Piano Concerto.4, 5: Curzon(P)Kubelik / Bavarian Rso
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てつ | 東京都 | 不明 | 23/February/2014
カーゾンを聞きたくて購入。4番が深い。まずカーゾンが響きをコントロールしようとしている意思が伝わる。芯のある音に綺麗に和音が乗る。かといって緩いことはなく、この曲は構造がしっかりしていることを教えてくれる。冒頭はふわっと始まるが、やがて音と構造が明確になる。その推移を聞くのがたまらない。そういった構造への橋渡しをするのがクーベリック。冒頭のオーケストラ部分では内声をしっかり響かせ、いきなり他とは違う音を作り出す。ヴィオラの響きが印象的。全曲を通じ、カーゾンの芯のある音とクーベリックの深い響きがマッチした名演。皇帝も同様の傾向だが、いかんせんライバルも充実しているので・・・。WBA王者ルービンシュタインとWBC王者カーゾンの統一戦をしたら、2-1でWBA王者の僅差判定というところか。0 people agree with this review
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たか | 東京 | 不明 | 29/October/2006
クナとの共演も傾聴に値するものだったがこの演奏は一段とスケールアップしている。音質も良好で、アラウのデジタル録音と並んでこの2曲のベストと言えるだろう。0 people agree with this review
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ひのき饅頭 | 愛媛県 | 不明 | 08/October/2005
私はモーツァルトは鬱の音楽と考えている。鬱から逃れるため、彼は創作の筆を止めようとしない。ベートーヴェンは激情で混沌や混乱を蹴散らしていく。人間性への絶対的な信頼。でも、どちらも嘘だろう。クーベリック+カーゾンは、どの曲でも協奏曲表現の最高の在り方をさりげなく提示していく。結果、優雅で繊細な音と響きが作曲者の仮面を揺さぶり「嘘だ」と優しくつぶやきつつ、柔らかく抱擁していく。他では聴けない。でもベートーヴェンでは、同様に最高の協奏曲表現を追及したギレリス・セルの突き進む在り方のほうが、良心的なのだろう。3 people agree with this review
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