることもあって、サンサーンスのピアノ協奏曲が軽妙なだけでなく多面的な要素も持っていることを堪能できる。

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