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Janacek (1854-1928)

CD The Cunning Little Vixen: Mackerras / Vpo Popp Randova Jedlicka +suite

The Cunning Little Vixen: Mackerras / Vpo Popp Randova Jedlicka +suite

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    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  06/July/2011

    スクリャービンは音楽に色彩を感じてそれらを表現したが、ヤナーチェクの音楽の方がはるかに多くの色彩を持っていると思う。 そして単に色彩だけでなく、作品が歌劇など具体的なものであれば、その風景の細部まで立体的に感じられる。 ヤナーチェクの作品世界を見事に再現してみせた名盤。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  06/July/2011

    近年では村上春樹氏のとある有名小説によって、シンフォニエッタが非常に有名になったヤナーチェクであるが、こうした管弦楽曲や室内楽曲、声楽曲など多岐に渡るジャンルの作品を遺したヤナーチェクの最高傑作は何と言ってもオペラと言えるのではないだろうか。 ヤナーチェクは、自作にモラヴィアの民謡を高度に昇華させて取り入れるとともに、その作品には自然の中での人間の在り方、人間の心情などへの鋭い洞察と言ったものが集約されていると言えるが、それらの要素がすべて盛り込まれているのは正にオペラであると考えられるからだ。そして、そのような数あるオペラの中でも名実ともに最高傑作と言えば、何と言っても本盤におさめられた「利口な女狐の物語」であると言えるのではないだろうか。というのも、このオペラは主人公である女狐ビストロウシュカなどの動物を通して人間の所業を風刺した寓話劇であり、前述のようなヤナーチェクの作品の神髄そのものをテーマとしていると言えるし、音楽もいかにもモラヴィアの民謡的な語法を活用した魅力的なものであるのがその理由である。チェコではクリスマスにこのオペラを子ども向きに上映するそうであるが、これを観た子どもたちが本当にこのオペラを理解できているのか疑問に思われるような含蓄のある作品であり、聴けば聴くほどに新しい発見がある内容の濃い傑作であるとも言える。このようにヤナーチェクの最高傑作とも言える「利口な女狐の物語」であるが、録音は極めて少ないと言わざるを得ない。本盤を除くと、現在でも入手可能なのは、ラトル&コヴェントガーテン王立歌劇場管(1990年)(ただし英語版)、ノイマン&プラハ国立劇場管(1957年)(旧盤)、ノイマン&チェコ・フィル(1979年)の3点しか存在していない。もっとも、これらはいずれも名演であると言えるが、ヤナーチェクの権威であったマッケラスがウィーン・フィルを指揮して演奏した本演奏こそが、同曲演奏史上最高の超名演であることは論を待たないところだ。マッケラスの指揮は、ヤナーチェクの作品を数多く演奏するとともに、楽譜校訂を行ってきたこともあって、厳格なスコアリーディングに基づく楽曲の心眼に踏み込んでいくような彫の深いものであり、加えてこの指揮者ならではの独特の格調の高さが全体を支配していると言える。そして、ウィーン・フィルによる豊穣な極上の美演が、本演奏全体に独特の潤いと豊かな情感を付加しているのを忘れてはならない。歌手陣も充実しており、ビストロウシュカ役の今は亡きルチア・ポップをはじめ、チェコの優秀な歌手陣が最高の歌唱を披露しているのが素晴らしい。英デッカによる超優秀録音による極上の高音質も、本名演の価値を高めるのに大きく貢献していると言える。ヤナーチェクのオペラには、「利口な女狐の物語」以外にも最晩年の「死者の家から」など優れた名作が多く、演奏時間も概ね85分〜120分の間におさまることから、歌詞対訳付で鑑賞するのが基本ではあるものの、必ずしも歌詞にとらわれずに音楽だけを楽しむというのも、マーラーの交響曲を鑑賞するような趣きでヤナーチェクの素晴らしい音楽を満喫できるという意味において、是非ともお薦めしておきたいと考える。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  06/July/2011

