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Mahler (1860-1911)

SACD Sym, 8, : Zinman / Zurich Tonhalle O

Sym, 8, : Zinman / Zurich Tonhalle O

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Showing 1 - 9 of 9 items

  • ★★★★☆ 

    こまち  |  秋田県  |  不明  |  10/July/2016

     広がり感、透明感、解像度があり素晴らしい優秀録音です。オーディオ的にも素晴らしい。繊細で少し明るい感があって美しく聴かせる。低域にもう少し厚みがあって力感があれば尚良かった。テンシュットのCDと比較してみましたが、やはりワンランク落ちますので4点としました。気に入ったSACDが見つかりませんので復刻版のSACDを待っているところです。

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  • ★★★★★ 

    優秀録音求む  |  東京都  |  不明  |  02/June/2013

    おそらく同曲中の最高録音ではないだろうか。8番は大好きで、録音がいいという評判の盤はほとんど聴いているのだが、ここまで優秀なものは記憶が無い。特に評価したいのが、SACDシングルチャンネルで空間表現が大変優れている点だ。マルチチャンネルのサラウンド効果が高いのは当然として、シングルチャンネルが平面的に処理されている例が多々ある。その点、本SACDではシングルチャンネルでも高品質な空間音響を楽しむことができる。ジンマンの指揮も妙にテンポを揺らしたりするあざとさが少ないため、曲に没頭できて好感が持てる。細かいことを言えば、箇所によってはリズムが重いとか、独唱者のビブラートが気になるとか、鐘のピッチが?とか、あるのだが、ぶっちぎりの録音のおかげですべてが許せてしまう演奏である。

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  • ★★★★★ 

    kurokage  |  千葉県  |  不明  |  08/August/2011

    聴く度に「何とも凄い曲を書いたものだ」と恐れ入ってしまう作品である。初期の「歌付き交響曲」とは全く異なり、人の声という声部を複数取り入れて、それまで発展させてきた複雑極まる書法で曲を構築している。当然声には歌詞があり意味を持つので、それに応じて強弱、緩急、メロディーが設定されているのだが、膨大な楽器群に更に声を加えるためのルールを設定した上で、むしろ純器楽的な構成原理で曲が成り立っているように思う。こうしたコンセプトで声を扱った作品は、それ以前のみならず以後にも余り見当たらない。「誰も聞いたことがない」とか「宇宙が鳴動する」とかいうのは、演奏人数が多くて大音声がするという意味でなく、声と楽器群が複雑に織り成す広大無辺とも言える音響世界の広がりを指すのであろう。 引き伸ばされてオラトリオ風の後半に対し、前半は凝集性が高くこうした特長が顕著。力押しし過ぎると、やかましいだけで何をやっているのか分からなくなる。後半は後半で、歌の集合体ととらえてしまうと分裂的で散漫になりがちだ。ジンマンは他の曲と同様に、客観的で冷静な上に、不必要に歌を歌い込ませず器楽的なアプローチで臨んでいる。曲がよく見通せているという感じだ。特に後半は、ドラマテッィクな歌唱を抑制しつつ、遅めのテンポで歌詞が変わって従って曲想が変わる部分の遷移を丁寧に繋いでいく。栄光と歓喜の中で昇天していく大団円を目指して、長大な曲が自然に流れていく制御力は大したものだ。部分部分はもっと凄い演奏がいくらでもあるのだろうが、曲を曲として素直に味わうことができる。 最新SACDの威力はこの曲でこそ発揮されるのだろうが、ここまで来ると我が家の装置には荷が重いようだ。マッシブな音の塊にこれでもかと降り注がれると、滝に打たれて修行している気分である。

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  • ★★★★☆ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  24/July/2011

    ほんず内閣総理大臣さんの意見に同感です。要は『特に非の付け所のない名演だが、ショルティー、バーンスタイン、テンシュテット などの演奏に比してしまうと1ランク落ち』という意味で★4つ。