    近年では村上春樹氏のとある有名小説によって、シンフォニエッタが非常に有名になったヤナーチェクであるが、こうした管弦楽曲や室内楽曲、声楽曲など多岐に渡るジャンルの作品を遺したヤナーチェクの最高傑作は何と言ってもオペラと言えるのではないだろうか。 ヤナーチェクは、自作にモラヴィアの民謡を高度に昇華させて取り入れるとともに、その作品には自然の中での人間の在り方、人間の心情などへの鋭い洞察と言ったものが集約されていると言えるが、それらの要素がすべて盛り込まれているのは正にオペラであると考えられるからだ。そして、そのような数あるオペラの中でも名実ともに最高傑作と言えば、何と言っても本盤におさめられた「利口な女狐の物語」であると言えるのではないだろうか。というのも、このオペラは主人公である女狐ビストロウシュカなどの動物を通して人間の所業を風刺した寓話劇であり、前述のようなヤナーチェクの作品の神髄そのものをテーマとしていると言えるし、音楽もいかにもモラヴィアの民謡的な語法を活用した魅力的なものであるのがその理由である。チェコではクリスマスにこのオペラを子ども向きに上映するそうであるが、これを観た子どもたちが本当にこのオペラを理解できているのか疑問に思われるような含蓄のある作品であり、聴けば聴くほどに新しい発見がある内容の濃い傑作であるとも言える。このようにヤナーチェクの最高傑作とも言える「利口な女狐の物語」であるが、録音は極めて少ないと言わざるを得ない。本盤を除くと、現在でも入手可能なのは、ラトル&コヴェントガーテン王立歌劇場管(1990年)(ただし英語版)、ノイマン&プラハ国立劇場管(1957年)(旧盤)、ノイマン&チェコ・フィル(1979年)の3点しか存在していない。もっとも、これらはいずれも名演であると言えるが、ヤナーチェクの権威であったマッケラスがウィーン・フィルを指揮して演奏した本演奏こそが、同曲演奏史上最高の超名演であることは論を待たないところだ。マッケラスの指揮は、ヤナーチェクの作品を数多く演奏するとともに、楽譜校訂を行ってきたこともあって、厳格なスコアリーディングに基づく楽曲の心眼に踏み込んでいくような彫の深いものであり、加えてこの指揮者ならではの独特の格調の高さが全体を支配していると言える。そして、ウィーン・フィルによる豊穣な極上の美演が、本演奏全体に独特の潤いと豊かな情感を付加しているのを忘れてはならない。歌手陣も充実しており、ビストロウシュカ役の今は亡きルチア・ポップをはじめ、チェコの優秀な歌手陣が最高の歌唱を披露しているのが素晴らしい。英デッカによる超優秀録音による極上の高音質も、本名演の価値を高めるのに大きく貢献していると言える。ヤナーチェクのオペラには、「利口な女狐の物語」以外にも最晩年の「死者の家から」など優れた名作が多く、演奏時間も概ね85分〜120分の間におさまることから、歌詞対訳付で鑑賞するのが基本ではあるものの、必ずしも歌詞にとらわれずに音楽だけを楽しむというのも、マーラーの交響曲を鑑賞するような趣きでヤナーチェクの素晴らしい音楽を満喫できるという意味において、是非ともお薦めしておきたいと考える。

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  • ★★★★★ 

    カズニン  |  東京都  |  不明  |  03/July/2011

    管弦楽が充実していて一気に聞き込んでしまいました。ポップの可憐な歌唱も見事です。録音も美しい。良い買い物をしました。

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    パパゲーノ  |  神奈川県  |  不明  |  04/February/2006

    国内盤はもう20年ほど前に出て、それきり手に入らなくなりました。チェコ語による貴重な名演でもあるし、是非対訳をつけて国内盤も復刻してほしい。ウィーン・フィルの豊かな叙情性とマッケラスの共感と熟達の芸術性の極致、ポップ他の名唱。他のマッケラスとウィーン・フィルによるヤナーチェクのオペラも聴きたいものです。

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  • ★★★★★ 

    オペラ発掘隊  |  千葉県  |  不明  |  08/October/2005

    ヤナーチェクのエキスパート、マッケラスの名演。女狐のビストロウシュカ役は、今は亡きルチア・ポップが可憐な声を聴かせてくれます。何故、国内盤が廃盤のままなのか、何とも解せないところです。

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