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  • ★★★★★ 

    翔鶴  |  山口県  |  不明  |  25/May/2011

    個人的な感想だが第八シンフォニーはプロであっても単独オケの舞台演奏会には向いていないように思う、あくまでも地域プロオケ合同演奏会、単独ならば音楽祭や録音用に向いているのでは。アマなら学生(例えば)オーケストラと青少年(これも例えば)合唱団の合同演奏会等に使うべき曲ではなかろうか、ただオルガンが必要なのでチト厄介だろうが。さて私は素人なのでこの曲の楽章の区別が出来ず第T幕第U幕としか理解できない、今回はCD録音だが第T幕が始まった直後の”ドカン!”付近で好き嫌いが分かれると思う、その後はコーラスが吠えまくっているばかりでオケの是非は評価できない。第U部はクライマックスと特異な楽器(マンドリン)の効果の良し悪しが聴かせどころと思う。つまり長大な割には評価いや好き嫌いが簡単に出来てしまう一方で、そのための難しさがある曲かなあ。結局自分でも訳が分からないけれど”ドカン”で窓が空振した等の単純理由やタッグチームへの贔屓およびSACD発売に『ウン、エエじゃろう』です。簡単な気持ちでは聴けない曲です。

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  08/August/2010

    これはよい演奏です。ジンマンさん、スマッシュヒットです。一部と二部の性格分けをきちっとして、前者は豪奢に、後者は壮麗に、見事に表現されました。近頃リリカルで線の細い演奏が多かったので、この力強い演奏には満足した次第です。独唱者には格別の名唱もありませんが、ま、特に問題もないでしょう。コーラスはよし。録音もよし。マスをよくとらえています。総じて大変に高水準のこのディスク、大いに推薦いたしましょう。但し、往年のマーラー指揮者、例えばショルティとかバーンスタイン、テンシュテットらは、ずいぶんと力強くみなを引っ張って最高の高揚をもたらしていましたが、そういうタイプの演奏は途絶えてしまいましたかねぇ。それはそれで残念な気もしますな。

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  • ★★★★★ 

    crash  |  東京都  |  不明  |  03/May/2010

    番号とおり録音が進行しているジンマンのマーラー交響曲全集の最新作だが、本全集の中でも屈指の名演と思う。演奏内容は相変わらずジンマンの指揮がマーラーの特性をよく捉えており、だれるところがない。合唱、ソリスト、オケいずれも好演。特にソプラノのBanse、テノールのGriffey、バスのMuffが存在感を示す。大編成の演奏ゆえにクリアな録音が難しい曲だが、本全集はいずれもすばらしい録音であり、本盤もSACDの威力を満喫できる。昨年のMTT&SFSOに続く名盤の登場。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  02/May/2010

    レビューがないのが不思議です。ジンマンのマーラーシリーズでも屈指の名演。インバル&都響の名演が霞んでしまう程の出来!但し、「8番」という曲は依然私にとっては難解だ。きっとマーラーは「8番」が理解出来たら卒業証書をもらえる、そんな感じなんだろう。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  01/May/2010

    ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるマーラー・チクルスもいよいよ佳境に入り、残すところはあと大地の歌と第9だけになった。本盤の第8は、第7の録音から1年のブランクを置いて録音されたものであるが、満を持して録音されたものだけに、その期待にたがわない名演となった。特に、素晴らしいと思ったのは第2部。第8は、第1部があまりにも賑々しいために、それとの対比を意識するあまり、第2部(特に、冒頭部)をいかにも弱々しく演奏し、それ故に、殆ど聴き取れないということもよくあるが、ジンマン盤ではそのようなことはない。SACDマルチチャンネルによる高音質録音ということも多分にあるとは思うが、実に明快で精緻な演奏を心がけているように思う。そして、この長大な第2部を、決して冗長に陥らせることなく、場面ごとの描き分けを適切に行い、全体を一大叙事詩のようにスケール雄大に演奏している点を高く評価したい。他方、第1部は、録音にやや濁りがある点が惜しい。合唱にやや濁りが見られる点で、このあたりは、大編成の楽曲故の録音の難しさなのかもしれない。しかしながら、演奏自体は、第2部ほどではないものの、高い水準で纏まっていると言える。いずれにしても、トータルの評価として、今後予定されている大地の歌や第9の演奏にも、大いに期待を持てる名演と高く評価したい。

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